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囲碁の最高棋戦棋聖戦の最終第7局が一昨日、昨日と行われ、一力九段が4勝3敗で勝利、念願の棋聖位を獲得しました。
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へぼ碁を少々嗜む小生にとっても、これは記録に留めるべき大ニュース。
一力新棋聖は本県出身の若き24歳。
デビュー当時から陰ながら応援してきました。
これまでも度々タイトルを獲得してきましたが、井山五冠の厚い壁に何度も跳ね返され苦汁を飲まされてきました。
今回も3勝1敗とカド番に追い込みながら3勝3敗のタイに押し戻された時は、正直今回も難しいかと思ったものでした。
それが素人目にも堂々とした打ちぶり、会心の碁だったと感じました。
そして、この度本県を襲った大地震の報を胸に頑張った旨のコメントを聞き感銘を受けました。
これを機に一段の飛躍が期待され、一力時代の到来も予感させます。
一力新棋聖は当県の地方紙河北新報創業家の御曹司でもあり、現在は同社の記者としても活動しています。
連載も持っているらしいのですが、残念ながら我が家では購読していません。
今回の棋戦は読売新聞社主催ながら、最高タイトルの獲得をどう報じるのか興味津々。
急遽コンビニで求めてきました。
想像通り大々的に報道されていました。
さすがにトップは地震関連ですが。
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一面に大きく掲載。
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社会面には半ページが割かれています。
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さらに県内版にも。
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ところで、一力新棋聖は早碁では無類の強さを誇っています。
去る3月13日に放映されたNHKトーナメント戦の決勝にも進出。
対戦相手は元名人の高尾九段。これには困った。
小生は高尾九段のファンでもあるのです。高尾九段のブログを愛読しています。
どちらにも勝たせたいという心境ながら勝負の世界は非情。
但し、高尾九段はこの棋戦でまだ優勝しておらず、今回は少しだけ高尾九段に肩入れして応援。
結果は僅か半目差で一力新棋聖の2年連続優勝でした。
両者に大拍手です。感動しました。
激震後には雪から雨。ドカ雪は免れたものの今度は強風。
自然は容赦してくれません。後始末で少々へこんでいたところでしたが、元気を頂きました。
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