里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

今年の秋ミョウガは早くから穫れ出方もまずまず

2024年09月20日 | 畑:花菜類

今年の秋ミョウガは8月末から穫れ始めました。
例年より早く昨年並。9月上旬がピークでした。
場所により出方に早晩あるためまだ穫れています。
我が家のミョウガのある場所は4カ所。自然に増殖しています。
これは1カ所だけある夏ミョウガ。


例年盛りはお盆頃ですが、今年は8月上旬。
日照りの環境で出方は少なく終わりました。
当地では夏ミョウガは少なく重宝ながら小ぶりで品質は劣ります。
これは一番古くからある秋ミョウガ。


ここが最も早くから穫れ出します。今年は8月末から穫れ始めました。
自然に増殖し、大きく広がっています。
これ以上広がると支障が出るため周囲を刈り倒している状態です。
本当はこれでは混みすぎ。分ってはいるものの手が回りません。
それでも今年は日照りの時期でも葉枯れは出ませんでした。


今葉が枯れてきたのは終りが近づいたためです。もう終りで、花の咲くものが出ています。
名前は花ミョウガでも開いて花が咲いてくれば完全な穫り遅れで不味い。でもまだこんなものも。


少し遅れて穫れ始めるのがこちらのミョウガ。


秋ミョウガは日当たりの関係なのか早晩があります。ここは栗の木の陰になります。
ここはあまり密になっておらず、比較的大ぶりの花ミョウガが穫れます。


ピークは過ぎたもののまだ穫れています。
こちらは少々離れたところにあり一番遅く穫れます。


面積は少ないながらまだ穫り頃の花ミョウガが多い。


9月中は穫れそうです。
昨年は葉枯れが目立ちましたが、今年はお盆頃から雨が多くなりまずまずの出方です。


香り大好き人間の小生はこの時期花ミョウガの味と香りが欠かせません。
薬味として色んなものに入れて楽しみます。
もっとも穫るのは専ら助っ人。塩漬けにもしているようです。


ナバナ類「寒咲花菜」と「アスパラ菜」の種を播く

2024年09月17日 | 畑:花菜類

ナバナ類2種「寒咲花菜」と「アスパラ菜」の種を播きました。一昨日です。
例年より1週間ほどの遅れ、昨年よりも若干遅い。
異常に気温が高く、今後も高い予報なので遅らせました。
以前は先に「アスパラ菜」を播き、次いで「寒咲花菜」を播いていました。ここ2、3年は同日播きです。
10日ほど前、全面に苦土石灰、畝の位置に緩効性肥料を帯状散布し、ロータリー耕耘しています。
種播き前に再度ロータリー耕耘、まず帯状全層施肥した位置に目印線を付けます。


ネキリムシなどの防除のため粒剤を散布した後、管理機で畝立てします。


この辺りは粘土質の特に強いところで逆転ローターで少しでもごろ土を少なくしたい。


畝は5列。畝間は80㎝。
鍬でならしかまぼこ形に畝を整えます。


小さなドリンク瓶で播き穴を付けます。株間は30㎝。


「寒咲花菜」の種を播きます。
種はトーホク種苗のもの。


そもそもは「寒咲花菜」は京都伏見で栽培されてきた在来の寒咲きナタネの一種とされます。
種はごく小さい。


1カ所に7、8粒、指で一つまみ播きます。
鍬で小生流の覆土をし、軽く鎮圧。


花菜は我が家郎党に一番人気があるナバナです。
こちらが「アスパラ菜」。


この種はトーホク種苗のもの。
「アスパラ菜」は通称で、そもそもはサカタのタネの「オータムポエム」。
中国野菜の菜心と紅菜苔を交配して作られたとされます。
通称なので種苗会社の縛りはないものと思われます。
「寒咲花菜」と種の姿も殆ど同じ。同様の要領で播きました。
切り藁を掛け、乾燥防止と雨に叩かれるのを和らげます。


右3畝が「寒咲花菜」、左2畝が「アスパラ菜。
収穫は「アスパラ菜」が先に始まり、「寒咲花菜」が暫く後になります。
何時も発芽が揃いにくいのですが、今年はどうでしょう。


ブロッコリーはわき芽の付け根が埋まるほどに土寄せ

2024年09月13日 | 畑:花菜類

1回目に植えたブロッコリーに追肥と土寄せをしました。
秋キャベツや早生ハクサイに続いて行ったもの。
小生はブロッコリーの土寄せには少々の拘りを持っています。
品種は「緑嶺」。
植付けて1ヵ月余り過ぎたところです。


