経営コンサルタントへの道

コンサルタントのためのコンサルタントが、半世紀にわたる経験に基づき、経営やコンサルティングに関し毎日複数のブログを発信

【心 de 経営】 徒然なるままに日暮パソコンに向かいて 第52段 仁和寺にある法師

2024-10-06 20:03:00 | ◇経営特訓教室
■【心 de 経営】 徒然なるままに日暮パソコンに向かいて 第52段 仁和寺にある法師    
  「徒然草(つれづれぐさ)」は、吉田兼好による随筆集の冒頭の文章です。作者は、兼好であるという明確な証拠はないようです。おそらく大半の方が、何らかの形で、この文章に接しているのではないでしょうか。
 徒然草といいますのは、清少納言の『枕草子』、鴨長明の『方丈記』とならび日本三大随筆の一つといわれています。
  高校生時代に戻った気分で、また、社会人として人生を歩み、自分の高校時代には理解できなかったり、誤解していたりすることを発見しながら、独断と偏見に満ちた、我流の解釈を僭越ながらお付けしました。
 徒然なるままに、日暮パソコンに向かいて、よしなしごとを、そこはかとなく書き付けてまいります。
 お届けも、徒然なるままにアップロードしますので、読者の皆様も、日暮パソコンに向かいて、末永く、徒然にご覧下さるよう、お願いします。
◆第52段 仁和寺にある法師 
 仁和寺は、京都市右京区にあります真言宗の古刹(こさつ:由緒ある古い寺)です。
 私の好きなお寺さんのひとつで、何度も訪れています。御所を移転した「御室御所」は、庭園もさることながら、その建物や内装には、魅入られます。御室桜が有名ですが、御衣黄という薄緑色のサクラの花びらの発祥の地としても知られています。
  http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/kyoto/kyoto-ninnaji.htm
 兼好は、仁和寺(にんなじ)の近くに住んでいた期間が長いようで、徒然草の中にも時々登場します。
 第52段にも登場しますが、高校の教科書の多くに掲載されている、人気の高い段です。ここでの教えも、私は、経営コンサルタントという仕事柄、講演や執筆におきまして、挿入話としてしばしば採用します。
【原文】 仁和寺にある法師
 仁和寺にある法師、年寄るまで石清水を拝まざりければ、心憂くおぼえて、 あるとき思ひ立ちて、ただ一人徒歩よりまうでけり。
 極楽寺、高良などを拝みて、かばかりと心得て、帰りにけり。
 さて、かたへの人に会ひて、「年ごろ思ひつること、果たしはべりぬ。聞きしにも過ぎて、尊くこそおはしけれ。
 そも、参りたる人ごとに、山へ登りしは、何事かありけむ。ゆかしかりしかど、神へ参るこそ本意なれと思ひて、山までは見ず。」とぞ言ひける。
 少しのことにも、先達はあらまほしきことなり。
【用語】
  かたへの人: そばの人 → 同僚
  ゆかし: 見たい、知りたい
  先達: 案内をしてくれる人、指導者
【要旨】
 仁和寺のある僧が、かねてより行ってみたいと望んでいました石清水八幡を一人で参詣しました。
 ところが、附属の極楽寺・高良神社を本殿と思い込み、拝んでから帰宅しました。このような貴重な機会を持つことができたとありがたく思って、同僚に話していたそうです。
 兼好は、早合点や思い込みに対する警鐘を発してくれているのです。
【 コメント 】
 仁和寺という格式あるお寺の僧侶ですから、きっと賢い方なのでしょう。老齢になるまで持ち続けていた念願でありました石清水八幡の参詣がようやく叶いました。当時のことですので、当然、「徒(かち)」で行くのですが、同じ京都市内にあるのですから、行こうと思えばいつでも行かれます。
 念願は長年持ち続けてはいたものの、決心がつかずにいつづけることは誰しもにあることです。
 私など、東京に3四半世紀も居住していながら、日本経営士協会関西支部の支部長が上京するまで、東京タワーに登ったことがありませんでした。しかも、その1回だけです。東京スカイツリーときましたら、まだ、一度も昇っていません。おそらく終生、昇る機会は訪れないでしょう。<笑い>
 仁和寺という古刹の高僧ですら、そうですので、凡人の私などと比較してはバチが当たってしまいますね。
 誰かが背中を押してくれたり、何かが契機となって一大決心したりしない限り、中々実現しないことというのはありますね。

 思い込みや早とちりというのは、これも誰しもが経験することです。
 仁和寺の、この僧は、極楽寺・高良神社を拝みましたが、自分では、石清水八幡宮の全てを参拝したと思いこんで、本来の目的であります、山上にある八幡宮本殿を拝まないで帰ってしまったのです。
 他の人達が、山の方に昇っていくのを見てもまだ、自分は、目的を全て果たしたと思ったのです。思い込みが、「正常化バイアス」を働かせてしまうのですね。
 同僚に「長年の念願でありました石清水八幡の参拝を果たしました。八幡宮は、噂以上に荘厳でした。それにしても、参詣者の皆さんが、山の方へ登って行きましたが、何かそちらにあったのでしょうかネ。でも、私は、八幡宮の参拝が目的でしたし、それを果たせましたので、山には登りませんでした」と、本殿を参拝するという本来の目的を達成していないのに、まじめな顔をして話したといいます。
 なにごとでありましても、軽く見ずに、兼好が言うように「案内者がいるほうが、大失敗を避けることに繋がる」ものなのでしょう。
 私達、経営コンサルタントの立場でも、多くの経営者は、「経営コンサルタントなどいなくても、これまでもやってこられたので、これからもやって行けるはずだ」と、私達におっしゃったり、自分自身を納得させていたりするのです。

 このように、私達は「○○のつもり」ということが多々あります。これを私は「つもり症候群」といい、研修等で、しばしばお話をします。この第52段は、その時の引用として紹介します。
* 
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【お節介焼き情報】 海運会社が宇宙ビジネスに参入 why?

2024-09-03 12:03:00 | ◇経営特訓教室

【お節介焼き情報 海運会社が宇宙ビジネスに参入 why?

お節介焼き経営コンサルタント」が、経営やコンサルティングに関する情報だけではなく、日常生活に役に立つような情報、旅行や写真などの会話を潤滑にするために情報などもお届けしています。

 それらの中から、直ぐにお役に立つような、選りすぐりの情報を中心にご紹介して参ります。

◆ 海運会社が宇宙ビジネスに参入 why?
 近い将来、小型の低軌道衛星を高頻度で打ち上げるようになるでしょう。半径3キロメートル以内に全く人が立ち入らない条件を満たさないと発射場として利用できません。日本では、候補地を確保することは難しいのです。
 そこに目をつけた海運会社・日本郵船が、宇宙事業の開発の一環に、異業種と連携して、洋上でのロケットの打ち上げや回収ビジネスに参入すると発表しました。そのうち挙げ場所として、洋上打ち上げ・回収を目指しているのです。洋上射場船と洋上回収船は技術的に共通点があるといいます。
 洋上回収は、スペースX社が先行しています。日本の宇宙産業の競争力は、米国や中国、インドに大きく水を開けられているのがげんじょうです。四方を海に囲まれているという、日本の特性を活かして多頻度打ち上げを目指すことに期待したいです。

【経営コンサルタントへの道】


 
  長い経営コンサルタント経歴の基、書かれたページで、経営コンサルタントになるひとの60%ものの人が目を通しています。
 

 


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【お節介焼き情報】 海運会社が宇宙ビジネスに参入 why?

2024-08-26 09:51:58 | ◇経営特訓教室

【お節介焼き情報 海運会社が宇宙ビジネスに参入 why?

お節介焼き経営コンサルタント」が、経営やコンサルティングに関する情報だけではなく、日常生活に役に立つような情報、旅行や写真などの会話を潤滑にするために情報などもお届けしています。

 それらの中から、直ぐにお役に立つような、選りすぐりの情報を中心にご紹介して参ります。

◆ 海運会社が宇宙ビジネスに参入 why?
 近い将来、小型の低軌道衛星を高頻度で打ち上げるようになるでしょう。半径3キロメートル以内に全く人が立ち入らない条件を満たさないと発射場として利用できません。日本では、候補地を確保することは難しいのです。
 そこに目をつけた海運会社・日本郵船が、宇宙事業の開発の一環に、異業種と連携して、洋上でのロケットの打ち上げや回収ビジネスに参入すると発表しました。そのうち挙げ場所として、洋上打ち上げ・回収を目指しているのです。洋上射場船と洋上回収船は技術的に共通点があるといいます。
 洋上回収は、スペースX社が先行しています。日本の宇宙産業の競争力は、米国や中国、インドに大きく水を開けられているのがげんじょうです。四方を海に囲まれているという、日本の特性を活かして多頻度打ち上げを目指すことに期待したいです。

【経営コンサルタントへの道】

 


 
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【ロジカル・シンキングがよく身につく】 6-7-320 第三章 ロジカル・シンキングの思考用具 ロジカル・シンキングの思考用具 ヒエラルキー・ツールで階層思考 リスキリング・ミニ講座

2024-05-26 12:03:00 | ◇経営特訓教室

  【ロジカル・シンキングがよく身につく】 6-7-320 第三章 ロジカル・シンキングの思考用具 ロジカル・シンキングの思考用具 ヒエラルキー・ツールで階層思考 リスキリング・ミニ講座

「筋の通った人生を送るためのリスキリング」

 この度、日本人の多くが不得意としている論理思考力体得のための書籍「ロジカル・シンキングがよくわかる本」を、新規書籍に匹敵するくらい大幅改訂をして上梓することになりました。

 ロジカル・シンキングを身に付けて、筋の通った思考をし、説得力ある表現力を身に付け、一歩上の人生を歩んでいただくことを祈念して、本書のご紹介をして参ります。

 

 

■7-3 第三章 ロジカル・シンキングの思考用具

 「ロジカル・シンキング」というと難しく感じるかもしれませんが、ビジネスパーソンの皆さんは、すでに何らかのかたちでロジカル・シンキングを使っているはずです。それを更に深めて行くには、自己流では限界があります。

