
久々にハートウォーミングな本を読んだという感じです。
天童荒太といえば永遠の仔のイメージが強いのでいがいと明るい小説だった。
主人公の中学三年生の雛歩があやまって人を殺してしまった・・・(実は
殺してない)養父の家を飛び出して、さまよってるところを遍路宿さぎのや
の女将に助けてもらう。
道後温泉の老舗へんろ宿 さぎのや
さぎのやは三千年にわたって行き場を失った人を受け入れてきたという
遍路宿
雛歩は多くの宿の人や地域の人に支えられながら自らの生き方を見つけていく。
こんな宿があれぜひ長逗留してみたいと思う宿・・
途中で娘を自殺で亡くした夫婦が遍路をしていてさぎのやに逗留して
癒されていくという場面もあった・・
どの年代の人も、旅の途上にいる巡礼者なのだろう。
この物語を読むと、ひと時心を休められる感じがする・・・・
昔何か読んだ記憶ありますが、
タイトルも内容も思い出せません。
私は最近三浦しをんと重松清を読みました。
重松清「みんなのうた」
相変わらず問題をちゃんと捉えながら
心和ませる方向へ持って行くのが上手いですね。
重松清も自分は結構読みましたが、かなりハートウォーミングな作品が多いのとそんな中でも社会性のある
作品もありますね、作品の中ではカシオペアの丘でとその日の前にがよかったです。