経営コンサルタントへの道

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【解説付き映像で見るカシャリ!ひとり旅】5-1-2 カッパ一族が棲む「カッパ淵」

2021-08-31 14:22:03 | 【カシャリ!ひとり旅】 青森・岩手・秋田

【解説付き映像で見るカシャリ!ひとり旅】5-1-2 カッパ一族が棲む「カッパ淵」

 若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間か、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。

 

 旅は、時間に追われる現実からの開放、明日への糧となります。

 

 写真は、自分の記録であるとともに、お節介焼き精神から、他の人に情報提供も兼ねてとり続けてきました。

 

 何を思って撮影したのだろうか? 自分も行ってみたい・・・

 

 他の人に、そう思っていただける写真を撮りたいと思って、ライフワークとして、続けられるだけ続けてまいりたいです。

 

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■■ 岩手県遠野市 

 

 遠野市は、岩手県内陸部南寄りにある都市です。柳田國男の『遠野物語』の舞台となった町で、河童や座敷童子などが登場する「遠野民話」が伝わる里です。

 

 東京からは、4時間ほどでたどり着けます。おもっていた以上に近いところにあります。

 

■ 遠野ふるさと村 昔ながらの山里を再現

 

 遠野を訪れたら、ぜひ、訪れて欲しいのが「遠野ふるさと村」です。

 

 ここは、標高1917メートルの早池峰山の山麓に広がる、遠野の里山から水田のある地域に、昔ながらの山里の風景を、再現した施設です。

 

 

■ アクセス

 

 街の中心地からは、12キロも離れたところにありますし、バスの本数も少ないですので、交通手段と時間は、事前に充分に検討しておく必要があります。

 

 バスも駐車できる、大きな駐車場がありますので、レンタカーでも心配ありません。

 

 

 

 

■■ 民話の里「遠野」 カッパ淵・常堅寺 ■■

5-1-2 カッパ一族が棲む「カッパ淵」

 

 伝承園を訪れる前に、遠野ふるさと村からバスでカッパ淵に向かいました。


 バスでは、足洗川バス停で降りるのですが、車内放送が不鮮明で、私は、乗り越してしまいました。下車したところからタクシーにのりました。

 

 

■ カッパ淵

 

カッパ淵


  カッパ淵は、遠野駅から約6Km、バスで15分、車で11分、自転車ですと約40分の距離にあります。
 観光客向けの駐車場はありませんので、徒歩5分ほどの所にあります伝承園の駐車場を利用することになります。

 カッパ淵は、伝承園から徒歩で5分のところ、常堅寺の裏手にあります。常堅寺とカッパ淵の関係につきましては、このシリーズ「5-1-1 常堅寺」をご覧いただくか、映像をご覧下さると幸です。


 通常は、常堅寺の境内を通ってカッパ淵へでるのですが、私が訪れた時には常堅寺・本堂が改築中でしたので、ぐるりと遠回りをして、カッパ淵の下流側に出ました。
 

 このあたりは、昔は「蓮池」と呼ばれる地でしたので、寺の山号も、蓮という字を撮って蓮峰山といいます。

 常堅寺の裏を流れる小川の淵にはカッパが多く住んでいて、人々を驚かし、いたずらをしたといわれています。

 そこに住むカッパが、常堅寺の火事を消して狛犬になったという伝説があります。

 

 

 茶色く濁った水に見えますが、川底が茶色なのです。

 澄んだ水がさらさらと流れるカッパ淵は、うっそうとした茂みに覆われ、今にもカッパが現れそうです。

 

 

 淵の岸辺には、カッパ神を祀った小さな祠があり、子持ちの女性が、お乳が出るようにと願をかけるとかなうといわれています。

 

 願かけには、赤い布で乳の形(写真中央の赤色のもの)を作り、この祠に納めるのが習いとされています。映像の方は、アップ画面で、見やすくなっています。

 

 

 

 カッパは、キュウリが好きなので、釣り竿にキュウリを付けて、川面に流すと、カッパを吊ることができるそうです。ただし釣りの許可証が必要です。

 

 

 

 さらに上流に進みますと、橋が見えてきました。常堅寺の本堂工事がなされていなければ、カッパ淵には、こちら側から淵を下ることになります。

 

 


 この橋から、上流を見ても、下流に視線を転じても、背の高い木がならんでいます。しかし、正直なところ、どうみてもカッパが棲む、薄暗い淵のようには見えません。きっと、サザエさんの家族のような、明るいカッパの家族が棲んでいるのでしょう。

