経営コンサルタントへの道

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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 7月3日 「あたりまえ経営のきょうか書<戦略思考編> 5-12 経営理念の近接用語 ビジョン

2024-07-04 08:03:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 7月3日 「あたりまえ経営のきょうか書<戦略思考編> 5-12 経営理念の近接用語 ビジョン 

 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

7月3日(水)

 新札が発行されたという報道を何度も聞きました。

 偽造防止に重点をおいた対応と言います。

 新札発券には、多額の費用がかかると思います。

 偽造をする人は、間接に多くの人に迷惑をかけることになるのですね。

 悪いことをする人の少ないブータンなどとどこが異なるのでしょう。

 その辺りのことが分かると、対応策も打ちやすいのですが、このような夢のようなことを考える人間も、少なくても一名はいるのです。<笑い>

 コンサルタントを目指す人達の集まりがあり、【あたりまえ経営のすすめ】について、お話をする機会を得ることができました。

 下記のようなテーマでお話しました。

 

■第5部 【あたりまえ経営のすすめ 戦略思考編】 戦略思考で経営者・管理職のレベルアップを図る

 企業経営では、日常業務におけます事項から、経営戦略など、企業の根幹になるようなじこうまで、いろいろなレベルや内容の意思決定をしなければなりません。
 高度な戦略的な意思決定を行うには、戦略思考ができませんと、誤った方向に企業が走り出しかねません。
 一方で、戦略思考というのは、容易には身に付けることは困難です。この課題に取り組んで行きましょう。

5-2 経営理念とは何かを考える
 企業が、安定的に成長して行くためには、企業としての基礎がはっきりしていなければなりません。
 企業が目指すべき方向にそった「経営地図」が不可欠です。それが戦略であったり、経営計画であったりします。
 では、その戦略や経営計画は、どの様に構築すべきなのでしょうか。また、構築した戦略や経営計画が、それでよいのか確認する方法はあるのでしょうか。
 このような、企業の意思決定をするときの原点であり、「ものさし」であるのが「経営理念」です。

【あたりまえ経営のすすめ 戦略思考編】 5-12 経営理念の近接用語 ビジョン

 筆者は、近年は一貫して「経営理念」という言葉で、類似語・近接語を表記しています。かつては「企業理念」という言葉も用いたりしていました。一時は、その使い分けなども試みたこともあります。

 「経営理念」とは、経営者自身が、経営を行う上で大切にしている思いや信条を表しています。「経営理念」という表現は、経営者というところに軸足があります。創業者精神などが、その代表的なものです。
 それに対して「企業理念」とは、会社として、組織としての存在意義や、経営を行う上で重視している価値観のことです。「企業」という組織体を基軸にしていて、全社員の共通目標として、共通認識し、経営活動をしたり、意思決定をしたりするときの「ものさし」といえます。
 私達経営コンサルタントのクライアントは、企業だけではなく、公共団体・諸団体、政府系の組織、学校や大学、ときには宗教法人など、あらゆる組織を対象とし、その「マネジメント」の支援を行います。
 マネジメントは、どの様な組織でも必要なことです。経営コンサルタントとは、英語では「Business Management Consultant」と表現されることがおおいですので、「マネジメント・コンセプト」ととか「フィロソフィー」とでもいえば良いのでしょうか。しかし、日本語での表現が定着していますので、適切な表現が欲しいところです。
 経営コンサルタントのクライアントは「企業」に限定されないことから、共通性を持たせたいと考えて、「企業」という言葉を排して、「経営理念」と表現するようにしているだけです。特別な強い理由があるわけではありませんが、「経営理念」に落ち着いたといえます。

 ニュアンスは異なりますが、「経営理念」に類似した表現はいろいろとあります。
 昔から聞く言葉としては、「社是社訓」、「経営哲学」、「経営信条」、「経営綱領」、」経営基本方針」などがあります。近年は、海外企業が日本で業務を行うに当たり、本社の考え方として「コーポレート・コンセプト」とか、「クレド」など、横文字表現も多数紹介されています。
 多くの場合、そこに共通的に存在するのが、創業者や歴代の経営者の人生観・社会観・企業観などが根底にあるように思えます。

