
テレビ生ドラマの本番のスタジオでは
スタッフ以外で見学(見物)している
人にも、ストーリーはわかります
しかし、担当スタッフには
放送している生ドラマが本当に
面白いのかどうかよく、わかりません
そして。放送が終われば、
せっかく何回もリハーサルを重ねて
仕上げたドラマも放送が終われば、
消えてなくなります…

映画制作の撮影所のスタジオでの
撮影風景では、断片的な短いカットを
撮っていますから、スタッフ以外の
見学者にはストーリーがサッパリ
わかりません

映画制作は短いカット撮りの積み重ねですが
やがて編集も終わって映画が出来上がります
日にちを決めて撮影所内の映写室で完成試写が
催されます。
撮影所長の挨拶で始まる試写会が始まります
初めて上映されるのでそのフィルムのことを
初号プリント(しょごうぷりんと)と呼ばれます
担当スタッフは冷静な気持ちで初めて作品を
観賞できるのです。
プリントの調子が、すこし暗いとか明るい
とかの注文や、編集の手直しが検討されます
そして、全国の映画館へフィルムは配送されます
… … …
放送が済むと、あとは残らず消えてしまう
テレビ生ドラマと、仕事の結果がフィルムとして
後に残る映画制作、どちらも映像を扱いながら
これからどうなるのかと思っていました
