ジャガイモを植え付けました。
やり方は、我流の省力的植付け法です。
この辺りの植え付け適期は3月下旬です。それからすると、数日早い植え付けになりました。
この畑は、大きなケヤキが近くにあるため午後の日当たりが少し悪いのですが、山砂を客土したため肌がきれいに仕上がるのと、霜の落ちる心配がありません。
品種は男爵のみ。かつて何品種か作ったこともありますが、現在は面積もわずか1アールばかりなので、結局今年も、貯蔵が利き何にでも適度に使いやすいこれだけになりました。これで翌年の春先まで老若男女10人ほどをまかないます。昔は自家用だけでこの何倍もありました。それだけ食べる量が減ったということです。
種芋は購入が5キロ。
自家種が7、8キロ。
自家種は生産力は落ちるのかもしれませんが生育が進むのと経費節減です。前年の購入種から収穫したものを取っておきます。
購入の種は3週間ほど浴光しましたが、芽はわずか伸びただけです。自家種の頂芽はかなり伸びました。右が購入種、左が自家種。
種芋は大きな芋はあまりなく、2分割が大部分で、小さな芋はそのまま植えます。
種芋切りは、前日の夕方に済ませておきました。昔、切ったところに、おまじないのように木灰を塗ったことが懐かしく思い出されます。傷口を塞ぐのと肥料的な効果も期待したのだと思いますが、多分に精神的なものだったのでしょう。
畑には昨年12月に落ち葉を全面にすき込んでいます。
元肥は2週間ほど前にやり耕耘しておきました。これはその時のもの。
畝間1メートルになるよう植え付け位置に目印線を付け約40センチ幅に元肥を散布します。
最低速度でロータリー耕耘しておきます。帯状の全層施肥です。
畝間を1メートルと広くしているのは管理機を入りやすくしているためです。
植え付けは、まず、元肥をやった位置に再度目印線を付けます。
そこに種芋を少し押し込むように置いていきます。株間は畝間を広くしているので25~27センチが目安です。
この管理機の場合、畝立てロータ1連の爪で左側を外向き、右側を内向きにセットします。はね上げは最低レベルです。
これで、種芋の植え付け位置が中心になるよう両側を逆転ロータで往復し畝を盛ると、土が細かくできて適度な覆土になります。
あとは、軽く鍬でならして手直しすると覆土5~6センチとなり、終了です。
こればかりなので全部鍬でやっても良さそうなものですが、疲れないで済みます。
昔は縄を張り、溝を作って肥料をやり、また土を戻して種芋を植え付け、さらに覆土をしていたわけですが、現在はこのような我流の植付け法になりました。