My Song My Foolish Heart

4月に12年の単身赴任が終わりました!、山が好き、キースジャレットが好き、街道歩きが好き、2012年中山道を完歩しました

樅の木は残った

2014-01-05 23:43:56 | 読んだ本

今年の読書はじめは

山本周五郎の樅の木は残った上・中・下の三冊

山本周五郎の中でも名作です。

正月から心きりっとした本が読みたいと思ってたので

物語は伊達騒動での原田甲斐が主人公

伊達騒動では分家の伊達兵部の伊達60万石の分裂を図った策動に

原田甲斐が助力をしたと悪者にされてるのが通説ですが

この本は一歩踏み込んで原田甲斐の解釈をまったく正反対に解釈

しています、伊達60万石を守るため幕府の策略から守るため

あえて伊達兵部の仲間を装い、策略の目を対処してきた。

原田甲斐の武士たる者は・・・

はでに表にでて戦をし、感情のおもむくまま、武士のメンツで動くのではなく

真の武士は忍耐が肝要、大局をみて今を忍ぶ姿こそ侍たるもの

この姿今の政治家にみてもらいたい。

はずかしい自分が生き残ることばかり考え勝ち馬にのる政治家

危険なこの動きの中で何も文句いわずアホのリーダーについていく

アホの政治家ばかり。

真に日本のこれからの子供子孫のことを考え、今を忍んでいく政治家

はいるのだろうか・・・・

日本人に忘れてしまってるものをこの本は思い出させてくれる。

あまりにも今の日本人

自分さえよければという競争心と志にかかるように思うこのごろ
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