経営コンサルタントへの道

コンサルタントのためのコンサルタントが、半世紀にわたる経験に基づき、経営やコンサルティングに関し毎日複数のブログを発信

【経営コンサルタントのお勧め図書】 2023これからの日本の論点 日経大予測 2301

2023-01-24 12:03:00 | 経営コンサルタントの本棚

本  【経営コンサルタントのお勧め図書】 2023これからの日本の論点 日経大予測 2301

 

 

経営コンサルタントがどのような本を、どのように読んでいるのかを教えてください」「経営コンサルタントのお勧めの本は?」という声をしばしばお聞きします。

 日本経営士協会の経営士・コンサルタントの先生方が読んでいる書籍を、毎月第4火曜日にご紹介します。

 

 【経営コンサルタントの本棚】は、2012年に、経営コンサルタントがどのような書籍を読んでいるのか知りたいという、ブログ読者の声を反映して企画いたしました。

 幸い、日本で最初に創設された経営コンサルタント団体である日本経営士協会には優秀な経営士・コンサルタントがいらっしゃるので、その中のお一人である酒井闊先生にお声をかけましたところ、ご協力いただけることになりました。

 それが、今日まで継続されていますので、10年余もの長きにわたって、皆様にお届けできていることに誇りを持っています。

本

■    今日のおすすめ

 

  『日経大予測「2023これからの日本の論点」』
                                  (編著:日本経済新聞社 発行:日本経済新聞出版)

 

 

本

■  2023年の初めにP・E・S・Tの論点を整理しておこう(はじめに)

 紹介本「2023これからの日本の論点」は、「世界はこれからどうなる」「日本はこれからどうなる」「企業はこれからどうなる」「アジア、欧州はこれからどうなる」の4分野22論点を展開します。
 2023年は、ウクライナ侵略とロシアの行方、ドイツをはじめとした欧州のロシアへのエネルギー依存への破綻とそれによる世界的インフレ・スタグフレーションの行方、脱ロシアの中でのGX(脱炭素)の行方、民主主義陣営と中露をはじめとする強権国家との分断による「新・冷戦」の行方など、2019~2022年のコロナの混乱を超える多くの問題を抱える、まさに先が見えないVUCAの時代と言えます。その中で注目した視点を次項で見てみたいと思います。

 

【 発行者付注 】 PEST分析
  https://ja.wikipedia.org/wiki/PEST%E5%88%86%E6%9E%90

本
■    2023年の注目情報はこれ

 

【貿易・投資の枠組みをめぐる米中対立】
 現時点での、世界の貿易・投資の枠組みとしてEU、TPP、RCEP、IPEFがあります。ここ1年余りの、貿易・投資の枠組みの動きを見てみましょう。
 2018年3月にTPP11として発効したTPPは、参加国の世界GDPに占める比率は13%、参加国の人口は5億人です。TPPについては中国の加盟申請があり、参加基準のクリアーが障壁となり難しいとされますが、注目されています。
 2022年1月1日に発効したRCEPは、中国を中心とする経済圏の国々15ヶ国で構成され、参加国の世界GDPに占める比率は30%、参加国の人口は23億人です。
 1993年11月1日に発効したEUは、2021年1月1日の英国離脱の移行期間が終了した時点で、27ヶ国になりました。参加国の世界GDPに占める比率は17%、参加国の人口は5億人です。
 2022年5月23日の日米首脳会談を機に立上ったIPEFはアメリカ主導の貿易・投資の枠組み作りを目指しますが、2022年9月9日の参加国閣僚会議で、今後の方向性が合意されたものの、具体的な枠組みには至っていません。参加国の世界GDPに占める比率は40%、参加国の人口は25億人です。
 この様に、世界の貿易・投資の枠組みにおいてアメリカを中心とする米・日・欧陣営と中国との対立が強まる中、日本政府の貿易・投資担当の官僚が目指す野心的な案「TPP+EU+アメリカの統合EPA」に期待したいですね。TPPとEUがまとまれば、巨大な貿易圏(世界GDPの30%)が誕生し、アメリカは自国が不利な立場に置かれることから、アメリカが加わる可能性が出て来ます。因みに、「TPP+EU+アメリカの統合EPA」の参加国の世界GDPに占める比率は54%、参加国の人口は14億人です。中国を主体とするRCEPのGDP比30%を大きく上回ることになります。

 

