
好奇心から私もだんだんワープロが
欲しくなってきました
ブラザー工業の「ピコワード」の次に
東芝から「ルポ」が出たので購入しました
白黒の液晶ディスプレイは2行の文章が並ぶ
細長くて小さいものでした

入力する原稿と、キーボードの文字の位置
ちゃんと変換できたのか液晶ディスプレーの
確認とキョロキョロ忙しいものでした
… … …
銀行のカウンターの内側、パソコンを前に
眼は伝票を見つめたまま
次々めくってテンキーから
入力していく行員のお嬢さんが
神様のように見えました

ワープロは文章入力のみの
パソコンですから
非常に安定した機械でした
外部メモリーは3、5吋の
フロッピーディスクのみでした

ワープロを使っていて
機械から離れるときは
そのまま、電源スイッチを切れます

次にワープロの電源スイッチを入れると
さっきの作業途中の文章が表示されて
末尾でカーソルがチカチカしています
レジューム機能がついていました

NECのパソコン、98(きゅうはち)を入手しました
当時、日本のパソコンは漢字変換の事情で
98がパソコン市場を独占していました
