鞍馬天狗の頭巾、黒覆面は
本来、誰だかわからない扮装のはずです
映画の鞍馬天狗は写った途端
アラカン(嵐寛寿郎)だと、丸わかりです
この俳優さん丸わかりの
黒覆面の扮装は
歌舞伎からの様式でしょう
歌舞伎の舞台では、中の俳優さんが
見えないのだとの約束事を理解して
観客は見るのでしょう
この扮装で映画のスクリーンに
映しだされると、映画はリアルに
表現されるため、一寸不自然です
しかし、ほかにアイディアはないようです…
立ち回りの場面で、映画だけの
工夫として、
「ズバッ…」
「チャリン、チャリン…」
など殺陣に効果音がかぶさることです
録音部さんは音作りに
苦労されるのですが
立ち回りに効果音が加わると
ぐっと迫力が増してきます
… … …
このアイデアは誰が
考え出したのでしょう