【経済安全保障でグローバリゼーションは終わる】
 グローバリゼーションの歴史を、第二次大戦後の主な歴史的事実から見てみましょう。1948年GATT(関税と貿易に関する一般協定)体制がスタート、1955年9月に日本GATTに加盟(1559年以降は理事国)、1973年G7がスタート、1985年プラザ合意、1991年ソ連崩壊による冷戦の終結、1993年EUが発足、1995年1月WTO(世界貿易機関:World Trade Organization)が発足(GATTを吸収、協定から国際機関への転換に伴い、ルールの範囲も、モノの関税率だけでなく、投資や知的財産、サービス、防衛など幅広い分野を対象となる)、2001年中国がWTOに加盟、などを挙げることが出来ます。
 グローバル化の推移を、世界の貿易量の世界のGDPに占める比率の推移を見てみましょう。()は歴史的事項。
 1960年代11%程度、2000年23%、(2001年中国WTO加盟)、2008年30%、(2010年中国が日本を抜きGDP世界2位へ)、(2018年トランプ政権による米中貿易摩擦がスタート)、2021年25%です。
 この数値から読み取れることは、2001年の中国のWTO加盟を機に、貿易量が拡大し、更には、中国の世界の工場としての地位が拡大し、世界のグローバル化が進みました。2010年には中国は日本を追い越しGDP世界2位へと躍進します。しかし、2018年に始まった米中貿易摩擦などにより、貿易量のGDP比率の低下が始まり、グローバル化にブレーキが掛り始めている事が読み取れます。
 2022年には、ロシアのウクライナ侵略に加え中国の人権問題や軍事的拡大リスク等から、経済安全保障の意識が高まり、民主主義国家vs独裁国家の分断が急速に拡大しています。自由貿易を推進するWTO協定にある唯一の例外既定、「安全保障上の懸念がある場合」、を適用した制裁が拡大しています。2022年12月12日、中国は、アメリカが「安全保障」条項を悪用し半導体の輸出規制をしているとして、WTOに提訴しました。解決は難しいでしょう。
 ロシア、中国の強権的・拡張的リスクは収まりそうもありません。それに対抗する米・欧・日の対露・対中制裁は深まる一方です。まさにポスト・グローバリゼーションの時代に突入しています。

【文化は戦略にまさる VUCA時代の企業経営】
 紹介本は「VUCAワールドにさらされる日本」を見出しとする解説で、現在、世界が「VUCAワールド」にある裏付けとして「“GEPU”Index(“世界経済政策不確実性”指数)」 〔図表:注釈付きグローバル EPU インデックス〕を引用し、2022年にはウクライナ侵攻などの要因で、1997年~2015年までは100程度の不確実指数が、300にまで上昇していることを指摘します。その中で日本も、経済面では米中対立やウクライナ侵攻に伴うインフレリスクや円安の影響を受け、また社会面では阿倍元首相の銃撃事件が発生するなど、VUCA的な展開が拡大していると指摘します。
 この様な環境下における企業経営の在り方について、マイクロソフト社の2014年に就任したナデラGEOによる、「フィクスド(型にはまった)マインドセット」から「グロース(成長志向の伸び伸びとした)マインドセット」への転換に伴い、クラウドビジネス等への快進撃をもたらしたこと(GAFAMの株価時価総額で4位からアップルに次ぐ2位へ)や、ソニーの「弱いつながり」による新たなビジネスの創出に成功している例を挙げています。
 VUCA時代をしたたかに生きるための、「企業文化の変革を通じた、社員自ら主体的に働く生き生きとした組織風土を築き上げ、組織力を高め、『時代を先導できる力』の創出」により、一つ一つの事象に臨機応変に対応していく組織能力が必要と指摘します。

■    2023年の企業経営のキーワードは“アジャイル”(むすび)

 2023年は2022年にも増して「不確実性の時代」になります。早急に、「現状把握・分析⇒仮説立案・検証⇒意思決定・アクションプランの策定」をし、アクションをアジャイルに実行する時ではないでしょうか。

本

【酒井 闊プロフィール】

 10年以上に亘り企業経営者(メガバンク関係会社社長、一部上場企業CFO)としての経験を積む。その後経営コンサルタントとして独立。
 企業経営者として培った叡智と豊富な人脈ならびに日本経営士協会の豊かな人脈を資産として、『私だけが出来るコンサルティング』をモットーに、企業経営の革新・強化を得意分野として活躍中。

  http://www.jmca.or.jp/meibo/pd/2091.htm

  http://sakai-gm.jp/

 

【 注 】  著者からの原稿をそのまま掲載しています。読者の皆様のご判断で、自己責任で行動してください。

 

■■ 経営コンサルタントへの道 ←クリック

 経営コンサルタントを目指す人の多くが見るというサイトです。経営コンサルタント歴半世紀の経験から、経営コンサルタントのプロにも役に立つ情報を提供しています。


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【経営コンサルタントのお勧め図書】 2023これからの日本の論点 日経大予測 2301 改訂版

2023-01-24 12:03:00 | 経営コンサルタントの本棚

本  【経営コンサルタントのお勧め図書】 2023これからの日本の論点 日経大予測 2301 改訂版



 