■7-320 第三章 ロジカル・シンキングの思考用具 ロジカル・シンキングの思考用具 ヒエラルキー・ツールで階層思考

 第3章 ロジカル・シンキングの思考用具

  3-1 ロジカル・シンキングのツール
  3-2 ヒエラルキー・ツール
  3-3 フレームワークでロジカル・シンキングを進める
  3-4 フレームワーク ちょっと高度なツールをロジカル・シンキングに試用
  3-5 フレームワーク マトリックスを使いこなす
  3-6 フローツールでロジカル・シンキングを進める

 ロジカル・シンキングを習得するには、❶論理基本、❷論理手法、❸論理用具の3項について体得するのが近道であることはお話済みです。

 頭の中だけの思考では、MECEにならなかったり、抽象的であったりしがちでず。ここでは前章で紹介した様々な思考手法を手助けするためのツールを解説します。
 ツールとして、まずはロジカル・シンキングと密接に関係する「ロジックツリー」が挙げられます。その他、フレームワークの代表的なツールである「マーケティングの4P」や、各種マトリックスのロジカル・シンキング的な利用法を学びます。そのほか、ロジカル・シンキングの助けになるツールについても復習しておきましょう。

 「ロジカル・シンキングを習得するには論理思考用具を征服せよ」と言っても過言ではないほど、ロジカル・シンキング・ツールは重要です。
 ロジカル・シンキング・ツールは、第二章と連携し、大きく3つのグループに分けて理解しますと、ロジカル・シンキングの活用がスムーズに進むでしょう。「ヒエラルキー・ツール」、「フレームワーク・ツール」、「フロー・ツール」です。

 第三章「ロジカル・シンキングの思考用具」の1節では「ロジカル・シンキングのツール」と題して、ロジカル・シンキング・ツールについてご紹介します。
 ロジカル・シンキングには、ロジカル・シンキングに適したツールを利用するのが一般的です。  ロジカル・シンキング専用ではないツールの中にも,ロジカル・シンキングに役立つものがあるので.あわせて紹介します。

 「ロジカル・シンキングを習得するには論理思考用具を征服せよ」と言っても過言ではないほど、ロジカル・シンキング・ツールは重要です。
 ロジカル・シンキング・ツールは、第二章と連携し、大きく3つのグループに分けて理解しますと、ロジカル・シンキングの活用がスムーズに進むでしょう。「ヒエラルキー・ツール」、「フレームワーク・ツール」、「フロー・ツール」です。
 ヒエラルキー・ツールは、第二章の階層思考を具体的に進めるのに適したツールです。フレームワーク・ツールは第二章の枠組み思考思考、フロー・ツールは過程思考に適しています。しかし、それぞれの組み合わせは、固定的ではありませんし、第二章で説明しました、他の思考法を組み合わせることもしばしばあります。

 第三章1節「ロジカル・シンキングのツール」では、どの様なツールがあるのか、本書におけますロジカル・シンキング・ツールの概要について理解をしていただきます。
 まず、ここでいう「ツール」とは何か、論理的な思考を助けてくれる便利なツール(道具)とはどのようなものなのかについてお話します。
 そして、それらの「ツール(道具)」を利用するに当たって共通するポイントについて理解していただきます。
 その上で、「ロジカル・シンキングに使う便利なツール」にはどの様なツールがあるのか、ロジカル・シンキング・ツール体系をご紹介します。

■自己変革体験をベースにしたロジカル・シンキング書

 ビジネスに役立つ論理的思考法「ロジカル・シンキング」が図解でよくわかる入門書です。2006年に本書初版を出版してから3回の大きな改訂を含む改訂を繰り返してきたロングセラー・ビジネス書の紹介です。

 これまでは、本書出版の経緯と、類似他書外床が異なるかについてお話してきました。
 ここからは「論理思考の必要性が高まっている」についてお話してまいります。

■ 本書執筆の契機

 筆者は、必ずしも論理思考力を駆使して、商社マン10年、経営コンサルタント約半世紀を過ごしてきたわけではありません。むしろ、論理思考の必要性を痛感してきました。

 そのために、業務を通して必死に論理思考力を身に付ける努力をしました。努力をしたといいますよりは、努力をせざるを得なかったのです。
 その過程で、ロジカル・シンキングやクリティカル・シンキングが、論理思考を業務に活かせることを発見しただけではなく、ロジカル・シンキングそのものが論理思考力を身に付けるための強化ツールであることも発見しました。

■ 他書とどこが異なるか

 論理思考に関する書籍はコーナーがひとつできるほど、いろいろな書籍が出ています。ロジカル・シンキングは、その中でも比重が非常に高く、従って既刊書の数も他の分類よりも多くなっています。

  はじめに

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/692dfe619907f019f9a684c1add0698f

 本書は、大きく、次の5つの点で他書と異なっているといえます。

 ①論理思考を不得意としている者が執筆している

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/a2aa5c16f1b08723ddf21c8a752259fe


 ②講演・執筆実績から内容が進化し続けている

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/acb4602f301f23a95cbbe7e6ded381d0

 ③筆者自身の思考力養成体験から執筆している

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/5050541b16a5cae084f732d87fc44b5e

 ④ハウツー本+トレーニングブックという性格を持っている

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/dc36796bde9414e31b8fc27090b6fb57

 ロジカル・シンキングだけではなくコミュニケーション力も重視

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/e6d3d4bb4f9f347885f339deef1111bc

■ 本書の内容

 本書の目次は、下記のようになっています。
  第1章 ロジカル・シンキングの基本と本質
  第2章 ロジカル・シンキングの思考手法
  第3章 ロジカル・シンキングで活用する便利なツール
  第4章 ちょっと高度なツールでロジカル・シンキングに挑戦
  第5章 ロジカル・シンキングによるニーズ把握
  第6章 ロジカル・コミュニケーションで理解を得る

 本書第1章から2章までは、論理思考力を高めるために、ロジカル・シンキングに不可欠な基本的知識を応用力として活かすには、なにが基本で、どの様な思考手法を「体得」したら良いのかという観点を重視しました。

 第3章では、ロジカル・シンキングを行う場合に必要なツールについて、どのようなツールがあり、それをどのように使ったらより効果を上げられるのか、利用面からの分類と特質を詳説しています。

 第4章以降は、ロジカル・シンキングを実務にどの様に活かすか、とりわけコミュニケーションを効果的に進めるには、ロジカル・シンキングを通した論理思考をいかに活かすかという視点で改訂しました。

 本書は、単なる読み物として、あるいは参考書としてのロジカル・シンキングではなく、実務に使いながら、論理思考力を高められるように、「思考しながら体得する」をキーワードにして追補し、改訂しました。

■ 詳細情報・ご注文

 書店でご注文して下さると幸いです。

 アマゾンでも購入できますので、こちらからのご注文でも結構です。

  図解入門ビジネス 最新ロジカル・シンキングがよくわかる本 | 今井信行 |本 | 通販 | Amazon

 


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【ロジカル・シンキングがよく身につく】 6-7-310 第三章 ロジカル・シンキングの思考用具 ロジカル・シンキングのツール リスキリング・ミニ講座

2024-05-20 12:03:00 | ◇経営特訓教室

  【ロジカル・シンキングがよく身につく】 6-7-310 第三章 ロジカル・シンキングの思考用具 ロジカル・シンキングのツール リスキリング・ミニ講座

「筋の通った人生を送るためのリスキリング」

 この度、日本人の多くが不得意としている論理思考力体得のための書籍「ロジカル・シンキングがよくわかる本」を、新規書籍に匹敵するくらい大幅改訂をして上梓することになりました。

 ロジカル・シンキングを身に付けて、筋の通った思考をし、説得力ある表現力を身に付け、一歩上の人生を歩んでいただくことを祈念して、本書のご紹介をして参ります。

 

 

■7-3 第三章 ロジカル・シンキングの思考用具

 「ロジカル・シンキング」というと難しく感じるかもしれませんが、ビジネスパーソンの皆さんは、すでに何らかのかたちでロジカル・シンキングを使っているはずです。それを更に深めて行くには、自己流では限界があります。

■7-310 第三章 ロジカル・シンキングの思考用具 ロジカル・シンキングのツール

 第3章 ロジカル・シンキングの思考用具

  3-1 ロジカル・シンキングのツール
  3-2 ヒエラルキー・ツール
  3-3 フレームワークでロジカル・シンキングを進める
  3-4 フレームワーク ちょっと高度なツールをロジカル・シンキングに試用
  3-5 フレームワーク マトリックスを使いこなす
  3-6 フローツールでロジカル・シンキングを進める

 ロジカル・シンキングを習得するには、❶論理基本、❷論理手法、❸論理用具の3項について体得するのが近道であることはお話済みです。

 頭の中だけの思考では、MECEにならなかったり、抽象的であったりしがちでず。ここでは前章で紹介した様々な思考手法を手助けするためのツールを解説します。
 ツールとして、まずはロジカル・シンキングと密接に関係する「ロジックツリー」が挙げられます。その他、フレームワークの代表的なツールである「マーケティングの4P」や、各種マトリックスのロジカル・シンキング的な利用法を学びます。そのほか、ロジカル・シンキングの助けになるツールについても復習しておきましょう。

 「ロジカル・シンキングを習得するには論理思考用具を征服せよ」と言っても過言ではないほど、ロジカル・シンキング・ツールは重要です。
 ロジカル・シンキング・ツールは、第二章と連携し、大きく3つのグループに分けて理解しますと、ロジカル・シンキングの活用がスムーズに進むでしょう。「ヒエラルキー・ツール」、「フレームワーク・ツール」、「フロー・ツール」です。

 第三章「ロジカル・シンキングの思考用具」の1節では「ロジカル・シンキングのツール」と題して、ロジカル・シンキング・ツールについてご紹介します。
 ロジカル・シンキングには、ロジカル・シンキングに適したツールを利用するのが一般的です。  ロジカル・シンキング専用ではないツールの中にも,ロジカル・シンキングに役立つものがあるので.あわせて紹介します。

