尺貫法(しゃっかんほう)は日常生活でも
使われていました。
子供のころ、
「食パン1斤(きん)買ってきてちょうだい…」と
母親から頼まれたり
母親と一緒に市場へ行くと、肉屋で
「牛肉100匁(もんめ)ちょうだい…」と
云っていました
… … …
それが、メートル法になってから
牛肉100㌘は、どの位のボリュームなのか
見当がつきませんでした
家庭にパン焼き器トースターが普及してから
食パン1斤を、それぞれ4枚、5枚、6枚と
切り分けて袋に入って売られるようになりました
大工さんの使う、さしがねも尺貫法からメートル法になって
目盛りがセンチメートル刻みになりました
私の趣味の日曜大工のさし金はセンチメートル目盛りです
日曜大工に興味を持ったときはすでにメートル法になってから
ですから、別に不自由ではありませんでしが
伝統建築の宮大工さんは大変でしょう
日本では尺貫法ですが欧州ではヤード・ポンド法てす
テレビ受像機のブラウン管寸法で14吋とか
17吋、23吋と名称が残っていますし
ゴルフ場の距離も、一度メートルで表示されましたが
いつの間にか、ヤードに戻りました
… … …
亡くなった永六輔さんは、日本政府の
厳しすぎたメール法の
施行に、尺貫法の復権を唱えていました