
駅伝のコース,各駅の場所も決まって、
駅の最寄りの電柱番号もわかりました。
電柱からのリード線の長さを指定した
臨時電話回線の申請を済ませます。
申請は、用紙に記入してテレビ局のFAXからできます。



梅田駅前ビルの何階かのNTTの電話センターへ行きます。
番組制作上に必要な電話機××台を
電話局から借りなくてはなりません。
××日に、中継ガレージに届けてほしいと申し込みをします。
… … …
中継番組では,必ず,臨時専用線と臨時電話回線が
番組の進行上の連絡で必要です。
その工事をいつも担当してくれる
業者のSさんと連絡を取ります。
当時,Sさんとの連絡は,ポケットベルで行いました。

私の電話番号を打ち込んで,Sさんの
ポケットベルに送信します。
間もなく、Sさんのポケットベルの液晶画面に
こちらの電話番号が表示されます。
Sさんから、表示された電話番号に
「何の仕事ですか…」と
公衆電話から呼びかけてきます。
ポケットベルをいつも使っている人には,
表示された電話番号と日時で,
呼び出し先がどんな用事か予想がつきます。
最初は,ポケットベルも通話可能域に制限がありました。
大阪地下鉄・御堂筋線の車内で、
ポケットベルの受信ができることになりました。

テレビ局でも,ポケットベルが流行りました。
報道関係者は必需品のようなときがありました。
当時まだ、,あちこちに公衆電話ボックスがありました。
高校の下校時間になると、この公衆電話ボックスに
女子高生が大勢いるのが目につきました。

彼女らは,手にポケットベルを持っています。
その公衆電話から友人のポケットベルに送信しています。
ポケットベルに電話番号を打ち込むのではなく,
独特の番号「5103」と打ち込めば
「後藤さん…」ということらしいのです。
友人の間で,番号に意味を持たせて、遊んでいたようです。
このポケットベルが女子高生の間で流行りました。
一時は,ポケットベルの代理店が数多く出現しました。

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