今年の苗は大不調で予定の半分しか植えられませんでした。
それでも植付け後にしばしば降雨があり、気温も高くそれなりに生長しました。


土寄せの時期が遅くなってしまい、機械を使うのは難しくなりました。
今年はわき芽の出方が非常に早くしかも多い。いずれの株も数本が大きくなっています。


昨年も同様でした。やはり気温が高いことが大きいかもしれません。


但し、ハイマダラノメイガ(シンクイムシ)の被害が少しあるようです。


しかし、芯止まりになってもわき芽が生長すればそれなりの花蕾は穫れます。
まず畝の両肩に速効性の肥料をバラ撒きます。


例年なら土寄せには管理機を用いるのですが、さすがに葉が大きくなりすぎました。
思いのほか土は硬くなっておらず鍬でもそれほど苦労しませんでした。


ブロッコリーは大きな花蕾を穫るためには大きな株を作るのが基本。
そのためには土寄せ作業が非常に大事な作業と考えています。
頂花蕾はもちろんですが、側花蕾も頂花蕾並の大きな花蕾を穫ることを目標にしています。
そのための作業として土寄せに少々拘っています。
本来なら管理機の逆転ローターで土をはね上げるところです。
今回はクワのみで株元までしっかりと土寄せします。


わき芽(側枝)の付け根が埋まるほどにガッチリと土寄せするのが小生流です。
そして、このわき芽の根元から不定根の発生を促します。
より太い茎に生長させれば大きな葉が沢山着いた側枝に生長します。


経験上、側花蕾の大きさも側枝の大きさにほぼ比例します。
このわき芽(側枝)の出方ならかなり期待できそう。苗の大不調をカバーできるかもしれません。
これは1回目の苗が不調だったため追加で播き植付けたブロッコリー。


大分差が付いてしまいました。
過日、本来なら2回目となるブロッコリーを植付けたので、結局、追加の分もカウントすると今年は3回の植え付けとなりました。


3回目となったブロッコリ-の植付け

2024年09月05日 | 畑:花菜類

ブロッコリーの植え付けをしました。
追加で植えたものを含めると3回目になります。
前日に管理機での畝立てまでは終え、雨で中断し順延していました。
半月以上前に苦土石灰を全面散布、10日ほど前に元肥の肥料を帯状に施用し耕耘しています。
最近しばしば降雨があり水分過多ながら植付け前に再度ロータリー耕耘。
帯状全層施肥した位置に目印線を付けます。


管理機を使用し畝立て。逆転ローターで多少は土が細かくなります。


ここまでで中断していました。酷い雨にはならず、翌日午後から作業再開。
鍬でならしてかまぼこ形の畝に仕上げます。


前日の冬キャベツの畝よりは多少土がこなれてましなようです。
畝間は広めの80㎝。
これが植付ける苗。


典型的な軟弱徒長苗。よい苗とは言えません。
品種はこれまでのと同じくサカタのタネの「緑嶺」。
暫くこの品種だけ作っています。
種播きはキャベツと同日の8月13日。
49穴の連結ポットに播きました。
ホーラーで植え穴を開けます。水分過多ですから全く崩れません。


株間は30㎝。
植え穴に害虫予防の粒剤を施用。


根鉢もイマイチでしたが、植付けました。


全て植付けたので補植用はありません。


乾燥防止と土の固まるのを和らげるため切りわらを敷き作業は終了です。


これは3週間余り前に植付けた1回目のブロッコリー。


これは1回目の苗が大不調だったため追加で播き、1週間ほど前に植付けたブロッコリー。


本来はなかったもので、予定外の2回目です。
管理は少々面倒になりますが、収穫期が分散できると考えることにします。


ブロッコリー苗は大不調も植付け

2024年08月10日 | 畑:花菜類

ブロッコリーの植付けをしました。
例年、ブロッコリーは2回に播いており、これが1回目。
苗は過日植付けた秋キャベツ以上の大不調。
予定の半分もないので止めようかとも思いましたが、可能な分だけ植付けることにしました。
畑は2週間余り前に苦土石灰を全面散布し耕耘、元肥は1週間ほど前に化成肥料を畝の位置に帯状散布しロータリー耕耘しています。
まず、植付け畝の中央位置に目印線を付けます。


管理機の逆転ロータで耕耘を兼ね畝立てします。


鍬で均します。畑が乾燥しているため活着しやすいよう畝は僅かに盛る程度です。


これが大不調の苗。


品種はサカタのタネの「緑嶺」。
昔ながらの品種ですが、頂花蕾から側花蕾、さらに孫の花蕾まで安定して穫れます。
49穴の連結ポットに秋キャベツと同じ7月17日の種播き。
それにしても酷い苗になってしまいました。
発芽は問題なく、生育始めから次第に枯れるものが続出し、こんな状況に。
原因がよく分らず困っています。
キャベツより2日ほど余計に置いたものの代り映えしません。
1畝にも満たない数ですが、やむを得ないので植付けてしまうことにしました。
粘土質土壌のためごろ土が目立ちます。しかし、この程度ならましな方です。
ホーラーで植え穴を開けます。


土が乾燥し過ぎて植え穴がすぐ崩れてしまいます。株間は30㎝。


数も少ないので植え穴に注水してから植えることにしました。


植え穴に害虫予防の粒剤を施用し植付け。


少々苗が不足ですが、植付け終了です。


切りわら敷きました。乾燥防止と雨に打たれて土が固まるのを和らげます。


さらに灌水。薄暮となりました。
すでに足りない分を追い播きしています。
これからもう一度種を播くので、今年は3回の種播きとなってしまいました。