経営コンサルタントがどのような本を、どのように読んでいるのかを教えてください」「経営コンサルタントのお勧めの本は?」という声をしばしばお聞きします。


 日本経営士協会の経営士・コンサルタントの先生方が読んでいる書籍を、毎月第4火曜日にご紹介します。


 


 【経営コンサルタントの本棚】は、2012年に、経営コンサルタントがどのような書籍を読んでいるのか知りたいという、ブログ読者の声を反映して企画いたしました。


 幸い、日本で最初に創設された経営コンサルタント団体である日本経営士協会には優秀な経営士・コンサルタントがいらっしゃるので、その中のお一人である酒井闊先生にお声をかけましたところ、ご協力いただけることになりました。


 それが、今日まで継続されていますので、10年余もの長きにわたって、皆様にお届けできていることに誇りを持っています。


 


  【 注 】


    初版で、安倍元首相の文字が変換ミスをしておりました。


    読者および安倍元首相の関係者の皆様に失礼を致しました。


    ここに改訂版をお届けします。


 


本


■    今日のおすすめ


 


  『日経大予測「2023これからの日本の論点」』
                                  (編著:日本経済新聞社 発行:日本経済新聞出版)


 




本


■  2023年の初めにP・E・S・Tの論点を整理しておこう(はじめに)



 紹介本「2023これからの日本の論点」は、「世界はこれからどうなる」「日本はこれからどうなる」「企業はこれからどうなる」「アジア、欧州はこれからどうなる」の4分野22論点を展開します。
 2023年は、ウクライナ侵略とロシアの行方、ドイツをはじめとした欧州のロシアへのエネルギー依存への破綻とそれによる世界的インフレ・スタグフレーションの行方、脱ロシアの中でのGX(脱炭素)の行方、民主主義陣営と中露をはじめとする強権国家との分断による「新・冷戦」の行方など、2019~2022年のコロナの混乱を超える多くの問題を抱える、まさに先が見えないVUCAの時代と言えます。その中で注目した視点を次項で見てみたいと思います。


 


【 発行者付注 】 PEST分析
  https://ja.wikipedia.org/wiki/PEST%E5%88%86%E6%9E%90

本
■    2023年の注目情報はこれ


 


【貿易・投資の枠組みをめぐる米中対立】
 現時点での、世界の貿易・投資の枠組みとしてEU、TPP、RCEP、IPEFがあります。ここ1年余りの、貿易・投資の枠組みの動きを見てみましょう。
 2018年3月にTPP11として発効したTPPは、参加国の世界GDPに占める比率は13%、参加国の人口は5億人です。TPPについては中国の加盟申請があり、参加基準のクリアーが障壁となり難しいとされますが、注目されています。
 2022年1月1日に発効したRCEPは、中国を中心とする経済圏の国々15ヶ国で構成され、参加国の世界GDPに占める比率は30%、参加国の人口は23億人です。
 1993年11月1日に発効したEUは、2021年1月1日の英国離脱の移行期間が終了した時点で、27ヶ国になりました。参加国の世界GDPに占める比率は17%、参加国の人口は5億人です。
 2022年5月23日の日米首脳会談を機に立上ったIPEFはアメリカ主導の貿易・投資の枠組み作りを目指しますが、2022年9月9日の参加国閣僚会議で、今後の方向性が合意されたものの、具体的な枠組みには至っていません。参加国の世界GDPに占める比率は40%、参加国の人口は25億人です。
 この様に、世界の貿易・投資の枠組みにおいてアメリカを中心とする米・日・欧陣営と中国との対立が強まる中、日本政府の貿易・投資担当の官僚が目指す野心的な案「TPP+EU+アメリカの統合EPA」に期待したいですね。TPPとEUがまとまれば、巨大な貿易圏(世界GDPの30%)が誕生し、アメリカは自国が不利な立場に置かれることから、アメリカが加わる可能性が出て来ます。因みに、「TPP+EU+アメリカの統合EPA」の参加国の世界GDPに占める比率は54%、参加国の人口は14億人です。中国を主体とするRCEPのGDP比30%を大きく上回ることになります。