 「ロジカル・シンキングを習得するには論理思考用具を征服せよ」と言っても過言ではないほど、ロジカル・シンキング・ツールは重要です。
 ロジカル・シンキング・ツールは、第二章と連携し、大きく3つのグループに分けて理解しますと、ロジカル・シンキングの活用がスムーズに進むでしょう。「ヒエラルキー・ツール」、「フレームワーク・ツール」、「フロー・ツール」です。
 ヒエラルキー・ツールは、第二章の階層思考を具体的に進めるのに適したツールです。フレームワーク・ツールは第二章の枠組み思考思考、フロー・ツールは過程思考に適しています。しかし、それぞれの組み合わせは、固定的ではありませんし、第二章で説明しました、他の思考法を組み合わせることもしばしばあります。

 第三章1節「ロジカル・シンキングのツール」では、どの様なツールがあるのか、本書におけますロジカル・シンキング・ツールの概要について理解をしていただきます。
 まず、ここでいう「ツール」とは何か、論理的な思考を助けてくれる便利なツール(道具)とはどのようなものなのかについてお話します。
 そして、それらの「ツール(道具)」を利用するに当たって共通するポイントについて理解していただきます。
 その上で、「ロジカル・シンキングに使う便利なツール」にはどの様なツールがあるのか、ロジカル・シンキング・ツール体系をご紹介します。

■自己変革体験をベースにしたロジカル・シンキング書

 ビジネスに役立つ論理的思考法「ロジカル・シンキング」が図解でよくわかる入門書です。2006年に本書初版を出版してから3回の大きな改訂を含む改訂を繰り返してきたロングセラー・ビジネス書の紹介です。

 これまでは、本書出版の経緯と、類似他書外床が異なるかについてお話してきました。
 ここからは「論理思考の必要性が高まっている」についてお話してまいります。

■ 本書執筆の契機

 筆者は、必ずしも論理思考力を駆使して、商社マン10年、経営コンサルタント約半世紀を過ごしてきたわけではありません。むしろ、論理思考の必要性を痛感してきました。

 そのために、業務を通して必死に論理思考力を身に付ける努力をしました。努力をしたといいますよりは、努力をせざるを得なかったのです。
 その過程で、ロジカル・シンキングやクリティカル・シンキングが、論理思考を業務に活かせることを発見しただけではなく、ロジカル・シンキングそのものが論理思考力を身に付けるための強化ツールであることも発見しました。

■ 他書とどこが異なるか

 論理思考に関する書籍はコーナーがひとつできるほど、いろいろな書籍が出ています。ロジカル・シンキングは、その中でも比重が非常に高く、従って既刊書の数も他の分類よりも多くなっています。

  はじめに

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/692dfe619907f019f9a684c1add0698f

 本書は、大きく、次の5つの点で他書と異なっているといえます。

 ①論理思考を不得意としている者が執筆している

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/a2aa5c16f1b08723ddf21c8a752259fe


 ②講演・執筆実績から内容が進化し続けている

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/acb4602f301f23a95cbbe7e6ded381d0

 ③筆者自身の思考力養成体験から執筆している

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/5050541b16a5cae084f732d87fc44b5e

 ④ハウツー本+トレーニングブックという性格を持っている

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/dc36796bde9414e31b8fc27090b6fb57

 ロジカル・シンキングだけではなくコミュニケーション力も重視

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/e6d3d4bb4f9f347885f339deef1111bc

■ 本書の内容

 本書の目次は、下記のようになっています。
  第1章 ロジカル・シンキングの基本と本質
  第2章 ロジカル・シンキングの思考手法
  第3章 ロジカル・シンキングで活用する便利なツール
  第4章 ちょっと高度なツールでロジカル・シンキングに挑戦
  第5章 ロジカル・シンキングによるニーズ把握
  第6章 ロジカル・コミュニケーションで理解を得る

 本書第1章から2章までは、論理思考力を高めるために、ロジカル・シンキングに不可欠な基本的知識を応用力として活かすには、なにが基本で、どの様な思考手法を「体得」したら良いのかという観点を重視しました。

 第3章では、ロジカル・シンキングを行う場合に必要なツールについて、どのようなツールがあり、それをどのように使ったらより効果を上げられるのか、利用面からの分類と特質を詳説しています。

 第4章以降は、ロジカル・シンキングを実務にどの様に活かすか、とりわけコミュニケーションを効果的に進めるには、ロジカル・シンキングを通した論理思考をいかに活かすかという視点で改訂しました。

 本書は、単なる読み物として、あるいは参考書としてのロジカル・シンキングではなく、実務に使いながら、論理思考力を高められるように、「思考しながら体得する」をキーワードにして追補し、改訂しました。

■ 詳細情報・ご注文

 書店でご注文して下さると幸いです。

 アマゾンでも購入できますので、こちらからのご注文でも結構です。

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【筋の通った人生を送るためのスキル体得ノウハウ】 ロジカル・シンキング 003 他書とどこが異なるか(2) 講演・執筆経験から進化を続ける

2024-03-31 20:03:00 | ◇経営特訓教室

  【筋の通った人生を送るためのスキル体得ノウハウ】 ロジカル・シンキング 003 他書とどこが異なるか(2) 講演・執筆経験から進化を続ける

「筋の通った人生を送るためのスキル体得ノウハウ」

 この度、日本人の多くが不得意としている論理思考力体得のための書籍「ロジカル・シンキングがよくわかる本」を、新規書籍に匹敵するくらい大幅改訂をして上梓することになりました。

 ロジカル・シンキングを身に付けて、筋の通った思考をし、説得力ある表現力を身に付け、一歩上の人生を歩んでいただくことを祈念しています。

 


■■自己変革体験をベースにしたロジカル・シンキング書

 ビジネスに役立つ論理的思考法「ロジカル・シンキング」が図解でよくわかる入門書です。2006年に本書初版を出版してから3回の大きな改訂を含む改訂を繰り返してきたロングセラー・ビジネス書です。

■ 本書執筆の契機

 筆者は、必ずしも論理思考力を駆使して、商社マン10年、経営コンサルタント約半世紀を過ごしてきたわけではありません。むしろ、論理思考の必要性を痛感してきました。

 そのために、業務を通して必死に論理思考力を身に付ける努力をしました。努力をしたといいますよりは、努力をせざるを得なかったのです。
 その過程で、ロジカル・シンキングやクリティカル・シンキングが、論理思考を業務に活かせることを発見しただけではなく、ロジカル・シンキングそのものが論理思考力を身に付けるための強化ツールであることも発見しました。

■ 他書とどこが異なるか

 論理思考に関する書籍はコーナーがひとつできるほど、いろいろな書籍が出ています。ロジカル・シンキングは、その中でも比重が非常に高く、従って既刊書の数も他の分類よりも多くなっています。

 本書は、大きく、次の5つの点で他書と異なっているといえます。

 ①論理思考を不得意としている者が執筆している
 ②講演・執筆実績から内容が進化し続けている
 ③筆者自身の思考力養成体験から執筆している
 ④ハウツー本+トレーニングブックという性格を持っている
 ⑤ロジカル・シンキングだけではなくコミュニケーション力も重視

 

 ここでは、②の違い「講演・執筆実績から内容が進化し続けている」について、お話します。

 筆者自身、論理思考が苦手であることからどのようにしたら脱出できるかを考え、スキル改善の努力を繰り返してきました。論理思考ができる人から見ますと、なんと稚拙な経験だろうと思われても仕方のないようなことの連続でした。

 逆に、論理思考に弱い人が、いかにしたら論理思考を身に付けられるかの技、”ノウハウ”を体得できたといえます。論理思考のできる人には、体験できない「体験」をできたのです。

 その体験を基に、ビジネスパーソン向けに、一千時間近くも講師経験と書籍や雑誌の執筆時間投入をしてきました。

 本書の改訂は、その体験を基に続けてきましたので、初版と比較しますと、内容的にも大きく異なってきました。研修等の内容も毎回と言っても過言でないほど、改良・改訂をしてきました。けっして自慢のできる体験ではありませんが、そこから見出したノウハウが潜んでいます。

 これが、他書とは異なる二つ目のポイントです。



■ 本書の内容

 本書の目次は、下記のようになっています。
  第1章 ロジカル・シンキングの基本と本質
  第2章 ロジカル・シンキングの思考手法
  第3章 ロジカル・シンキングで活用する便利なツール
  第4章 ちょっと高度なツールでロジカル・シンキングに挑戦
  第5章 ロジカル・シンキングによるニーズ把握
  第6章 ロジカル・コミュニケーションで理解を得る

 本書第1章から2章までは、論理思考力を高めるために、ロジカル・シンキングに不可欠な基本的知識を応用力として活かすには、なにが基本で、どの様な思考手法を「体得」したら良いのかという観点を重視しました。

 第3章では、ロジカル・シンキングを行う場合に必要なツールについて、どのようなツールがあり、それをどのように使ったらより効果を上げられるのか、利用面からの分類と特質を詳説しています。

 第4章以降は、ロジカル・シンキングを実務にどの様に活かすか、とりわけコミュニケーションを効果的に進めるには、ロジカル・シンキングを通した論理思考をいかに活かすかという視点で改訂しました。

 本書は、単なる読み物として、あるいは参考書としてのロジカル・シンキングではなく、実務に使いながら、論理思考力を高められるように、「思考しながら体得する」をキーワードにして追補し、改訂しました。

 

■ 詳細情報・ご注文

 書店でご注文して下さると幸いです。

 アマゾンでも購入できますので、こちらからのご注文でも結構です。

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【経営コンサルタントのお勧め図書】 世界と日本経済大予測2024-25 2402

2024-03-02 16:39:09 | ◇経営特訓教室

本  【経営コンサルタントのお勧め図書】 世界と日本経済大予測2024-25 2402

 

