劇場の演劇では舞台装置(セット)が建てられます
また、映画やテレビドラマではスタジオに
セット(舞台装置)が建てられます
そして、舞台装置の上で俳優さんは演技を
繰り広げます
… … …
映画のセットもテレビドラマのセットも
劇場演劇の舞台装置(セット)の方法が
とられていました。
座敷のセットを建てるときはまず
箱足(はこあし)を四隅に置きます
その箱足の上に平台(ひらだい)を
置いて、畳を敷いて、平台を囲むように
壁を取り付ければ、部屋のセットが出来上がります
時代劇、現代劇でも日本間は畳(たたみ)敷きですから
畳の枚数によって四畳半、六畳、八畳と広さが決まります
畳一枚の寸法は三六(さぶろく)です
三六とは三尺×六尺の長方形のことです
舞台装置に限らず、日本建築(神社仏閣も)は
すべて、寸法は一尺(いっしゃく)=303㎜を単位とする
尺貫法(しゃっかんほう)の世界でした
私が大阪テレビに入社した1958年に
日本独自の尺貫法は禁止されメートル法になりました
畳一枚の寸法、さぶろく(三×六)は
一尺=303㎜ですから、910㎜×1820㎜と
厄介なことになりました