日本初の時代劇、天然色映画
「地獄門」は
色彩も鮮やかで大成功でした。
当時、大映は、自信作を国際映画祭へ
出品していました。
この「地獄門」も映画祭へ出品されました。
カンヌ国際映画祭でグランプリを
また、アカデミー賞では、名誉賞と
衣装デザイン賞を得ました。
イーストマンカラーを使った
時代劇映画の成功で、国内の
映画撮影所は、このフィルムを
使って、それぞれ天然色映画を製作しました。
ー ー ー
東映撮影所は東映カラー、
東宝撮影所は東宝カラーと
それぞれ、製作会社の名前で
公開しました。
ー ー ー
映画会社の名前をつけた
××カラーという名称は
日本だけでなく、ハリウッドの
映画会社でもワーナーカラーなどと
名付けて映画を公開していたようでした。