 2月27日発信予定でした「経営コンサルタントの本棚」2月号ですが、予定より遅れまして本日発信いたしました。

 心待ちになさっている読者の皆様にはご迷惑とご心配をお掛けしました。

 また、筆者の酒井闊先生には、大変失礼致しました。

 なお、書庫「経営コンサルタントの本棚」には、2月27日の欄に、本ブログとは別に、同じ内容のものをアップロードしてありますので、いずれかをご覧下さると幸いです。

経営コンサルタントがどのような本を、どのように読んでいるのかを教えてください」「経営コンサルタントのお勧めの本は?」という声をしばしばお聞きします。

 日本経営士協会の経営士・コンサルタントの先生方が読んでいる書籍を、毎月第4火曜日にご紹介します。

 

 【経営コンサルタントの本棚】は、2012年に、経営コンサルタントがどのような書籍を読んでいるのか知りたいという、ブログ読者の声を反映して企画いたしました。

 幸い、日本で最初に創設された経営コンサルタント団体である日本経営士協会には優秀な経営士・コンサルタントがいらっしゃるので、その中のお一人である酒井闊先生にお声をかけましたところ、ご協力いただけることになりました。

 それが、今日まで継続されていますので、10年余もの長きにわたって、皆様にお届けできていることに誇りを持っています。

本

■    今日のおすすめ

『「世界と日本経済大予測2024-25」

    Economic risk to business and investment』

                    (渡邉哲也著 PHP研究所)

本

■    日本経済にインパクトを与える40の国内、国外のリスク(はじめに)

 紹介本は2024-25年に予測される世界・日本の経済40のリスクについて短く論評しています。著者の経済大予測シリーズは2020年からの5作目です。2020年予測本以来「高い的中率(的中率9割)」で話題になっています。
 紹介本の2024年本で著者は、『グローバリズムの終焉」に伴う世界情勢の変化』の中での『追い風が吹き「未来が明るい日本経済」』を解き明かします。
 それでは、40のリスクの注目点を、上記二つの視点からご紹介します。
本
■    二つの視点から注目のリスクを見てみよう

【「グローバリズムの終焉」に伴う世界情勢の変化】

<「詰んだ」中国の地位を奪うインド>
 紹介本は、「グローバリズムの終焉」に伴う世界情勢の状況から、2024-25年の経済的状況を予測します。
 中国の経済状況の実態は、統計など信憑性が低く正確に把握できませんが、“若者の失業率の公表取り止め”や“国家安全省の中国経済についての批判的な論評なども違法行為として処罰する方針の発表(2023.12.17 NHK NEWS)”等から『「詰んだ」中国』が推し量れます。
 紹介本は、「詰んだ」中国のサプライチェーンの行き先の国はインドであるとします。QUAD、英語という共通言語、米・半導体業界の枢要な地位を占めるインド人、軍事面での米・インドの関係強化など、米・インドの親和性に注目し「インドが世界の半導体工場となる」と予測します。
 一方、紹介本は、インドの特殊性に注目し、ビジネスを進めるよう警告します。
 特殊性として、『ヒンドゥー教に由来するカースト制度による「階級制度」』と『イスラム、ヒンズー、インド共産党など多様な勢力が支配する自治州で構成する連邦国家的「地域性」』を上げています。これらの特殊性ゆえに、中央政府の意向が届きにくく、決定から実行までの速度感が専制国家に比し劣後する点に留意すべきと指摘します。

<国産半導体の復活が始まる>
 紹介本は、東アジアの緊迫している状況をより難しくしているのが半導体製造をめぐる問題であるとします。
 世界の半導体製造のファウンドリー(半導体の受託製造に特化した専門企業)が生産するSoC(System on a Chip)は台湾のTSMCと韓国のサムスンの2社で世界の7割を占めているのです。
 この状況を踏まえ、中国に警戒心を強めるアメリカは、韓国が経済面で中国の支配下に入り、半導体の需給バランスが崩れ、高度な技術が中国の手に落ちることを恐れ、「チップ4」と呼ばれる日米韓台の「半導体供給網同盟」を合意する傍ら、IPEF参加 14 カ国(注1)による「サプライチェーン協定」を通じて、中国以外の地域での半導体サプライチェーンを強化しています。
 加えて、日・米・蘭の3ヶ国による「先端半導体技術の対中輸出規制合意」により対中半導体包囲網を一層強化しています。
 また、EUの、2023年10月に採択し12月に施行が予定される、中国・ロシアを念頭に置いた、『「経済的威圧」への対抗措置を可能にする反威圧手段規則』にも注視が必要です。
 紹介本は、欧・米・日・豪のこの様な状況を捉え、「再び“COCOM(注2)”をつくろうとしている」と言います。この様な動きから、「TSMCに代表される熊本」や「国内半導体主要メーカー8社の出資によるラピダスが新工場を建設している北海道千歳市」における「国産半導体の復活」と「地方経済の活性化」を予測します。
 一方、注意すべき点として、米中デカップリングの進行と同盟・合意による中国包囲網で、中国での半導体生産が出来なくなる可能性が高いことを挙げ、「中国に工場を置く企業に気を付けよ」と警告します。

 

(注1)IPEF参加14カ国;

●   米国、日本、豪州、ニュージーランド、韓国、ASEAN7カ国(インドネシア、シンガポール、タイ、フィリピン、ベトナム、マレーシア、ブルネイ)、インド及びフィジーの14か国です。

(注2)COCOMとは;

●   1950年1月にスタートし、ソ連崩壊に伴い1994年に解散した、共産主義諸国(ソ連およびワルシャワ条約機構)へのハイテク物資の輸出規制。
●   参加国は、当時のNATO加盟国15カ国(ベルギー、カナダ、デンマーク、フランス、西ドイツ、ギリシャ、イタリア、ルクセンブルク、オランダ、ノルウェー、ポルトガル、スペイン、トルコ、イギリス、アメリカ合衆国)及びオーストラリア、日本の17か国。
●    Co-ordinating Committee Control for Export to Communist Areaの略記


【追い風が吹き「未来が明るい日本経済」】

 

<光半導体技術で日本が世界のトップになる>
 日本の半導体を、再び世界一の座に返り咲くことを可能にする技術があります。それは、NTTが主導しマイクロソフト・インテル・ノキア・NEC・トヨタなど118の企業・団体が参加する「IOWNグローバルフォーラム」が研究開発し、2024年に仕様確定、2030年に実用化を目指している、光半導体技術です。
 IOWN(注3)の光半導体技術は、データ伝送容量を125倍に、電力効率を100倍に、ネットワーク遅延を200分の一に、を実現します。データ容量激増への対応、スマート時代への対応、省電力・脱炭素に向けた驚異の技術です。
 さらに追い風があります。通信規格を決める国際機関である国際電気通信連合の事務総局長に2015年からは中国が就任し、ファーウェイの5Gの規格採用に大きな影響を与えていましたが、2022年9月、事務総局長に米国、電気通信標準化局長に日本(尾上氏)が就任し、通信規格認定の主導権を中国から取り戻したのです。これで速やかな通信規格の5・5G(2025年実用化予定)、6Gが実現します。
 また、光半導体技術の技術的脅威を証左する事実として、TSMCが日本に進出した動機の一つに、光半導体技術への参入があったと紹介しています。
 IOWNの光半導体に期待したいですね。
 

(注3)IOWN(アイオン)はInnovative Optical and Wireless Networkの略記

 

<日本企業の国内回帰がさらに進む>
 紹介本は、追い風の一つとして原発の再稼働が上げています。電力各社の原発比率(2022年度)は、九州電力23%、関西電力20.3%に対し、東京電力は6.3%、東北電力は5.6%、中国電力は9.6%、北海道電力0%です。原発比率の低い東京電力の柏崎刈羽原発、北海道電力の泊原発の再稼働の実現性が高まっています。
 この原発再開に加え、世界的エネルギー価格の高騰の中で、日本は資源調達が中長期的な契約のため短期的価格高騰の影響を受けづらく、電力コストの相対的有利性があるとします。
 この様な背景と円安の中で日本企業の国内回帰が起こると予測します。その実例として、パナソニックの、中国やマレーシアの業務用空調機器の生産を群馬県大泉町に、中国のエアコンの生産を滋賀県草津に、2024年3月までに、移転する事例を挙げています。2023年も多くの企業の日本国内回帰がありましたが、2024-25年についても国内回帰が進むと予測します。
 その他の追い風として、「シニアの活用がますます進み、日本を元気にする」、「長期滞在をするアメリカ・カナダの観光客が増え、中国などの東アジア観光客頼みから脱却し、実滞在人数でコロナ前の水準に回復する」、「“中国離れ”でGDPの成長率も良化する」等を挙げています。
本
■    予測されるリスクをチャンスに(むすび)

 紹介本では、40のリスク予測それぞれの結びとして「リスクをチャンスに切り替えるキーワード」が書かれています。キーワードを参考に、ビジネス・チャンスを掴みましょう。
 本

【酒井 闊プロフィール】

 10年以上に亘り企業経営者(メガバンク関係会社社長、一部上場企業CFO)としての経験を積む。その後経営コンサルタントとして独立。  企業経営者として培った叡智と豊富な人脈ならびに日本経営士協会の豊かな人脈を資産として、『私だけが出来るコンサルティング』をモットーに、企業経営の革新・強化を得意分野として活躍中。

  https://www.jmca.or.jp/member_meibo/2091/

  http://sakai-gm.jp/index.html

【 注 】  著者からの原稿をそのまま掲載しています。読者の皆様のご判断で、自己責任で行動してください。

本

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【経営コンサルタントのひとり言】 足元を大切に ウォーキング・シューズとジョギング・シューズは別物

2024-02-07 10:03:00 | ◇経営特訓教室

  【経営コンサルタントのひとり言】 足元を大切に ウォーキング・シューズとジョギング・シューズは別物

 

 

 「そんなこと、常識だろう」と言ったり、言われたりしたことはありませんか?

 コンサルタントなど士業・経営の専門家だけではなく、ビジネスパーソンの皆さんの「あたり前」とはなんでしょうか?