【経済安全保障でグローバリゼーションは終わる】
 グローバリゼーションの歴史を、第二次大戦後の主な歴史的事実から見てみましょう。1948年GATT(関税と貿易に関する一般協定)体制がスタート、1955年9月に日本GATTに加盟(1559年以降は理事国)、1973年G7がスタート、1985年プラザ合意、1991年ソ連崩壊による冷戦の終結、1993年EUが発足、1995年1月WTO(世界貿易機関:World Trade Organization)が発足(GATTを吸収、協定から国際機関への転換に伴い、ルールの範囲も、モノの関税率だけでなく、投資や知的財産、サービス、防衛など幅広い分野を対象となる)、2001年中国がWTOに加盟、などを挙げることが出来ます。
 グローバル化の推移を、世界の貿易量の世界のGDPに占める比率の推移を見てみましょう。()は歴史的事項。
 1960年代11%程度、2000年23%、(2001年中国WTO加盟)、2008年30%、(2010年中国が日本を抜きGDP世界2位へ)、(2018年トランプ政権による米中貿易摩擦がスタート)、2021年25%です。
 この数値から読み取れることは、2001年の中国のWTO加盟を機に、貿易量が拡大し、更には、中国の世界の工場としての地位が拡大し、世界のグローバル化が進みました。2010年には中国は日本を追い越しGDP世界2位へと躍進します。しかし、2018年に始まった米中貿易摩擦などにより、貿易量のGDP比率の低下が始まり、グローバル化にブレーキが掛り始めている事が読み取れます。
 2022年には、ロシアのウクライナ侵略に加え中国の人権問題や軍事的拡大リスク等から、経済安全保障の意識が高まり、民主主義国家vs独裁国家の分断が急速に拡大しています。自由貿易を推進するWTO協定にある唯一の例外既定、「安全保障上の懸念がある場合」、を適用した制裁が拡大しています。2022年12月12日、中国は、アメリカが「安全保障」条項を悪用し半導体の輸出規制をしているとして、WTOに提訴しました。解決は難しいでしょう。
 ロシア、中国の強権的・拡張的リスクは収まりそうもありません。それに対抗する米・欧・日の対露・対中制裁は深まる一方です。まさにポスト・グローバリゼーションの時代に突入しています。



【文化は戦略にまさる VUCA時代の企業経営】
 紹介本は「VUCAワールドにさらされる日本」を見出しとする解説で、現在、世界が「VUCAワールド」にある裏付けとして「“GEPU”Index(“世界経済政策不確実性”指数)」 〔図表:注釈付きグローバル EPU インデックス〕を引用し、2022年にはウクライナ侵攻などの要因で、1997年~2015年までは100程度の不確実指数が、300にまで上昇していることを指摘します。その中で日本も、経済面では米中対立やウクライナ侵攻に伴うインフレリスクや円安の影響を受け、また社会面では安倍元首相の銃撃事件が発生するなど、VUCA的な展開が拡大していると指摘します。
 この様な環境下における企業経営の在り方について、マイクロソフト社の2014年に就任したナデラGEOによる、「フィクスド(型にはまった)マインドセット」から「グロース(成長志向の伸び伸びとした)マインドセット」への転換に伴い、クラウドビジネス等への快進撃をもたらしたこと(GAFAMの株価時価総額で4位からアップルに次ぐ2位へ)や、ソニーの「弱いつながり」による新たなビジネスの創出に成功している例を挙げています。
 VUCA時代をしたたかに生きるための、「企業文化の変革を通じた、社員自ら主体的に働く生き生きとした組織風土を築き上げ、組織力を高め、『時代を先導できる力』の創出」により、一つ一つの事象に臨機応変に対応していく組織能力が必要と指摘します。

■    2023年の企業経営のキーワードは“アジャイル”(むすび)


 2023年は2022年にも増して「不確実性の時代」になります。早急に、「現状把握・分析⇒仮説立案・検証⇒意思決定・アクションプランの策定」をし、アクションをアジャイルに実行する時ではないでしょうか。


 


本


【酒井 闊プロフィール】


 10年以上に亘り企業経営者(メガバンク関係会社社長、一部上場企業CFO)としての経験を積む。その後経営コンサルタントとして独立。
 企業経営者として培った叡智と豊富な人脈ならびに日本経営士協会の豊かな人脈を資産として、『私だけが出来るコンサルティング』をモットーに、企業経営の革新・強化を得意分野として活躍中。


  http://www.jmca.or.jp/meibo/pd/2091.htm


  http://sakai-gm.jp/


 


【 注 】  著者からの原稿をそのまま掲載しています。読者の皆様のご判断で、自己責任で行動してください。


 


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【話材】 昨日01/23のつぶやき  御苦楽園“修養の庭”2 銘石・格言・借景を楽しめる池泉回遊式庭園 宝来山

2023-01-24 07:29:21 | ブログでつぶやき

 

  【話材】 昨日01/23のつぶやき  御苦楽園“修養の庭”2 銘石・格言・借景を楽しめる池泉回遊式庭園 宝来山

 

 経営コンサルタントとして感じたことを毎日複数のつぶやきをブログでお届けしています。

 もし、お見落としがありましたり、昨日のブログで再度読みたいつぶやきがあるというときに便利なページです。

 本日も、複数のブログで、つぶやき済です。

  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/5c0652c4ce03f826bf11ea29d25d2907