 経営理念を考えるときに、一般的に割れています、『ビジョン』、『ミッション』、『ストラテジー』を無視することができません。

◇ ビジョン
 ビジョンとは、自社の目指す企業像、すなわち自社がどうありたいのか、将来達成したい企業像、将来像をさします。中長期的な会社の将来像であり、あるべき姿。経営目的と経営目標の間のようなものともいえます。
 社長をはじめ、全社員・従業員が一体となって目的や目標に進んでいくために必要です。
 ビジョンを描くときには、努力をすれば達成可能な目標として、「何をしたいのか」を、誰もがわかる形で表現できていると良いでしょう。
 たとえば衣料品量販店でしられますユニクロですが、「20○○年に売上〇兆円を達成し、世界一のアパレル製造小売業グループをつくる」というのが、ビジョンという視点で、しばしば引き合いに出されます。

 ビジョンというのは、「目標」という言葉に置き換えても良さそうですね。しかし、多くの先生の話をお聴きしますと、両者を区別している先生が多いようです。
 その先生方に共通しているのが、「ビジョン」は、そこに到達するまでのマイルストーンが論理的に構成されていて、「目標」は、必ずしも、それを求めているわけではなく、到達点のみの設定で、そのプロセスは特に規定がなく、通常の管理によってカバーするというような見方が多いようです。
 ビジョンは、アメリカ的経営思想の流入を契機に日本でも採用する企業が増え、単独で用いるより、ミッションやストラテジーとリンクして用いることが多いといえます。
 目標は、日本で伝統的に用いられてきた経営用語で、その考え方も日本の経営風土に馴染んでいますが、アメリカ的経営手法が日本でも取り入れられるにつれ、変容してきているように見えます。
 もちろん、「目標」といっていながらビジョンに近い形をとっている企業も多数あります。
 ちなみに、目標は、上述のように管理や統制など、日常業務的に、PDCAを計画的に実施するという考えが強いようです。それに対して、ビジョンは、自社内だけではなく、対外的にも公開することもあり、対内的には、組織活動を通して、全社を巻き込み、変革を推進して、プロジェクトを達成しようという動きをすることが多いようです。すなわち、対内的には、共通した価値観の醸成を図り、対外的には企業イメージアップ活動的な効果を狙っているようです。

 筆者は、目標とビジョンは生い立ちも異なるので、その両者を区別することに異論はありません。基本的には、筆者は、日本で最も伝統ある日本経営士協会の考え方をベースに、一般的な「目標」という考え方に近い使い方で、コンサルティングをして参りました。

 用語の定義・意味合いは、日本経営士協会の伝統的な内容の紹介で、一般的な定義と異なる場合もあります。


■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。
  この欄には、発信日の【今日は何の日】などをご紹介します。
      https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/7c95cf6be2a48538c0855431edba1930

  ■【今日は何の日】 7月4日 ■ アメリカ合衆国独立記念日 全米でお祝い ■ 梨の日  一年365日、毎日が何かの日

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

 

■ ぜか旅先でソフトクリームを食べたくなる 703

 日本におけるソフトクリームの歴史は、それほど古くはないのですね。

 舌の上で、スーッととろけるソフトクリームの感触を好きな人は多いのではないでしょうか。

 街中で、大きなソフトクリームのオブジェはあまりいただけませんが、観光地にたなびくソフトクリームの旗には、なぜか引かれてしまいます。

 衛生管理がキチンとできていないお店も多いようですから、売れていないお店では買わないようにしています。

 行列しているようなお店なら、大丈夫かな~~

 ソフトクリームは、和製英語で、正式な英語は「soft serve ice cream」というそうです。もともとは「soft-served iced cream」と表記されたのではないでしょうか。

 「牛乳などを主原料として作られた柔らかい冷食感の食べ物」と定義づけられているようですが、コーンに、クルクルと巻いたものが多いですね。

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

 明細リストからだけではなく、下記の総合URLからもご覧いただけます。
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17

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