 「常識」とか「あたり前」と思っていることが、じつは、必ずしも適切な判断に繋がるとは限りません。

 こんな、日常茶飯事のことに疑問を持つことの積み重ねが、思考力を高めたり、相手のことを思いやったりと、人間性を高めることに繋がるような気がします。

 経営士・コンサルタントを1970年代からやってきた経験から、思ったこと、考えたことを独断と偏見でもって述べてみたいと思います。

 

■ 足元を大切に

 ウォーキング・シューズを新しくした時のことです。

 高級品ではないですが、「足元は大切」という言葉があるように、ウォーキングには、靴が大切だということを実感しました。

 それまでは、ジョギング・シューズもウォーキングにも併用できるだろうと考え、早朝ウォーキングにジョギング・シューズを履いていました。

 ところが、ウォーキング・シューズをはいて、歩いてみて、ウォーキング・シューズとジョギング・シューズは別物であることを実感しました。

 

 ウォーキング・シューズをはいた時に、「安定性が良くない」、この靴を買って失敗したかな、と一瞬思いました。

 歩き出してみると、靴のつま先部分が上がっているので、後ろに蹴る時に力が加わる感じがしました。

 おそらく、そのために、躓きも少なくなるのではないかと思いました。

 また、かかと部分のクッションが良いので、膝などへの悪影響も少ないように思えました。

 ジョギング・シューズは、靴の前部のクッションをよくしていますが、ウォーキング・シューズは、むしろ、かかとでの衝撃吸収を重視しているようです。

 このように、目的によってソールの設計が異なるのですね。

 

 ウォーキング・シューズに馴れなうちは、左右方向へのバランスが悪いような気がしましたが、おおむね満足できる結果です。

 以前、英国製の高級ウォーキング・シューズを買った時に、満足感が高かったことを思い出し、次回購入する時は、再び同じメーカーのウォーキング・シューズにしてみようと思った次第です。

 

■ おすすめブログ  コンサルタント・士業に特化したブログ

 

 


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■【経営コンサルタントのお勧め図書】 現場から見上げる企業戦略論

2023-11-21 12:03:00 | ◇経営特訓教室

■■【経営コンサルタントのお勧め図書】 現場から見上げる企業戦略論

 「経営コンサルタントがどのような本を、どのように読んでいるのかを教えてください」「経営コンサルタントのお勧めの本は?」という声をしばしばお聞きします。

 日本経営士協会の経営士・コンサルタントの先生方が読んでいる書籍を、毎月第4火曜日にご紹介します。

■      今日のおすすめ

現場から見上げる企業戦略論 11c21』(藤本隆宏著 角川新書)

■      “現場の強さ”を認識した「企業戦略」を実現する経営が必要(はじめに)

 紹介本の著者は、日本は勿論アメリカ、ドイツをはじめとする欧州、中国、東南アジアなど、世界を股にかけて活躍する経営学者です。しかも、製造現場を中心に、世界の現場を観察し、経営理論を背景に、現在の日本企業の状況を、過去の長期の産業史の考察から捉え、近い将来の日本企業のあるべき方向について提言しています。 

 著者は、第二次世界大戦後の産業史を考察し、『冷戦期の東西分断、「プラザ合意」に端を発する円高、ポスト冷戦期における中国をはじめとした低賃金国の出現、日本のバブル崩壊の後の「失われた20年」などの時代を通じ、厳しい状況にさらされながら、現場は「苦闘」し、地道な改善を進め、結果として高い生産性、迅速性、柔軟性、品質を養って来た』と日本の産業における現場の強さを強調します。

 著者は加えて、利益確保、顧客満足、雇用確保の「三方よし」を目標とし、それを特徴にする良い経営者は、「現場指向企業」を目指し、「裏の競争力」(現場の能力構築競争)を長期的な「表の競争力」(価格競争力など)に繋げ、企業の成長を図ると主張します。つまり、良い経営者は「現場の流れ図」と「世界情勢の潮目から判断する企業戦略」が同時に頭に入っていると言います。

 著者は、さらに複雑化する“ややこしい”世界において、強い本社と強い現場の連携が不可欠と強調します。

 次項において、著者の具体的提言や参考になる産業分析をご紹介します。

 

■      近い将来の戦略策定のために客観的に認識したい「日本の産業の現況」

【初めて知る産業分析-Ⅰ「設計思想における『インテグラル型』と『モジュラー型』」】

 著者は、重さのある世界とない世界、情報空間(サイバー)と現場現物空間(フィジカル)、ICT層とFA(生産工程の自動化)層、これらをバランスよく繋ぎ、全体最適と全体進化を図るのが、21世紀の現代企業に求められる「デジタルものづくり」のあるべき姿であると主張します。

 あるべき姿を考える時に役立つのが、アーキテクチャ(設計思想)という考え方です。製品や生産設備などの人工物にはそれぞれのアーキテクチャがあり、それは①機能要素と構造要素(部品など)の関係が複雑に絡み合った「インテグラル(擦り合わせ)型」と②機能と構造が一対一対応でシンプルに対応する「モジュラー(組み合わせ)型」とがあり、人工物のアーキテクチャはこの2つの型の間のスペクトル(配列)のどこかに位置づけられます。

 モジュラー型の場合、機能・構造の一対一対応の結果、機能完結的な部品が多いので、これらを業界標準のインターフェース(結合部分)でつなげば、企業の垣根を超えた部品の組み合わせが可能になります。この場合を「オープン・モジュラー型」「オープン・アーキテクチャ」と言います。

 逆に、部品の擦り合わせや組み合わせの可能性が一企業内で閉じている場合を「クローズド・アーキテクチャー」と呼びます。「インテグラル型」はその一種です。

 現場の調整力やチームワークにおいて他国に勝る日本の優良な生産・開発現場は、インテグラル型で、過去に貿易摩擦を起こすほどに輸出競争力を維持しています。

 かつてのアナログ・ブラウン管テレビはインテグラル型として輸出競争力を有していましたが、デジタル化したテレビは高度な擦り合わせを必要としないモジュラー型に変化したため、日本の企業は競争力を失ってしまったのです。

 「インテグラル型」と「モジュラー型」という概念は、企業競争力・輸出力を考えるうえで、重要な概念です。

【初めて知る産業分析-Ⅱ「デジタル化を捉えるための三層アナロジー(類比)」】

 著者は、本社の戦略力が弱い日本企業は、オープン型での戦いを苦手にしており、アップル、アマゾンと言った「プラットフォーム盟主企業」になるのは難しいと言います。それではこのデジタル化時代に、日本企業はどこで戦ったらよいのかを考えるのに必要な概念が、「デジタル化を捉えるための三層アナロジー(類比)」です。

 著者は、モノづくりやサービスの世界における「デジタル化」を三層のアナロジーで捉えます。①「上空」のICT層(情報通信技術)②「地上」のFA層(現場)③ ①と②をつなぐ「低空」のICT-FAインターフェース層の三つです。

 「上空」のICT層は、今から「盟主企業」になるのは、難しい層です。

 「地上」のFA層は、現場力や技術力をコツコツ地道に積み重ねてきた日本やドイツが強みを持っている層で、世界的視野に基づく「グローバル能力構築競争」において、進化していく事で、引き続き存在感を示せる層と言えます。

 「低空」のICT-FAインターフェース層こそが、世界規模の主導権争いになる層です。著者は、日本企業に向けて、『それなりの蓄えは持っているのだから、アジアの国々を結ぶネットワーク標準作りで、日本の実力企業群が連携し、日本としてのグローバルな存在感を保ち、その上で欧米と連携・接続し、結果としていわば日米独主導で「低空」層におけるいわば「天下三部の計」(中国の三国時代の皇帝劉備に孔明が説いた戦略)に持ち込めれば上々だろう』と言います。つまり、まだ始まったばかりで、先は明確になっていないが、IBM(米)やシーメンス(独)が先行しており、日本もその一角に入らなければ、「低空」の制空権を失うと警告しているのです。

 三つの層の考え方は、「インダストリー4.0」(第4次産業革命)を正しく、実戦的に捉えるために重要な概念です。

【「グローバル能力構築競争」に勝つことが日本の勝機】

 著者は、全ての戦略にとって必要なことは、『「強い現場」と「強い本社」の連携』と再三主張します。さらに、『企業規模の大小にかかわらず、良い現場には「固有技術」とそれを市場につなぐ「ものづくりの流れの技術」があるが、競争がグローバルになる「グローバル能力構築競争」の時代には、この二つを高度に両立させなければその現場と企業は安泰ではない。特に「固有技術」に自信のある中小企業の場合は、それに安住せず、「良い設計の良い流れ」によって、顧客と結びつく「ものづくり能力構築」を進める必要が有ろう』と主張します。『「グローバル能力構築競争」が日本の勝機』はその通りです。詳しくは紹介本をお読みください。

【正しく理解したい「インダストリー4.0」】

 著者は、「インダストリー4.0」というよりは「インダストリー3.5」と言いたいと主張します。また、「IOT」ではなく「IfT」(Information from Things)と考えると主張し、「現場のモノから情報をとれ」が重要で、それを何処に流すか、どこに繋ぐかは現場判断、経営判断でインテリジェント化した「低空」層で行うことだと主張します。そこには、何か非連続のことが起こっている(革命)のではなく、今までの延長線の上に有るのだということを強調したいのだと思います。

 更に著者は、アメリカの「上空」企業に「地上」の優良企業が直接コントロールされないよう、「低空」の制空権の一角を占める(「天下三分の計」)ことが大切と主張します。このことも、詳しくは紹介本をお読みください。

 

■      近い将来、明るい日本経済を手にするためには(むすび)

 著者は、最後にこのように結びます。『今の日本の「良い現場」はポスト冷戦期(低賃金国の参入)に比べれば、悪材料が減っており、実際にその多くが徐々に浮上しつつある。これらの流れが長期の趨勢となり、製造業でも、非製造業でも「良い現場」「明るい現場」が増え、更に「強い現場」と「強い本社」の連携が成立すれば、2020年代に向けて、我々が今より明るい日本経済を手にする可能性は、決して小さくない。』

 

【酒井 闊プロフィール】

  10年以上に亘り企業経営者(メガバンク関係会社社長、一部上場企業CFO)としての経験を積む。その後経営コンサルタントとして独立。

 企業経営者として培った叡智と豊富な人脈ならびに日本経営士協会の豊かな人脈を資産として、『私だけが出来るコンサルティング』をモットーに、企業経営の革新・強化を得意分野として活躍中。

  http://www.jmca.or.jp/meibo/pd/2091.htm

  http://sakai-gm.jp/

【 注 】

 著者からの原稿をそのまま掲載しています。読者の皆様のご判断で、自己責任で行動してください。

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【無料オンライン・セミナー】明日開催 生成AI時代における経営士勝ち残り戦略

2023-09-29 13:21:41 | ◇経営特訓教室

 

【無料セミナー】生成AI時代における経営士勝ち残り戦略

 

■ 概要

 「chatGPT(生成AI)」は、コンサルティングという業務にも変化をもたらすのでしょうか?

