ニュース取材をビデオ・カメラで
取材するようになって
問題になったのは、画面のブレでした
銀塩フィルム・カメラ時代はターレット・単レンズ式でしたが
ビデオ・カメラではズームが常用レンズになりました
ニュース取材では、場所的、時間的に余裕が少なく
三脚を使わないでカメラを肩に担いで、使うことが多いのです
肩に担いで(手持ち)でカメラをまわすときは
ズーム・レンズをなるべくワイド端にして撮るようにしていました
中、望遠端で使うと手ブレが生じて使いづらいのです
メーカーで、ブレ防止ズーム・レンズが試作されました
早速、私もテストに使わせてもらいましたが
カメラを横にパンすると画面がふわぁーと揺れて
どうも使い勝手の悪いブレ防止機構でした
レンズにスイッチが付いていて
スイッチをONにするとヒューンとモーターが廻って
ジャイロが動く音が聞こえます
内蔵モーターはカメラの充電池で駆動するので
カメラを使わないときはスイッチをOFFにする
構造でした
私の現役中にブレ防止レンズは実用化しませんでした
家庭用ビデオ・カメラでブレ防止機構付きが
各メーカーから発売されましたが、
どうだったのでしょう