  ■【今日は何の日】 1月24日 巣鴨とげぬき地蔵尊例大祭 初愛宕(はつあたご)

曇りb30

■ 昨日は、下記のリストのようなことをつぶやきました。

konsarutanto   ◇ 昨日のつぶやき ◇ 

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 【カシャリ! ひとり旅】を映像にして紹介しています。

   ユーチューブで見

 

 バックナンバー

 

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【カシャリ!庭園めぐりの旅】 山形県天童市 御苦楽園“修養の庭”2 銘石・格言・借景を楽しめる池泉回遊式庭園 宝来山

2023-01-24 00:33:00 | 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

  【カシャリ!庭園めぐりの旅】 山形県天童市 御苦楽園“修養の庭”2 銘石・格言・借景を楽しめる池泉回遊式庭園 宝来山

 

 

 若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間に旅をしたのか、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。

 旅のテーマは寺社や庭園めぐりです。

 日本には「日本庭園」と呼ばれる庭園だけではなく、「イングリッシュガーデン」など、海外の庭園形式をした庭園も多数あります。寺社を訪れたときに、想定していなかったところに、庭園を発見することがあります。

 下手の横好きで、【カシャリ! ひとり旅】を続けていますが、その一環で訪れた庭園を順次紹介してまいりたいと思います。

 

■■ 山形県天童市 御苦楽園“修養の庭”2 銘石・格言・借景を楽しめる池泉回遊式庭園 宝来山
 

 「御苦楽園」(ごくらくえん)は、昭和初期に当地の実業家・水戸部弥作によって造られ、昭和40(1965)年に開園した池泉回遊式庭園です。天童市街地の外れにある、個人の作庭・運営による庭園ですので、正直なところ、行く前はあまり期待をしていませんでし。良い意味で、期待を裏切られました。

 庭園の設計は、地元の庭師・山口助松(養樹園)と、松下幸之助の『真々庵』を手掛けた京都の庭師・川崎幸次郎です。

 当園設立者、現園主の曾祖父で、山形県東村山郡干布村の農弥十郎の次男として生まれました。16歳の時、父親が多額の財産を分与しようとしましたが、深く考えるところがあって固辞し、当時金百円の資金のみを受けて分家しまし、水車、米穀販売業を営みました。

 生来、剛毅かつ独立心が強く、幾多の労苦を重ねて大いに発展しましたが、その後、長兄に死なれ、実家に戻り家督を相続しました。実家に戻って3年後、酒造業(山形正宗)に着手し、短期間に、地方の醸造家として世に知られる程でした。

 しかし自生活にはきわめてきびしく、その反面、学校教育および各種団体の育成にはきわめて熱心で、それらに対しての尽力は人の目を驚かすものがありました。

 50才の春、決するところがあって、長男に酒造業を、次男に醤油醸造業を担当させ、自らは敷地弐千数百坪の土地を買い上げて隠居しました。昭和初期の不況下に、失業対策をかねて、当園を庭することにし、多数の人夫を雇うなど、失業対策に尽力しました。

 子孫には財産よりも精神を相続させる方が有意義と信じ、自分が過ごした青年時代から経験してきた修養の資とした処世訓や、古今の金言の数々を柱石に刻み、庭園に立て、その一部が多数、今日までも残されています。近所の子供達を集め、その柱石を読ませ、褒美を与えたと言います。

 人生の苦しみと楽しみを盛った庭園という意味で「御苦楽園」と名づけました。

 園内には、県内外から銘石、銘木を集め、山、沢、池、滝を配しました。石灯籠の多さも特徴的で、「一家にお金は残さない」としましたものの、「いざという時、いつの時代にも価値あるもの」といった意味が石燈籠にあるという考えだったそうです。

 かつての主屋の前にも築山式の池泉鑑賞式庭園があり、隣接する蔵屋敷なども見学できます。大きく4つのエリアに分かれていると言って良いでしょう。

 入園してすぐ前が四阿(あずまや)跡と自動自活石柱のあるところで、四字熟語による代表的な格言としていることがわかります。

 そこに隣接する池泉エリアが最大のところで、宝来山(蓬莱山ではない)から見下ろすとその素晴らしさが格別です。

 三番目が、主屋・なまこ壁の蔵エリアで、小さな池があります。

 4つ目は、裏庭と言っても良いのでしょうか、築山のある池泉鑑賞型庭園です。

 各々がバラバラではなく、かといってまとまっているのでもなく、不思議な融合感で繋がっています。

 庭園面積は、5,940平方メートルですが、ちなみに隣接している小学校までが、かつての水戸部家の敷地であったそうです。教育に対して熱心な水戸部弥作が、その敷地の一部を寄贈したそうです。