生成AIは、短期間に広く伝播し、多くの人が、期待をする一方、その影響で職務を追われるのではないかと必要以上に強い懸念をしています。変化する経営環境のもと、社内外を問わず、過去・現在のデータや情報を分析して、それをもとに今後の方向性を見出すという、経営士の基本業務は、生成AIに飲み込まれてしまう懸念があるにもかかわらず、安穏としていてよろしいのでしょうか。

 生成AIとは何かがわからないと闇雲に怖れてしまいます。生成AIの強みばかりをみていては、恐ろしくなるばかりです。

生成AIとは何か、生成AIの弱点は何かと、詳しく見て行きますと、私達がとるべき道が見えてきます。無視して、何の対応策も採らなければ生成AIに飲み込まれてしまいかねません。

 かつて、PCはおもちゃだといわれる時代に、先見性を持ち、いち早く経営に取り込もうと取り組んだときの講師の思いや経験を活かし、半世紀近くの経営士経験をもとに、生成AI時代に経営士はいかに対処し、変身していくかを考えてみます。

 ICTを専門にしているわけではない講師が、かつてPCを経営に活かすという大事業にチャレンジした経験を、ICTに弱い先生方にも曙光を感じていただけることを願ってお話します。

 

■ 講師紹介 今井 信行氏 (日本経営士協会 経営士A)

 アメリカで経営学、マーケティングを学び、日本の商社で輸出入業務や新商品開発と市場導入などを担当。ニューヨーク駐在所長、アメリカ法人役員などを歴任後、経営コンサルタントとして1977年に独立。

 大企業から中堅・中小企業まで、多くの企業の顧問として、マーケティング思考の経営戦略支援を行い、国内だけでなくグローバルな活動をしている。PC揺籃期から、ICTをベースにし、「温かい管理」というユニークな発想に、管理会計の手法を加味した、独特のコンサルティング手法とわかりやすい語り口から、多くの実績を上げている。

 近年は、日本のコンサルタントの地位向上・若手育成に力を注いでいて、「コンサルタントのためのコンサルタント」と呼ばれる。コンサルタント協会の理事長・会長等を歴任し、コンサルティングのための論理思考や管理会計の実践的な技法を指導している。

 ソフトバンク「営業管理職のためのパソコン活用ノウハウ」、日経BP社「表計算ソフトのビジネス活用」、秀和システム「ロジカル・シンキングがよくわかる本」「あたたかい管理のための管理会計の教科書」、グロマコン出版「発展し続ける企業の秘密の道」、アメリカ・マグローヒル社「アメリカにとって今が対日進出のチャンス」を始め、著書や論文・寄稿・講演など多数。

■ 講座日程

   2023年9月30日(土)13時~15時(120分

 

■ 講座内容(変更になる場合もあります)

   1.AIの発展史と現状

   2.AIは、敵か、味方か、強み・弱点を知る

   3.AIと人間の比較から道を拓く

   4.士業・コンサルタントがとるべき戦略・戦術

 

■ 対象

   ◇ 日本経営士協会会員限定

   ◇ 日本経営士協会にご関心のある方

 

■ 受講料

   日本経営士協会会員は無料

   非会員は「経営士ブログを参照した」と申込書に記入すると受講が可能

 

■ 開催方法

zoomによるオンライン受講となります。

 

■ 申込み方法

 氏名(ふりがな)、日本経営士協会会員の資格種、会員番号、連絡先電話番号、

 メールアドレスを明記して下記までメールにてお申込みください。

 送付先メールアドレス:yamamoto.katsumi5@gmail.com(講習会担当:山本勝美)

         及び、jimu@jmca.or.jp(本部事務局)


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■【あたりまえ経営のすすめ】1-3-46 【組織で動く】 「蓄積は力なり」 活用できる”マニュアル”の作り方

2023-08-27 12:03:00 | ◇経営特訓教室

■【あたりまえ経営のすすめ】1-3-46 【組織で動く】 「蓄積は力なり」 活用できる”マニュアル”の作り方

 多様化の時代になり、ホンモノ智恵が求められる昨今です。

 世の中には、「専門家」とか「プロ」と呼ばれる人が多数いらっしゃいます。

 ところが、残念なことに、その大半というのが、「エセ専門家」「エセプロ」なのです。

 それが露呈したのが、東日本大震災の福島原発事故ではないでしょうか。

 その対応においても、事後対応においても、専門家と言われる人達な何もできず、口を閉ざしてしまっだではないですか。

 ホンモノのプロ、要は「“真”のプロ」とは、どの様な人を指すのでしょうか。

 40年余の経営コンサルタント経験から、最善の策ではないにしても、ベターな策を講じるための智恵をご紹介してまいります。

メモ

■ 1-3章 【組織編】 あたり前のように「組織で動く」には

 「組織で動く」「組織的な活動」等々という言葉を、しばしば耳にしたり、口にしたりします。しかし、それには、どうしたらよいのでしょうか。

 頭ではわかっていても、言葉にして、他の人に説明しようとすると困惑してしまいます。そのような、お悩みの参考にしていただければと考え、連載しています。

 また、これまで【第1章 経営編】、【第2章 心 de 経営編】をお届けしています。そちらのバックナンバーも掲載していますので、併せてご覧下さると幸です。

 

■ 1-3-46 【組織で動く】 「蓄積は力なり」 活用できる”マニュアル”の作り方

 

 「マニュアル人間」とか、「マニュアル通りにしかできない」とか、マニュアルのイメージはあまり良くありません。たしかに、その指摘はあたっていることが多いです。

 しかし、一方で、それは、マニュアルに対する認識にずれがあることによる、マニュアル制作や活用法に問題があって、それを、端から見ていますと、マニュアルそのものが悪者に見えるのではないでしょうか。

 ゼロベース思考で、「マニュアル」を見ていただきたいと思います。


 マニュアルとは、「自社のノウハウを整理し、集大成した文書」です。従いまして、企業が成長するにつれて、マニュアルも成長してゆきます。

 一般的には、「わが社としては、最低限、ここまではできて欲しいということを伝える”ものさし”」ですので、それを100%実行し、実効を挙げられるようにする努力目標でもあります。


 しかし、「マニュアル人間になるな」という声を聞いた方も多いでしょう。

 「マニュアル通りやればよいのであって、それよりベターな方法があっても余計なことはせず、マニュアルに従って作業さえしていればそれでよいのだ」、「別のよい方法があって、それを試して失敗するよりは、マニュアル通りにやる方が出世できる」というような、お役所的な、型にはまった人間作りを推進してしまうようなマニュアルの使い方が蔓延してしまうことは問題です。これでは、従業員も企業も成長しません。


 「マニュアル人間になるな」というのは、マニュアルの効果やその価値を否定することではありません。「この様な手順で作業を進めれば、最低限要求される成果物を得ることができる」というのが、マニュアル本来の目的です。

 従いまして、上述とは矛盾するようですが、能力のある人であっても、マニュアル通り作業をするのが「原則」です。

 しかし、「マニュアルの成長が企業の成長の”ものさし”」ですので、マニュアル通りしていては、企業は成長しません。能力ある人やマニュアルの欠点や改善点に気がついた人は、マニュアルの改訂提案を積極的に行うべきです。

 ある企業では、マニュアル改定提案の効果予測をして、それに応じた報奨制度が適用されることにより、社員のモチベーションを高めています。


 一口に、「マニュアル」といいましても、いくつかの種類があります。

 一般的なマニュアルというのは、ここでは「作業手順書」といわれます。マニュアルのオーソドックスな使われ方で、初心者でもわかるように作業を進める手順を詳説したものです。

 「作業手順書」が、「作業従事者は、最低限度これだけは実行してください」ということを主目的としているのに対して、作業を進めるために、ヒントとなるような事項を中心に記述されているのが「作業者支援書」です。

 その代表的なものが「営業マニュアル」です。

 営業マニュアルは、営業活動の結果を基にして記述されます日報などをベースに蓄積したものです。過去の営業活動のノウハウがそこに蓄積されていますので、何か、判断に困ったり、新たな企画を立てたりするときのヒントを得ることができます。

 ここでご紹介しています「温かい管理」を推進しますのに、基本となることの一つが、双方向コミュニケーションです。双方向コミュニケーションを行うときには、管理職は、報告者とは別の視点で、アドバイスをしたり、指示・命令を出したりします。

 その時に、参考にするのが「管理職支援書」、すなわち管理職のためのマニュアルなのです。上述の「作業者支援書」と重複する部分が多いですので、そちらと兼用することもあります。

 本来は、作業者支援書や管理職支援書に記述したいのですが、自社の現状の実力から、その実施はまだ先のことと思われる事項を、いまから蓄積して行くことを目的としているのが「わが社の目指す”目標書”」というマニュアルです。

 新規事業を検討したり、次の経営戦略を立案したりするようなときのヒントとなることです。これらの多くは、日常の業務を通じて、報告書などに記述されていることからの転記でマニュアルの充実が図られます。


 「マニュアルを適切に活用できる企業は成長する」という言葉を覚えておいていただけますと幸いです。

 

 

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■【あたりまえ経営のすすめ】4章【経営者編】 1-4-53  【経営者分析】 経営者自身をSWOT分析してみる

2023-07-24 07:47:14 | ◇経営特訓教室

■【あたりまえ経営のすすめ】4章【経営者編】 1-4-53  【経営者分析】 経営者自身をSWOT分析してみる

 多様化の時代になり、ホンモノ智恵が求められる昨今です。

 世の中には、「専門家」とか「プロ」と呼ばれる人が多数いらっしゃいます。

 ところが、残念なことに、その大半というのが、「エセ専門家」「エセプロ」なのです。

 それが露呈したのが、東日本大震災の福島原発事故ではないでしょうか。

 その対応においても、事後対応においても、専門家と言われる人達な何もできず、口を閉ざしてしまっだではないですか。

 ホンモノのプロ、要は「“真”のプロ」とは、どの様な人を指すのでしょうか。

 一方で、エセプロの多くは、「あたり前のことが、あたり前にできる」ということを軽視しています。

 「今の時代、最新の経営理論に基づく経営が重要である」と「あたり前」を蔑視をしている人もいるほどです。

 では、「あたり前」とは、なんでしょうか?

