テレビ用ズームレンズは
テレビ局からの注文で
製造されます
写真用のズームレンズと違って
テレビ用は、開放F値はF2で
明るくてズーム倍率、重量とも
大きいので数百万円と高価です。
納期が近づいてくるとメーカーから
レンズ検査の立ち会い(検収)の案内がきます
メーカーのレンズ検査室は
小さな映画館のような
スクリーンのある部屋です
出来上がったズームレンズがスクリーンに
向かってセッティングされています
ズームレンズ後方にフォーカスチャートが
セットされて強い光線でスクリーンに
チャートが映し出されます。
丁度、映画館のスクリーンに
映画が映されているようなものです
周辺光量の落ち込み、鮮鋭度、
ズームイン望遠端での明るさの
落ち込み、ズームイン、ズームアウトでの
焦点移動量など納入レンズの性能、
検査確認の立ち会いです
立ち会い検査のOKを出すと
納入レンズと営業からの
「出精値引き……」
の請求書が送られてきます