
蓄音機の動力は手巻きの
ゼンマイモーターです

SPレコードの78、80回転を
正確にコントロールする
ガバナーがついていました

電蓄(デンチク=電気蓄音機)は
インダクション・モーター(誘導電動機)です
ゼンマイモーターと同じようにガバナーが
ついていました

ターンテーブルの回転を正確に測るのに
「ストロボスコープ」という縞模様の
小さな円盤(紙、アルミ板製)を乗せます

電灯下で回転するターンテーブルの
ストロボスコープを見つめます
… … …
縞模様が止まって見えるときは
78回転が正確で、縞模様がターンテーブルの
回転方向の前後に流れて見えるときは
回転数レバーを動かして縞模様が止まって見えるように
調節します

日本の電力事情は関東が50サイクル(Hz)
関西が60サイクル(Hz)ですから
ストロボスコープの縞模様は
2列同心円状に描かれていて
それぞれ関東用、関西用になっています