 「“真”のあたり前」を知らずして、あたり前を軽視して欲しくないですね。

 あたり前とは、その辺に転がっているのではなく、「あたり前は創るもの」です。

 45年余の経営コンサルタント経験から、最善の策ではないにしても、ベターな策を講じるための智恵をご紹介してまいります。

メモ

■ 1-4章 【経営者編】 経営者の分析で経営に活かす

 

 「自分のことは、自分が一番よくわかっている」

 その様のおっしゃる人は多いのですが、本当にそうでしょうか。

 「灯台もと暗し」という言葉がありますように、自分自身の足元というのは意外と見えないものです。

 謙虚に自分を見るためには、まず、自分自身を見直してみてはいかがでしょうか。

 ゼロベース思考で、自分自身を分析する方法をご紹介しています。

 

■1-4-53  【経営者分析】 経営者自身をSWOT分析してみる

 

 「いまさら、SWOTでもなかろう」というのが大半の読者の声でしょう。

 

 すでに経営者自身の分析について、ご紹介をしてきましたが、なにごとも分析のままでは、中途半端な人物像描写でしたありません。その分析をもとに、経営者自身が、どの様な人物で、自分の特質を活かしますと、今後どの様に人生設計をしたら良いのかを明確にすることができます。

 SWOT分析表というツールをビジネスパーソンであればご存知でしょう。これは「分析表」といわれますが、諸分析の集約・整理にも使えます。ここでは、これまでの分析結果の集約をSWOT分析表に整理し、自分自身が、どの様な人物なのか、鏡を見て、絵に描くように、SWOT分析表を鏡として、自画像を描こうという手法です。

 SWOT分析表は、4つのセルに分かれていて、各セルに名前がついています。その頭文字がSWOTですので、SWOT分析表と呼ばれることは周知の通りです。自己分析という視点ではありますが、ここでも、一般的なSWOT分析表の使い方は同じと考えてください。

 SおよびWは、自分自身のことについての強みや弱点、OおよびTは、自分自身では、コントロールできないような外部要因が分析対象となります。

① S:strength 強み

 自分自身の長所というのは、意外と気がついていないのです。自信があること、他の人と比べて平均以上であること、好きなこと、やってみたいこと、過去に誉められたこと等々を列挙します。

 自分一人では、なかなか出てこない場合には、別項でも紹介していますが、「他己紹介」とか「長所探し」というような人事研修手法を仲間と共に行うとよいでしょう。

② W:weakness 弱点

 欠点のない人はいません。謙虚に自分の欠点を列挙してみてください。それに加えまして、自分が苦手と思っていることなど、思いつくままに、一人ブレインストーミングをやってみて下さい。

 過去に複数回失敗したり、大きな恥をかいたりしたことから弱点といわれることの中で、自分自身が弱点と思うような項目があれば、それも追加します。

③ O:opportunity 機会

 機会というのは、外部環境の中で、自分にメリットがあったり、その条件を活かして時流に乗ったり、自分がやりたいことを連想して、それを活かせたりするような環境や条件を考えたりします。

④ T:threat 脅威

 脅威というのは、機会の逆で、自分が生きていくことに対して、足かせになるようなことを記述します。

 自分がしたいことややろうとしていることにとって、阻害要因・ディメリットとなるような事項が対象となります。


 以上は、一般的なSWOT分析表と何ら変わりはありません。

 

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【ロジカル・シンキングがよく身につく】 6-7-330 第三章 ロジカル・シンキングの思考用具 フレームワークでロジカル・シンキングを進める リスキリング・ミニ講座

2023-05-24 14:12:54 | ◇経営特訓教室

  【ロジカル・シンキングがよく身につく】 6-7-330 第三章 ロジカル・シンキングの思考用具 フレームワークでロジカル・シンキングを進める リスキリング・ミニ講座

「筋の通った人生を送るためのリスキリング」

 この度、日本人の多くが不得意としている論理思考力体得のための書籍「ロジカル・シンキングがよくわかる本」を、新規書籍に匹敵するくらい大幅改訂をして上梓することになりました。

 ロジカル・シンキングを身に付けて、筋の通った思考をし、説得力ある表現力を身に付け、一歩上の人生を歩んでいただくことを祈念して、本書のご紹介をして参ります。

 

 

■7-3 第三章 ロジカル・シンキングの思考用具

 「ロジカル・シンキング」というと難しく感じるかもしれませんが、ビジネスパーソンの皆さんは、すでに何らかのかたちでロジカル・シンキングを使っているはずです。それを更に深めて行くには、自己流では限界があります。

■7-330 第三章 ロジカル・シンキングの思考用具 フレームワークでロジカル・シンキングを進める

 第3章 ロジカル・シンキングの思考用具

  3-1 ロジカル・シンキングのツール
  3-2 ヒエラルキー・ツール
  3-3 フレームワークでロジカル・シンキングを進める
  3-4 フレームワーク ちょっと高度なツールをロジカル・シンキングに試用
  3-5 フレームワーク マトリックスを使いこなす
  3-6 フローツールでロジカル・シンキングを進める

 ロジカル・シンキングを習得するには、❶論理基本、❷論理手法、❸論理用具の3項について体得するのが近道であることはお話済みです。

 頭の中だけの思考では、MECEにならなかったり、抽象的であったりしがちでず。ここでは前章で紹介した様々な思考手法を手助けするためのツールを解説します。
 ツールとして、まずはロジカル・シンキングと密接に関係する「ロジックツリー」が挙げられます。その他、フレームワークの代表的なツールである「マーケティングの4P」や、各種マトリックスのロジカル・シンキング的な利用法を学びます。そのほか、ロジカル・シンキングの助けになるツールについても復習しておきましょう。

 「ロジカル・シンキングを習得するには論理思考用具を征服せよ」と言っても過言ではないほど、ロジカル・シンキング・ツールは重要です。
 ロジカル・シンキング・ツールは、第二章と連携し、大きく3つのグループに分けて理解しますと、ロジカル・シンキングの活用がスムーズに進むでしょう。「ヒエラルキー・ツール」、「フレームワーク・ツール」、「フロー・ツール」です。

 第三章「ロジカル・シンキングの思考用具」の3節では「フレームワークでロジカル・シンキングを進める」と題してご紹介します。
 ロジカル・シンキング・ツールの2番目の分類にあたる「フレームワーク」は、第二章の枠組み思考をするためのツールです。フレームワークは、フレームとマトリックスの2つに大別されます。
 この節ではまず•先人の考え方を利用した枠組みをロジカル・シンキングに利用する『フレーム」について紹介します。
 フレームワーク・ツールは、本訴で紹介するもの以外にも多数ありますので、用途に応じ、通切なツールを選択して活用してみてください。

 まず、第二章のフレームワーク思考を理解した上で、それを支援するためのツール・グループであることをご理解いただきます。その中でも定型化されたツールとして、まず、SWOT分析表についてお話します。SWOT分析表は、PDCAなどとどうように、大半の方が理解され、利用している人も多いでしょう。ところが、PDCA同様にSWOTも大変奥が深いのです。SWOT分析表の応用利用法は、残念ながら意外と知られていないのです。
 ここではさらに3C、4P、5Fについても、原点に戻って考えています。皆様が行っている方法と、ロジカル・シンキングで利用する方法とでは、深みという点で異なることを、まず発見していただきたいと思います。

 本節では、これらに伝手お話します。

■自己変革体験をベースにしたロジカル・シンキング書

 ビジネスに役立つ論理的思考法「ロジカル・シンキング」が図解でよくわかる入門書です。2006年に本書初版を出版してから3回の大きな改訂を含む改訂を繰り返してきたロングセラー・ビジネス書の紹介です。

 これまでは、本書出版の経緯と、類似他書外床が異なるかについてお話してきました。
 ここからは「論理思考の必要性が高まっている」についてお話してまいります。

■ 本書執筆の契機

 筆者は、必ずしも論理思考力を駆使して、商社マン10年、経営コンサルタント約半世紀を過ごしてきたわけではありません。むしろ、論理思考の必要性を痛感してきました。

 そのために、業務を通して必死に論理思考力を身に付ける努力をしました。努力をしたといいますよりは、努力をせざるを得なかったのです。
 その過程で、ロジカル・シンキングやクリティカル・シンキングが、論理思考を業務に活かせることを発見しただけではなく、ロジカル・シンキングそのものが論理思考力を身に付けるための強化ツールであることも発見しました。

■ 他書とどこが異なるか

 論理思考に関する書籍はコーナーがひとつできるほど、いろいろな書籍が出ています。ロジカル・シンキングは、その中でも比重が非常に高く、従って既刊書の数も他の分類よりも多くなっています。

