里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

夏秋キュウリは孫蔓旺盛で誘引と摘葉摘果主体の管理

2024年09月01日 | 畑:果菜類

夏秋キュウリは収穫開始から70日余り。
品種は「OS交配ニーナ」。
7月早々から最盛期となり、成り疲れらしい時期も殆どなく穫れ続けています。


上段の方からこのような下段まで満遍なく穫れています。


べと病と褐斑病がなかなか止らないものの、新葉が次々に展開するので樹勢は衰えないようです。


子蔓はほぼ摘芯していますが、樹勢の維持に中段の子蔓を1、2本伸ばしました。
今年は株間90㎝と広いものの、孫蔓の勢いがよく少し混みすぎの状態になっています。
このように旺盛になるなら中段の子蔓を伸ばす必要はなかったのですが、その時点の判断は非常に難しい。
孫蔓は基本的に摘芯せず適当に誘引し伸ばしています。


ごく混みすぎの所だけピンチし、透かせるようにします。
下位のものもネットに掛け伸ばしていますが、地べたに這いそうなものだけは切り戻します。


上段の方は自然に下方に垂らしている蔓もあります。全体に満遍なく蔓を配置するよう誘引します。


べと病や褐斑病とは別に黄化している葉が見られます。苦土欠乏のような症状です。
異常な高温と乾燥で吸収が悪くなったものと推測し、あまり気にしないことにしました。
盆中からしばしば降雨があり追肥の効果も出ていると思われます。
新葉はあまり摘芯せず伸ばし、枯れ葉や古葉を摘むことを主体に管理します。


摘果も積極的に行います。


形の悪い実は極力摘むようにしていますが、完全には難しい。
着果数は非常に多いので摘果しても穫れ具合に変わりはありません。樹勢維持には摘果が効果的なはず。
誘引、摘葉が終わりました。


枯れ葉が除かれ大分綺麗になりました。


追肥はマルチを少しまくり上げ敷きわらの上から速効性肥料をバラ撒いています。
しかし、追肥より深層施肥した畝作りの効果が出てきたのではないかと思っています。
現在の姿はほぼ想定したものになっています。
猛暑を乗り切れれば目標としている収穫日数100日以上が見えてきます。
少し乱れた果実もありますが、収穫が落ちることは殆どありません。


助っ人は塩漬けも大量でイッパイイッパイになり、郎党以外にも配っているようです。
周りには枯れ上がったキュウリも目立ってきたので、この時期になればあまり迷惑がられないでしょう。
こちらは遅穫り用の夏秋キュウリ。


実は7月12日に直播きしたものは全て枯れてしまいました。
発芽は良かったものの日照りに耐えかねたようです。
頻繁に灌水すれば良かったのかもしれませんが、初めての経験です。
種は沢山残っていたので播き直しました。
実も着いてきましたが、日中晴れ上がるとまだ萎れています。
こちらはあくまで早植えのキュウリを補完するものです。
今年の早植えのキュウリの状態を見れば必要なかったかもしれません。しかし、無駄になってこそ幸いと思うようにしています。