室温は、1.6度(7時)。

朝方、今期最低の気温になってビックリ。
昨日降った雪はすっかり溶けて、時間が経つにつれて、日差しが強くなり、窓際の椅子に麦ちゃんは、気持ち良さそうに丸くなって眠っている。

一日中、新東名高速道路の菰野IC~甲賀土山IC間の下りが渋滞して、大型トラックや観光バス等が17時間立ち往生で閉じ込められたが、除雪車が動き出して、やっと午後から動き出しました。
こんな近場でもこんな渋滞が起こりうるんだあとビックリしました。
先月から読んでいた森村誠一さんの「エンドレスピーク(はるかな嶺)上下」をやっと読み終える。
戦前に大学の登山仲間5人が槍ヶ岳に登り、頂上で5つの石を一つづつ持って、戦争が終わったら、また槍ヶ岳に登ろうと約束して別れた。
アメリカ人のヘンリーは米軍人として沖縄に上陸し、学友の野本のハーモニカを聞き、助け出すが、日本兵に殺されてしまう。
林紹綱は、共産党パルチザンに参加して、日本軍の731部隊の連行され、殺されてしまう。
野本は、沖縄の部隊で、ガマに隠れていたが、ヘンリーに助けられて、捕虜として沖縄からハワイに移動中に船が転覆して、鹿児島県の小さな島に辿り着いて助けられる。
窪田は、紫電改のパイロットのエースとして、終戦を迎えたが、死んでいった戦友の思いを胸に、槍ヶ岳に飛び、思い出の石を落とす。
すみ絵は、ヘンリーの石を持っている捕虜の米兵に会いに長崎に向かい、原爆に遭遇し、記憶を失う。
戦後1年後の8月15日に、亡くなってしまったヘンリーと紹綱の代わりに恋人と野本とすみ絵が、槍ヶ岳に登り、約束を果たし、空から紫電改に乗った窪田が旋回して、再会を果たした。
若者5人が731部隊で、沖縄戦で、長崎の原爆で、日米の軍人として生死を分かち合いながら、戦争に翻弄される壮大な物語である。
今岸田内閣は、軍拡倍増を目論んでいます。
戦争犠牲となった若者達のお陰で、戦後、武器は持たない、戦争をしないと誓った平和憲法が日本が戦争をしない国として、77年続けてくることができました。
これからも戦争の準備をするでなく、平和の準備をすることが、戦争で犠牲となった若者達の供養になるのではないでしょうか。
今日の万歩計は、1,331歩でした。