 個人で、これほどの庭園を造れたのは、水戸部の強い社会観があったればこそと考えます。

 

  【 注 】 エリア名は、当ブログ管理者の命名
 

 

■ アクセス


 JR山形新幹線 天童駅・山形駅より路線バス「ごくらく園口」バス停下車 徒歩3分
 天童駅より約4km(レンタサイクルあり)
 JR奥羽本線 天童南駅より約3km(徒歩約40分)
 〒994-0051 山形県天童市奈良沢乙47 

 入園時間    8:00~17:00
 休園日冬期間    1月10日~2月末まで休園
 駐車場        無料駐車場
 入園料        個人 大 人 400円 子ども 200円(30名以上団体割引あり)
     ※ 案内希望の場合は別途1,500円
 事前予約    電話にて事前に予約 023-653-3392

 サイト    http://gokuraku-en.jp/gokurakuen.html

 

■ 【アドバイス】

 天童駅から4kmもありますし、路線バスも少ないので、スケジュールを組むときには、事前に調べておくことをお勧めします。
 私は、山形駅前から山交バス天童線・天童駅前行きに乗り、ごくらく園口で下車しました。この路線は、山形駅と天童駅の間を往復する路線ですので、おそらく天童駅で折り返すのでしょう。
 ごくらく園口バス停で降りると、20数m戻ったところの道を入るのですが、案内板が見にくいですので、注意が必要です。
 乗車時間は、40分弱、乗車賃は590円(2022年現在)です。長い距離を走るからか、乗車時間になってもなかなか来ないですので、諦めずに辛抱強く待つ必要があります。

 私は、予約なしでゆきましたが、親切に対応して下さいました。
 金言集も販売されています。

 

■ 宝来山エリア


園内マップ(公式サイトより)

 

宝来山は、蓬莱山になぞらえて命名された

園内最高地の場所

 

金言石柱の脇に小径があり、

左手に池泉エリアの池があります。

 

上述の小径を進むと石橋があり、

池泉エリアの最下部に至ります。

 

池泉エリアの最も長く大きな池が見えてきます。

 

自動自活エリアのユニークな石灯籠も見えます

 

このエリアで最も大きな石灯籠

 

池脇のオブジェ風のユニークな形に刈り上げられた松

 

池に配された徽軫灯籠(ことじとうろう)

 

池の周囲にはいろいろな石灯籠が配されています

 

上記の石灯籠脇の石橋

 

宝来山へ続く小径

 

宝来山脇の松と石灯籠

 

蓬莱山の心社(お社)の鳥居

 

宝来山頂上へ

 

宝来山頂上の下に立つ石碑

 

宝来山頂上

 

心社

宝来山頂上に立つ祠(ほこら)

 

心社ほこらの中

 

宝来山頂上から

先ほど見てきた池を見る

「三の池」

 

 

 

 

  リスト http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm

 

 

  ■ カシャリ! ひとり旅

 




ユーチューブで視る 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

写真集は、下記URLよりご覧いただくことができます。

静止画: http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmeisho.htm
映像:  http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm 

【 注 】 映像集と庭園めぐりは、重複した映像が含まれています


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【話材】 昨日01/22のつぶやき カレーライスとライスカレー

2023-01-23 07:21:55 | ブログでつぶやき

  【話材】 昨日01/22のつぶやき カレーライスとライスカレー

 

経営コンサルタントとして感じたことを毎日複数のつぶやきをブログでお届けしています。

もし、お見落としがありましたり、昨日のブログで再度読みたいつぶやきがあるというときに便利なページです。

本日も、複数のブログで、つぶやき済です。

  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/2500816d7a87f8edf97b3566e347fbdc

曇り

■ 昨日は、下記のリストのようなことをつぶやきました。

konsarutanto   ◇ 昨日のつぶやき ◇ 

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 【カシャリ! ひとり旅】を映像にして紹介しています。

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【カシャリ!庭園めぐりの旅】 鳥取県米子市 足立美術館 大観他の日本画と枯山水庭園

2023-01-22 10:03:00 | 【カシャリ!ひとり旅】 山陰山陽四国

 


  【カシャリ!庭園めぐりの旅】 鳥取県米子市 足立美術館 大観他の日本画と枯山水庭園


 



 


 若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間に旅をしたのか、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。

 旅のテーマは寺社や庭園めぐりです。


 日本には「日本庭園」と呼ばれる庭園だけではなく、「イングリッシュガーデン」など、海外の庭園形式をした庭園も多数あります。寺社を訪れたときに、想定していなかったところに、庭園を発見することがあります。

 下手の横好きで、【カシャリ! ひとり旅】を続けていますが、その一環で訪れた庭園を順次紹介してまいりたいと思います。

■ 鳥取県米子市 足立美術館 横山大観他の日本画と枯山水庭園 


 


