テレビ黎明期のテレビ番組は
すべて、生放送でしたから
テレビドラマも生放送の
番組でした
生ドラマは放送が始まると
ドラマの進行はノンストップ
ですから、出演者は劇団の
俳優さんが中心でした。
連続生ドラマは30分が主で
15分の短いものも多くありました
TBS制作のテレビ生ドラマ
「日眞名氏飛び出す(ひまなし)」(30分)を
よく見ました。出演は久松保夫 、
高原駿雄で、提供スポンサーは
製薬会社の三共で、番組の最後に
ドラッグストアのセットで
ドリンク剤の生コマーシャルが
ありました。
NHKの「夢であいましょう」も
人気の音楽バラエティー番組でした
出演も中嶋弘子、黒柳徹子、坂本九
坂本スミ子…
これら名物番組はいずれもスタジオでの
準備が、大変だったでしょう
しかし、放送が済めば、番組として
跡形もなく消えてしまいます
… … …
番組を残す方法として、本番を
写し出しているテレビモニターを
16ミリ、シネカメラで再撮(さいさつ)する
キネコとかキネレコと呼ばれる方法が
ありましたが、とても実用になりませんでした