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理屈っぽい話が続きますが
もう一寸お付き合いください。
当時、ダイナミックスビーカーは
フィールドコイルに高圧電流を
流して、励磁(電磁石に)しなくては
なりませんでした。
… … …
この、フィールドコイルは
整流回路の平滑チョークとして
使われていましたから
無音状態でスピーカーに耳を近づけると
小さくブーンとハム(リップル)音が
聞こえていました…
… … …
新しく、パーマネント・スピーカーが
登場しました。いままで、フィールドコイルに
高圧電流を流して励磁していた電磁石部分を
強力な永久磁石(パーマネント)に置き換えた
パーマネント・スピーカーが現れました。
この新しい形式のスピーカーに批評家連は
賛否両論でしたが、何時もの通りです。
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やがて世の中は、高圧電流を扱う
真空管回路(ガス・ステート)から
低圧電流のトランジスター回路
(ソリッド・ステート)になって
パーマネント・スピーカーだけに
なりました…
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