里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

水墨画「山茶花」

2023年01月17日 | 水墨画:草花
本画仙 色紙    

我が家の庭で12月半ばから満開だったサザンカも、さすがに多くが散ってきました。
今年は沢山咲いてくれたので楽しめました。
裏山ではヤブツバキが少しずつ花数を増やしてはいるものの、まだまだです。
ツバキとサザンカでは明らかに違うところが幾つかありますが、水墨で描くと似通ってきます。
はっきりと違うのが雄しべです。
ツバキは根元が筒状、サザンカは根元からばらばらになっていることで、違いが表現できます。
葉はサザンカの方がツバキよりはっきり小さく細身です。しかし、水墨で描くと違いを出すのは難しい。やはり雄しべの違いを際立たせることになります。
我が家のサザンカは花びらが二重の10枚なので、描くときは何時も10枚になってしまいます。サザンカの一重5弁もあるようですが、見たことがないのです。
サザンカと寒椿の違いとなると、小生にはお手上げです。よって、水墨で寒椿を描いたことはまだありません。