 

 残念ながら、カッパの家族に遇うことはできませんでした。


■ 安倍屋敷跡

 

 森鴎外の短編小説に登場する、陸奥六郡に威勢を誇った安倍氏の一族が、天喜・康平のころ(1050年頃)から、居を構えたという屋敷跡があります。

 

 

 

 豪壮な直家という、茅葺屋根の建物で、母屋には、数十名の家族が住み、土塁と堀で囲まれていました。八幡座館の八幡太郎の郡と小烏瀬川をはさんで矢を打ち合ったと伝えられる的場跡もあります。

 

 

 ちなみに、八幡太郎は、平安末期の武将で、源義家が正式な名称です。鎌倉幕府を開いた源頼朝や室町幕府を開いた足利尊氏などの祖先に当たります。比叡山の強訴対応や白河天皇の護衛などで活躍しました。

 

 

屋敷跡を囲む堀

 

 カッパ淵は、カッパが棲むだけではなく、史蹟の地でもあるのですね。

 

 私は、ここから5分ほど(実際は10分)のところにあります「伝承園」に向かいました。

 

 

民話の里 遠野5-1 
常堅寺・カッパ淵 5-1-2
カッパの一族が棲むカッパ淵 キュウリでカッパが釣れます


 遠野市は、岩手県内陸部南寄りにある都市です。
 柳田國男の『遠野物語』の舞台となった町で、河童や座敷童子などが登場する「遠野民話」が伝わる里です。
 「遠野映像シリーズ」では、豊富な写真や動画を編集して、わかりやすい解説を付けて映像化しています。

 日本全国、カシャリとした写真や動画をお楽しみ下さい。



 

遠野をナレーション付き映像で体感

 【 注 】 ユーチューブだけではなく、ブログ・サイトでも紹介しています。

http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmeisho.htm

 

下記もくじリストより「伝承園」にお進み下さい。

 

民話の里「遠野」1  民話の里・遠野を知る 6分
カッパや座敷童(わらし)などで知られる遠野は、柳田国男の遠野物語が処々で現れてきます
民話の里「遠野」21  水光園古民家村概要 6分
豊かな水を、ふんだんに用いた庭園は、滝もあり遠野を俯瞰的に見るための第一歩です。
民話の里「遠野」22  水光園遠野池・カッパ 7分
遠野池の夢見堂にまつわる女神伝説と、ここに棲むカッパの家族をご紹介
民話の里「遠野」23  水光園古民家を巡る 9.5分
代表的な藁葺き屋根「曲り家」や、曲り家に付帯する水車小屋や納戸と遠野を体験する建物の紹介
民話の里「遠野」3  福泉寺木彫り観音日本一 16分
真言宗法門山福泉寺は、岩手県の代表的な寺院、五重塔・多宝塔や日本一の木彫りの大観音で知られる
民話の里「遠野」41  ふるさと村1 山里と農村生活 12分
遠野の里山を体感し、農村風景を代表する曲り家と、馬を大切にする人々を知る
民話の里「遠野」42  ふるさと村2 山里と農村生活 12.5分
遠野の里山を体感し、農村風景を代表する曲り家と、馬を大切にする人々を知る
民話の里「遠野」51  カッパが棲む常堅寺裏の淵  7分
常堅寺の裏手のカッパ淵では、キュウリでカッパを釣ることができるそうです
民話の里「遠野」52  伝承園 遠野を手際よく体感 13.5分
民話の里「遠野」を、短時間で体感 曲り家や水車小屋、おしら様や座敷わらし、農村生活を垣間見る
民話の里「遠野」6  遠野城下町資料館で歴史を 6分
戦国時代から続く遠野南部家の装束や武具が展示され、小藩とは思えない豊かさを感じさせてくれます
民話の里「遠野」7  とおの物語の館 11分
遠野の古民家と、昔話や遠野物語の世界を視覚、聴覚、触覚で感じ取る 柳田国男と功績を知る
民話の里「遠野」8  市内を見下ろす鍋倉公園 5分
南部藩の城址が遠野市民だけではなく観光客の憩いの場として整備され、南部神社が拠点となっています
民話の里「遠野」9  博物館で歴史と文化を学ぶ 7.5分
「遠野物語の世界」・「遠野の自然とくらし」・「遠野の民俗学」を「山」「里」「町」、3つの暮らし分類で見る

 

 

 

■ カシャリ! ひとり旅

 

 


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