銀塩カメラ時代にコマーシャル物撮り(ぶつどり)の
スタジオに立ち会うことがありました
机に並べられた小物を撮る現場でした
その机を取り囲むようにストロボを仕込んだ
アンブレラが並んでいます
カメラは4×5(しのご)判カメラに
ポラロイドパックが装填されています
ストロボがパッと光って1枚撮りました
ポラロイドパックからフィルムを引き抜いて
横に控えている広告主のクライアントに
見せて説明をしていました
クライアントに図柄の了解を取り付けて
ポラロイドパックから銀塩フィルムの
仕上がり作品(写真)の目安に、まずポラロイドで
撮ります
ポラロイドには光線のバランスなどが
写りますからカメラマンや
アートディレクターと検討ができるのでしょう
パックと取り換えて本番になりました
最近、写真界もデジタルになりつつあります
デジタルは撮った瞬間に写真は出来上がっています
デジタルでのコマーシャル物撮りの現場に
大きな液晶ディスプレーが置かれていて
出来上がったカットを皆で見ながらディスカッション
をするのでしょうか
病院でも、CTスキャンや超音波検査で
ポラロイドで記録をとっていました
デジタルになってデータを院内の
ディスプレーでリアルタイムで
診られますから、ポラロイドは
使われなくなりました