写真説明:ビル・エバンス・トリオの「ワルツ・フォア・デビィー」のジャケット。
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春日三球・照代(かすがさんきゅう・てるよ)は夫婦漫才のコンビです。
「地下鉄の電車はどこから入れたの? それを考えてると一晩中寝られないの」と
言う地下鉄漫才で一世を風靡して、新幹線ネタや山手線ネタなどの鉄道ネタ、
タクシーやエスカレーターといった乗り物全般に関するネタをシリーズ化して
人気を博しました。
しかし妻の照代が急逝しました。
三球は一人になって漫談を行っています。
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大阪の漫才『非常階段』のシルク・ミヤコは学校が同窓だった同士でコンビ結成。
コンビ2人が大阪外国語大学(現在の大阪大学外国語学部)卒業というそれまでの
芸人にはない異色の経歴で「高学歴芸人」の走りとなったキレのいい漫才で新人賞を総なめにしました。
シルクの相方ミヤコが肺癌のため37歳の若さで死去。コンビ消滅。
現在はシルク一人で毎日放送ラジオ番組12時30分から「こんにちわコンちゃん」に
月・火曜日出演しています。
イキのあった漫才コンビの相方が病気だとはいえ、亡くなるのは寂しいものです。
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ジャズピアニストのビル・エバンス・トリオは、ベース・スコット・ラファロ、
ドラムス・ポール・モチアンの三人で、ビレッジ・バンガードのライブ
録音アルバムが上の写真の「ワルツ・フォア・デビィ」です。
ビル・エバンス・トリオの中でも傑作と言われています。
そのライブ録音の後、十数日でベーシストのスコット・ラファロを交通事故で亡くします…。
ビル・エバンスはしばらく演奏活動を停止します。
若き天才トランペッター、クリフォード・ブラウンはドラムのマックス・ローチとクインテットで活躍していました。
また、クリフォード・ブラウンはクインシー・ジョーンズの編曲で、ニューヨークのため息と云われたボーカルのヘレン・メリルの伴奏もしています。
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25歳の若さのフリフォード・ブラウンを自動車事故で亡くします。
ドラマーのマックス・ローチはしばらく演奏活動を停止します。
気のあった、相棒、仲間を病気や事故で失うのは悲しいことです…。