  はじめに

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/692dfe619907f019f9a684c1add0698f

 本書は、大きく、次の5つの点で他書と異なっているといえます。

 ①論理思考を不得意としている者が執筆している

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/a2aa5c16f1b08723ddf21c8a752259fe


 ②講演・執筆実績から内容が進化し続けている

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/acb4602f301f23a95cbbe7e6ded381d0

 ③筆者自身の思考力養成体験から執筆している

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/5050541b16a5cae084f732d87fc44b5e

 ④ハウツー本+トレーニングブックという性格を持っている

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/dc36796bde9414e31b8fc27090b6fb57

 ロジカル・シンキングだけではなくコミュニケーション力も重視

   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/e6d3d4bb4f9f347885f339deef1111bc

■ 本書の内容

 本書の目次は、下記のようになっています。
  第1章 ロジカル・シンキングの基本と本質
  第2章 ロジカル・シンキングの思考手法
  第3章 ロジカル・シンキングで活用する便利なツール
  第4章 ちょっと高度なツールでロジカル・シンキングに挑戦
  第5章 ロジカル・シンキングによるニーズ把握
  第6章 ロジカル・コミュニケーションで理解を得る

 本書第1章から2章までは、論理思考力を高めるために、ロジカル・シンキングに不可欠な基本的知識を応用力として活かすには、なにが基本で、どの様な思考手法を「体得」したら良いのかという観点を重視しました。

 第3章では、ロジカル・シンキングを行う場合に必要なツールについて、どのようなツールがあり、それをどのように使ったらより効果を上げられるのか、利用面からの分類と特質を詳説しています。

 第4章以降は、ロジカル・シンキングを実務にどの様に活かすか、とりわけコミュニケーションを効果的に進めるには、ロジカル・シンキングを通した論理思考をいかに活かすかという視点で改訂しました。

 本書は、単なる読み物として、あるいは参考書としてのロジカル・シンキングではなく、実務に使いながら、論理思考力を高められるように、「思考しながら体得する」をキーワードにして追補し、改訂しました。

■ 詳細情報・ご注文

 書店でご注文して下さると幸いです。

 アマゾンでも購入できますので、こちらからのご注文でも結構です。

  図解入門ビジネス 最新ロジカル・シンキングがよくわかる本 | 今井信行 |本 | 通販 | Amazon

 


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◆【経営コンサルタントの独り言】 ■ 家庭菜園が再び見直されている 504 ■【一口情報】 日本政策金融公庫

2023-05-04 17:03:00 | ◇経営特訓教室

 

  【経営コンサルタントの独り言】 ■ 「プレミアムフライデー」は定着し効果を上げられるか 504 ■【一口情報】 日本政策金融公庫 

 

 

平素は、ご愛読をありがとうございます。

経営コンサルタントのプロや準備中の人だけではなく、経営者・管理職などにも読んでいただける二兎を追うブログで、毎日複数回つぶやいています。

 

■ 「プレミアムフライデー」は定着し効果を上げられるか 504
 

 コロナウィルスで連休どころではありませんが、一言。

 5月4日は「みどりの日」の国民の祝日です。

 2005年(平成17年)の祝日法改正により4月29日(昭和天皇誕生日旧祝日)のみどりの日を5月4日に変更することになりました。

 その結果、三連休を確保できるようになりました。

 これにより消費需要が期待されるのだそうです。


 消費需要を高めるという観点で、「プレミアムフライデー」が実施されています。

 月末の金曜日の午後3時に退社し、夕方を買い物や旅行などに充てることにより、消費需要を高めようという目論見です。

 働き方改革の一環としても着目されています。


 ところが、関係者のみが盛り上がっていて、われわれ庶民にはあまりピンときません。

 新しい制度なので、馴染みがないということも一因かもしれませんが、この制度に共感して実施しようという気になりません。

 有給休暇の未消化もある中で、一か月にわずか2時間です。

 有名無実で、その存在すら忘れられてきています。

 その効果が出るのに時間がかかるのか、このまま消滅していしまうのか、先行き不透明です。

 

■【一口情報】 日本政策金融公庫

 
 日本公庫ですが、株式会社日本政策金融公庫(JFC)の略称で、当初は「政策公庫」と呼ばれていました。財務省所管の特殊会社で、その前身機関は国民生活金融公庫、農林漁業金融公庫、中小企業金融公庫、国際協力銀行です。
 
 これらの業務を引き継ぎましたが、「民業圧迫」の見地から一部の業務は見直され、下記の業務を行うとしています。
 
 ◇ 国民生活事業として国民一般の資金調達支援
 ◇ 中小企業事業として中小企業の資金調達支援
 ◇ 農林水産事業としてその事業者の資金調達支援

 
画像: 日本政策金融公庫ウェブサイトより
 
図 1_72

 

(ドアノブ)

 

 【カシャリ! ひとり旅】を映像にして紹介しています。

   ユーチューブで見る

 

 

◆ ツイッターでのつぶやき 

konsarutanto

 

 

【経営コンサルタント(志望者)へのお勧めブログ】

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【筋の通った人生を送るためのスキル体得ノウハウ】 ロジカル・シンキング 002 他書とどこが異なるか(1) 執筆者が苦しんで生み出した秘伝

2023-04-05 20:33:00 | ◇経営特訓教室

  【筋の通った人生を送るためのスキル体得ノウハウ】 ロジカル・シンキング 002 他書とどこが異なるか(1) 執筆者が苦しんで生み出した秘伝

「筋の通った人生を送るためのスキル体得ノウハウ」

 この度、日本人の多くが不得意としている論理思考力体得のための書籍「ロジカル・シンキングがよくわかる本」を、新規書籍に匹敵するくらい大幅改訂をして上梓することになりました。

 ロジカル・シンキングを身に付けて、筋の通った思考をし、説得力ある表現力を身に付け、一歩上の人生を歩んでいただくことを祈念しています。

 


■■自己変革体験をベースにしたロジカル・シンキング書

 ビジネスに役立つ論理的思考法「ロジカル・シンキング」が図解でよくわかる入門書です。2006年に本書初版を出版してから3回の大きな改訂を含む改訂を繰り返してきたロングセラー・ビジネス書です。

■ 本書執筆の契機

 筆者は、必ずしも論理思考力を駆使して、商社マン10年、経営コンサルタント約半世紀を過ごしてきたわけではありません。むしろ、論理思考の必要性を痛感してきました。

 そのために、業務を通して必死に論理思考力を身に付ける努力をしました。努力をしたといいますよりは、努力をせざるを得なかったのです。
 その過程で、ロジカル・シンキングやクリティカル・シンキングが、論理思考を業務に活かせることを発見しただけではなく、ロジカル・シンキングそのものが論理思考力を身に付けるための強化ツールであることも発見しました。

■ 他書とどこが異なるか

 論理思考に関する書籍はコーナーがひとつできるほど、いろいろな書籍が出ています。ロジカル・シンキングは、その中でも比重が非常に高く、従って既刊書の数も他の分類よりも多くなっています。

 本書は、大きく、次の5つの点で他書と異なっているといえます。

 ①論理思考を不得意としている者が執筆している
 ②講演・執筆実績から内容が進化し続けている
 ③筆者自身の思考力養成体験から執筆している
 ④ハウツー本+トレーニングブックという性格を持っている
 ⑤ロジカル・シンキングだけではなくコミュニケーション力も重視

 ここでは、①のポイント「論理思考を不得意としている者が執筆している」について、お話します。

 商社マン10年、苦手意識の強い論理思考から、いかに自分を奮い立たせ、苦手からの脱却を図るかの苦闘していましたが、その経験をもとに書いています。

 それに対して、大半のロジカル・シンキング書籍は、その分野の専門の先生が執筆されています。すなわち、論理思考が得意な先生が執筆されている既刊のロジカル・シンキング書籍と一番大きく異なることが違いの一つなのです。



■ 本書の内容

 本書の目次は、下記のようになっています。
  第1章 ロジカル・シンキングの基本と本質
  第2章 ロジカル・シンキングの思考手法
  第3章 ロジカル・シンキングで活用する便利なツール
  第4章 ちょっと高度なツールでロジカル・シンキングに挑戦
  第5章 ロジカル・シンキングによるニーズ把握
  第6章 ロジカル・コミュニケーションで理解を得る

 本書第1章から2章までは、論理思考力を高めるために、ロジカル・シンキングに不可欠な基本的知識を応用力として活かすには、なにが基本で、どの様な思考手法を「体得」したら良いのかという観点を重視しました。

 第3章では、ロジカル・シンキングを行う場合に必要なツールについて、どのようなツールがあり、それをどのように使ったらより効果を上げられるのか、利用面からの分類と特質を詳説しています。

 第4章以降は、ロジカル・シンキングを実務にどの様に活かすか、とりわけコミュニケーションを効果的に進めるには、ロジカル・シンキングを通した論理思考をいかに活かすかという視点で改訂しました。

 本書は、単なる読み物として、あるいは参考書としてのロジカル・シンキングではなく、実務に使いながら、論理思考力を高められるように、「思考しながら体得する」をキーワードにして追補し、改訂しました。

 

■ 詳細情報・ご注文

 書店でご注文して下さると幸いです。

 アマゾンでも購入できますので、こちらからのご注文でも結構です。

  図解入門ビジネス 最新ロジカル・シンキングがよくわかる本 | 今井信行 |本 | 通販 | Amazon

 まとめ買いで割引購入もできます。(2023年4月4日まで)

  https://www.amazon.co.jp/b/ref=p_mtm_mde3_dp_d?ie=UTF8&node=10538264051&pf_rd_m=AN1VRQENFRJN5&pf_rd_s=product-alert&pf_rd_r=GNG1D1ZESW286987W34S&pf_rd_r=GNG1D1ZESW286987W34S&pf_rd_t=201&pf_rd_p=2d3c3475-3a7b-49be-9915-9854a7b72b05&pf_rd_p=2d3c3475-3a7b-49be-9915-9854a7b72b05&pf_rd_i=4798068896

 


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