竜のひげは蛇のひげともいわれますが、この辺りでは、もっぱら猫玉です。
我が家の裏山の土手には、この猫玉が群生しています。もちろん植えたわけではありません。天然のものですが、一面に覆われているため土止めの役割も果たしています。細い葉が密生し、根も深く多いので天然のカバープランツとなっています。
そして、庭や畑の周囲などにも自然発生的に生えています。鳥が運んだり、種がこぼれて株が増殖していったものでしょう。石垣の周りにもたくさん生えています。
その実は、紺色というか藍色いうか、光沢があって大変綺麗です。
ただ、葉の勢いが良く群生しているところでは、表面からはこの実はほとんど葉に隠れて見えません。葉をかき上げるとその下に見えます。
近くにヤブコウジが生えていることも多く、赤と紺のコラボも見ることができます。ヤブコウジは大分色が褪せてきました。
子供の頃、この実を竹鉄砲の弾にして遊んだものです。それが猫玉の由来かどうかは分かりません。
今日は東京も雪になっているようです。このような時は南岸低気圧の北上で、この辺りは大雪になるパターンですが、抜けてしまうようです。これは珍しいことです。まだまだ先は長いので、これで終わりではないでしょう。