 足立美術館(あだちびじゅつかん)は、島根県安来市に所在する、近代日本画を中心とした島根県の登録博物館です。

 地元出身の実業家・足立全康(あだちぜんこう)が、1970年(昭和45年)、71歳のときに開館しました。

 美術館としての特徴は、横山大観等日本画のコレクションと美しい日本庭園です。

創立者・足立全康
 


 足立全康(あだちぜんこう 1899年 - 1990年)は、明治32年2月8日、能義郡飯梨村字古川(現、安来市古川町)の農業に生まれました。
 戦後、大阪で繊維問屋、不動産関係などの事業のかたわら、幼少の頃より興味を持っていた日本画を蒐集し、いつしか美術品のコレクターとして知られるようになったのです。裸一貫から事業を起こし、一代で大コレクションをつくりあげるほどの才能の持ち主といえます。
 逸話も多くあります。なかでも大観の名作『紅葉』と『雨霽る』(あめはる)を含む北澤國男(東洋バルヴ創業者)の「北沢コレクション」を、1979年(昭和54年)に入手した際の武勇談は有名です。
 昭和53年に名古屋の横山大観展で見た「紅葉」(六曲一双屏風)に言葉も出ないほどの感動を受けました。何が何でも手に入れるのだと八方手を尽くしたそうです。門外不出の「幻のコレクション」といわれた北沢コレクションの一部とわかりました。
 「一目惚れの女性に2年も通い続けて枕金も決め、さあ床入りという時に、枕をかかえて逃げられるようなもんだ。そりゃあんまりじゃないですか」と頼み込み、泣き落として決めたそうです。


 


          


                  苔庭に立つ足立全康像

美術館としての足立美術館

 日本人なら誰でも知っている画家の作品に接することで、日本画の魅力を理解して欲しいというのが、足立美術館のコンセプトです。また、大観を知ることによって日本画の美、すなわち「美の感動」に接する契機となることが、創立者足立全康の願いでもあるのです。

 横山大観の作品総数130点が所蔵され、質量ともに日本一として知られています。代表作「紅葉」は、大観の代表作のひとつで、昭和6年(1931)の作です。
 真紅の紅葉に、群青の流水と白金泥の漣を加え、秋の清冽な自然を描き出しています。

 大観のほかにも、竹内栖鳳、橋本関雪、川合玉堂、上村松園ら、近代日本画壇の巨匠たちの作品も揃っています。それに加え、北大路魯山人、河井寛次郎の陶芸、林義雄、鈴木寿雄らの童画、平櫛田中の木彫なども収蔵され、魯山人館には、北大路魯山人の作品が陳列されています。

日本庭園美の足立美術館

 足立美術館のもう一つの特色である、広大な日本庭園は、中根金作の設計で、苔庭は、小島佐一も参画しています。足立全康の「庭園もまた一幅の絵画である」という信念の結晶です。

 庭園は「枯山水庭」「白砂青松庭」「苔庭」「池庭」など6つに分かれ、面積5万坪にまでも及んでいます。全康自らが、全国を歩いて庭石や松の木などを捜してきたのです。全康の言葉通り、絵画のように美しい庭園です。

 日本庭園における造園技法のひとつである借景の手法が採られています。彼方の山や木々までも織り込まれています。その借景を維持するために、借景となる山林の一部を購入するほどまでにもこだわっています。

 90歳を超えても、全康は、朝に夕に庭を見て廻ったそうです。少しでも気に入らないことがあると庭師を呼んでは陣頭指揮をとって手を加えさせました。

 米国の日本庭園専門雑誌『ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング』が行っている日本庭園ランキング(Shiosai Ranking)では、初回の2003年から何度も日本一に選出されています。

 フランスの旅行ガイド『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』や『Guide Bleu Japon』におきましても、それぞれ三つ星(最高評価)を獲得しているのです。

 外国人にも人気が高く、年間の来館者数は、60万人を超えることも多いそうです。

■ アクセス


 


JR: 安来駅より無料シャトルバスで約20分
車: 山陰道安来ICより約10分


 


開館時間 年中無休
 夏季    4月-9月    9:00-17:30
 冬季    10月-3月    9:00-17:00


 


          


 


歓迎の庭
 足立美術館の建物前から白砂青松と紅葉の赤がクッキリと見える庭園が歓迎してくれています。
 受付を通って直進すると通路に出ます。その右手が白砂青松の「歓迎の庭」の裏側になります。足立美術館庭園の素晴らしさの前奏曲といえます。

          

苔庭
 歓迎の庭通路を左折すると苔庭を通して足立翁像が見えます。
 スギゴケを主体とした強風の雅やかさを醸し出す庭園で、苔の緑と白砂のコントラスト、苔庭の先と枯山水庭を結ぶ石橋が心を慰めてくれます。
 苔庭を見ながら左折すると魯山人館です。その手前に魯山人館の竹林と蹲踞があります。

