里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

今年の稲刈りも無事終了

2024年09月18日 | 田んぼ

今年の稲刈りは思ったより遅れましたが、無事終わりました。
今年の我が家のイネは約半数の穂が出た出穂期が7月28日、9割の穂が出た穂揃い期が7月30日。
昨年と全く同じ。さらに、その後の気温経過も昨年と同様で異常な高温。
成熟が2週間は早まり、9月5日頃にはほぼ成熟期に達しました。これもまた昨年並です。
9月に入って珍しく好天が続いたため当地でも1週目の週末から稲刈りが本格化。
我が家のイネも一段と黄ばみ、すぐにも刈り取れる状態でした。


小振りに見えていた稲穂もさらに垂れ、悪くなさそうに見えてきました。


しかし、高温障害への懸念は穫ってみるまで拭いきれません。
秋雨前線の影響で雨の回数も多くなり、大分なびいてきた所があります。
酷い倒伏には至っておらず、刈り取りに支障を来すほどにはなっていません。


それでも、できるだけ早く刈りたいというのが正直なところではありました。


かつては全て自前でやっていたので気ままにできましたが、今は受け身。
作付も減り、今の我が家の規模では装備の更新は不可能。刈り取り調製の作業は委託しています。
頼んでいるのは懇意にしている農業法人。
当法人は当地方では最も規模の大きい法人の一つでライスセンターは大小6機の乾燥機を装備しています。


前代表が小生と同年代で現代表は息子さん。ご家族とは昔からのお付き合いです。
かえって遠慮する面もあります。
この時期忙しいのがよく分っているので、我が家のは何時でも都合の良い時でよいと話しています。
予定を連休に合わせてくれていたようなのですが、運悪く天候がよくありませんでした。
昨日は好天、前日にかなり降ったためスタートは遅れましたが、ようやく刈り取りしてもらえました。
コンバインのオペレーターは当法人の前代表。未だバリバリの現役でほぼ100%一人で刈っています。
そのテクニックは惚れ惚れするほどです。
今月に入り前半は気温の高い好天日が多く田んぼは乾きました。
コンバインは昨年更新したばかり、冷暖房完備のキャビン付き高速6条刈り。


メーカーの最上級クラス、価格は高級外車以上で聞いてびっくりするほど高い。
スピードは凄まじく早く、運搬や乾燥機への張り込みの方が追いつかないほど。


毎年、小生も法人の軽トラックで運搬の手伝いをします。
我が家の田んぼなどたちまち終了です。
休憩するのも惜しい様子ですが、何時も我が家で昼食をとって貰います。
刈り取りが終わったばかりの田んぼ。


例年よりはわだちが軽微。
大型機械の上にタンクには10a分以上の籾が入ったまま動き回るので、何時もはキャタピラーのわだちが酷い。
この程度なら可愛いもの。


田んぼにイネがなくなると雰囲気が変わります。これが寂寥感というものでしょう。


結局、刈り取り時期は例年より少々早い程度となりましたが、何はともあれ一安心。