初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

ロケで大活躍のトランシーバー

2009年01月21日 18時32分38秒 | Weblog
 映画のロケーションでトランシーバーは大活躍です。
 銀座や、新宿などの街中の隠し撮りではトランシーバーが必需品。
俳優さん側にいる助監督に芝居のきっかけを渡すのに…、俳優さんと一緒に歩いている助監督さんに通行人とかぶりすぎるからもうすこし左へといった指示をトランシーバーで伝えます。

 時代劇でも、大名行列の後ろがすこし曲がってきている…、もう少し間をつめてくれなどの注文があります。時代劇の行列のなかにトランシーバーを持った助監督さんがいます。
 撮影所の中に広場があって、そこには時代劇用の宿場のオープンセットが建っています。そこへ大勢の人の歩きなどを撮るときは、トランシーバーを持った助監督さんを潜ませてあります。

 いまから90年前に作られた映画「イントレランス」があります。
封切りのときは東京の帝国劇場で高額な入場料と、過去と現代がカットバックでつながれた大作で話題になったそうです。
 19年前、大阪城ホールで上映会がありました。主演女優のリリアン・ギッシュのインタビューフィルムやオーケストラの伴奏で上映が始まりました。
 なるほど、大作で、バビロンのセットでの大群衆シーンは圧巻でした。しかも高いところからの俯瞰撮影なのです。90年前の映画ですから勿論、トランシーバーはありません。どのような方法で群衆を動したのでしょうか。
 業界では、俯瞰撮影のときの、六尺、十二尺の俯瞰台を「イントレ」と呼んでいました。

 街を歩いていると、向かいのビルから宣伝用の幕を下ろしていました。それを向かいの道から見上げながら、位置を直す指示を携帯電話で教えているのに出会いました。
 「左をすこし下げて」「右を上へ」
などです。なるほど、トランシーバーから携帯電話に移っているところもあるのです。 

最新の画像もっと見る

コメントを投稿