斎藤寅次郎監督は、松竹蒲田撮影所から
出発しました
松竹であまり喜劇に理解が得られなくて
誘いのあった東宝に移籍されたそうです
斎藤寅次郎監督作品に出演する喜劇陣は
エノケン(榎本健一)、古川ロッパ
漫才のエンタツ・アチャコ
落語家の柳家金語楼、伴淳三郎
川田晴久など…
東宝以外に、新東宝、東映、大映で
喜劇を撮り続けました
斎藤寅次郎監督も早撮り監督でした
チーフ助監督と2人で各撮影所と
契約していたようです
どうしてギャグを作っていくのか…
斎藤寅次郎監督の仕事を知りたいと
思っていましたが映画制作を
見ることが出来ました
スタジオのセット撮影で
斎藤寅次郎監督はディレクターチェアに
座って、出演の喜劇俳優さんに、いきなり
「なにか面白いことやってみて…」
と東北訛りで注文を付けるのです