【カシャリ!ひとり旅】 山形県山形市 山寺(立石寺)15 下山・本坊・庭園 160180
若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間か、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。
旅は、時間に追われる現実からの開放、明日への糧となります。
写真は、自分の記録であるとともに、お節介焼き精神から、他の人に情報提供も兼ねてとり続けてきました。
何を思って撮影したのだろうか? 自分も行ってみたい・・・
他の人に、そう思っていただける写真を撮りたいと思って、ライフワークとして、続けられるだけ続けてまいりたいです。
■■ 山形県山形市 山寺(立石寺)15 下山・本坊・庭園 160180
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「山寺」(やまでら)は、正式には「宝珠山立石寺」といいます。山形市より仙山線で北東方向に行った所にあります。
奈良時代に開かれたと伝わる寺院で、東北を代表する霊山で、その岩山・絶壁に沿って多くのお堂が建てられています。途中に自然の岩肌、そして見上げる奥の院、そして五大堂からの眺望など風光明媚な景勝地として国指定名勝となっています。
山形駅から仙山線で20分ほどで山寺駅に着きます。ホームから、堂于や岩肌が見え、思わずシャッターを切ってしまいます。参道へは、4本ほどの入り口がありますが、一番奥の参道入り口まで徒歩10分のところから登り始めます。「登山口」という立て看板があることからも、お寺参りと言うよりは登山なのだと認識した方がよろしいでしょう。
石段を見上げますと、この先、並々ならぬ道のりであるという思いと、その背景に見える堂于に対する期待とが交錯します。石段を登り切りますと、最初に現れるのが根本中堂です。室町時代に初代山形城主・斯波兼頼が再建し、国指定重要文化財となっています。
根本中堂から、西に向かう参道を進むと、芭蕉の有名な『閑さや 巌にしみ入る 蝉の声』という句碑や清和天皇御宝塔、日枝神社があります。その先にあるのが鎌倉時代に造られたとされる山門で、ここで入山料をお支払いします。ここから奥の院まで、1000段の石段があり、健脚な人なら30分でたどり着くと言われます。
参道沿いにある堂宇や塚などで写真をとったりする私は、普通の参詣者の3倍の時間がかかります。
参道のほぼ真ん中あたりにあるのがせみ塚です。そこからしばらく登りますと弥陀堂、仁王門があります。右手に修行のいわば胎内道などを山腹に見ながら、観明院にたどり着き、不徳ながら、そこの縁に腰を下ろして一休みをしました。
その正面を見上げますと、開山堂・五大堂です。「五大堂」からの風景は絶景で、月並みな表現になってしまいますが、それまでの疲れが一気に吹き飛んだ気がします。そこでゆっくりとしたいところですが、座るところがありません。そこにあるのは、心ない人による落書きで、大変なる興ざめでした。
半世紀前に来たときには一気に五大堂まで登ってきましたが、健脚な人なら20分ほどでたどり着けるでしょうが、私は1時間以上もかけて登りました。
そこから、一切経堂や最上義光御霊廟に寄り道をしてから奥之院と大仏殿を参詣して下山の途につきました。
下山口から西に進んだところに立石寺本坊があります。その手前に小さな池があり、門をくぐると本坊前の枯山水庭園が見えてきました。山々を借景にしたこじんまりとした庭園でした。
庭園を見てから、対面石のところにある茶屋で食事をしてから、山形のホテルに戻りました。紅葉が処々に残る11月末の参詣でした。
■ アクセス
山形駅-山寺駅 20分弱
JR仙山線 山寺駅より参道入口まで徒歩10分
〒999-3301 山形県山形市山寺4456-1
根本中堂から「山寺」の入り口、「山門」をくぐり、
姥堂や四寸道をまわり、せみ塚で一休みをしてから
弥陀洞の自然の力や仁王門の運慶による仁王像に驚きながら、
観明院前から開山堂・五大堂を参詣し、
祈念田野最上義光御霊屋などの前を通ってから
参道を進みますと、正面が奥之院と大仏殿のあるところです。
奥の院まで参詣したので、そこから1000段の石段で下山します。
寺務所
奥之院から下山し、
登山道入り口の山門横にある寺務所にたどり着きました。
山寺立石寺の本坊に入って行きます
本坊への参道の途中に小さな池の庭園がありました。
うっすら白く濁っている部分もあります。
それが池に架かるもやのように見えました。
「抜芳門」
本坊(奥)への門
抜芳門をくぐると本坊の脇に「十六羅漢那伽犀那尊者」の像があります。
私達に甘露の法水を与え、救ってくださるのが羅漢です。
羅漢像の足元の法水
この法水を飲むと知恵を授かれ、また長生きをできると伝わっています。
ここには、以前、銅像が立っていましたが、
第二次大戦の金属供出により像はありませんでした。
昭和55年に復元奉納されて今日では、私達を救ってくださっています。
本坊は、平素のお勤めの場所になるのでしょうか。
庫裏も兼ねているのかも知れません。
ここのご本尊は阿弥陀如来です。
本坊前庭庭園
庭園から神楽岩方向を見る
右: 本坊
<次号に続く>
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