様々な意見があることは承知しているが、 Nori はオリンピック観戦をとても楽しみにしていた。
その気持ちは前回の東京オリンピックまで遡る。
当時5歳だった Nori 少年は 1964年の東京オリンピックに向けて
「新しいきれいな競技場で、世界の試合が見れるんだぁ」
「外人がいっぱい来るぞ、話せるかな」
「新幹線とモノレールに乗れるぞ、楽しみぃ」
そんな期待に満ち満ちていた少年を、絶望のどん底に突き落とした事件・・・
その年の春に・・・あろうことかうちのくそ親父が 奄美大島へ転勤・・・
泣き叫んだ
「一人で東京に残るっ」 「絶対に嫌だ」 「行かないっ」 うわあああああああああ・・・・・・
「あれから57年、長かった、やっと見れる」と思っていたところに、今度は無観客・・・
還暦過ぎの男の中に未だ潜む5歳児の心を、今回はチャイナと無策な政府がまた、踏みにじりやがった。
唯一の救いとして静岡県で行われる1競技だけは観戦できそうだが、もしこれまでダメになったら 発狂するかもしれない。