築130年の古民家を見るには、屋根裏を見てみるのが一番です。
しばらくぶりで、屋根裏に上ってみました。巨大な梁や桁、柱などを見ることができます。
湾曲した木材を生かした梁。梁は張りからきたとも言われるようなのですが、なるほどと実感できます。ちょうなでけずった柱や梁は、ここに上らないと見ることができません。
屋根を直した際の木材の色と黒くなった柱や梁の色の違いがよく分かります。。
材料同士ががっちり組んでおり、昔の匠の技がしのばれます。
幼少の頃、居間や台所では、直接これが見られたわけです。
これは、表からは隠れてしまいましたが、大黒柱です。太さは測らないでしまいましたが、30センチ、いわゆる1尺はあります。
大黒柱と梁の繋ぎ部分と思います。
近年、屋根裏の梁や柱を敢えて隠さず、古民家をそのまま生かしたリフォームも行われ、いいなと思うこともありますが、今となっては詮ないことですし、経済的に無理というものです。
2011年3月11日の東日本大震災では、全く無傷とはいきませんでしたが、瓦もほぼ大丈夫でしたし、致命的な被害は免れました。ここの地盤が硬いこともありますが、近隣の新しい家でも瓦がみんな落ちたというお宅や大規模半壊のお宅もある中、築130年の家でも丈夫なことが実証されたようです。