          


枯山水庭
 足立美術館庭園のハイライトともいえる枯山水庭が見えるロビーにでます。
 借景の山も足立美術館が購入するほど、自然との調和が美しい庭です。中央に立つ石は、険しい山をイメージしたものでしょう。そこから流れ落ちる滝水が大河となって、大海を表す池に流れ込む雄大な山水を感じ取れます。
 右手奥を見ますと、高さ15mの瀑布が見えます。那智の滝を模して作られたという「鶴亀の滝」です。


 


          


 


          


 


白砂青松庭
 庭園を満喫できる喫茶室前を通ると「白砂青松庭」が見えます。足立美術館の表庭の最も奥に位置します。
 横山大観の名作「白砂青松」をイメージして造られた庭園だそうです。白砂の丘陵には、右手がクロマツ、左手が赤松が配されていて、その対照的な調和を楽しみながら鑑賞できます。

          


 


坪庭
 本館から喫茶室「大観」に行く途中に坪庭があります。蹲踞が存在感を高めています。

          


 


池庭
 喫茶室「大観」からお茶をしたり、軽食をとったりしながら楽しめる池泉庭園です。
 周囲との調和のとれた、新しい感性と伝統的な手法のハイブリッド型の池泉庭園といえます。奥には小滝が二段になって流れ落ち、中央に架かる石橋を通して大毛に流れ込んでいます
 池には優雅に泳ぐ鯉が、「これこそ、俺たちの池だ!」と言っているようです。

          


 


生の額絵
 枯山水庭へ行く通路に、生の額絵と言われる、枯山水庭が見える額縁窓があります。窓のすぐ外に大きなクロマツが、格好良く庭にアクセントを付けて立っています。大小の木や石がバランス良く配置されていて、芝生の稜線が美しく見えます。「琳派の絵のようだ」と形容されるそうです。

          


 


生の掛け軸
 池庭を見るふもとに休憩所があり、窓越しに池庭を見ると一幅の絵となります。その反対側にも額縁窓があります。床の間の壁を縦長にくりぬいて、あたかも山水画の掛け軸のような演出もなされています。
 見落としがちなところにありますが、美術館側のお薦めスポットですので、見逃さないようにしたいです。
 


          


 





ユーチューブで視る 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

写真集は、下記URLよりご覧いただくことができます。

静止画: http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmeisho.htm
映像:  http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm 

【 注 】 映像集と庭園めぐりは、重複した映像が含まれています


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【話材】 昨日01/21のつぶやき 島根県松江市 松平不昧が愛した茶室「明々庵」

2023-01-22 07:38:52 | ブログでつぶやき

 

  【話材】 昨日01/21のつぶやき 島根県松江市 松平不昧が愛した茶室「明々庵」

 

経営コンサルタントとして感じたことを毎日複数のつぶやきをブログでお届けしています。

もし、お見落としがありましたり、昨日のブログで再度読みたいつぶやきがあるというときに便利なページです。

本日も、複数のブログで、つぶやき済です。

  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/d492eb48d89e99979dd2b9cd0fea338d

曇り

■ 昨日は、下記のリストのようなことをつぶやきました。

konsarutanto   ◇ 昨日のつぶやき ◇ 

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 【カシャリ! ひとり旅】を映像にして紹介しています。

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【カシャリ!庭園めぐりの旅】 島根県松江市 松平不昧が愛した茶室「明々庵」 1 胸を膨らませて入口へ

2023-01-21 17:59:54 | 【カシャリ!ひとり旅】写真・旅行 Misc.

 

  【カシャリ!庭園めぐりの旅】 島根県松江市 松平不昧が愛した茶室「明々庵」 1 胸を膨らませて入口へ

 

 

 若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間に旅をしたのか、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。

 旅のテーマは寺社や庭園めぐりです。

 日本には「日本庭園」と呼ばれる庭園だけではなく、「イングリッシュガーデン」など、海外の庭園形式をした庭園も多数あります。寺社を訪れたときに、想定していなかったところに、庭園を発見することがあります。

 下手の横好きで、【カシャリ! ひとり旅】を続けていますが、その一環で訪れた庭園を順次紹介してまいりたいと思います。

■ 島根県松江市 松平不昧が愛した茶室「明々庵」 1 胸を膨らませて入口へ 

 明々庵(めいめいあん)は、江戸時代中期、茶人としても知られる松江藩七代藩主・松平不昧(まつだいらふまい)の好みによって、松江市殿町の有澤(ありさわ)家本邸に建てられた茶室です。

 不昧も、しばしば来訪しましたが、明々庵は、明治維新後一時、東京の松平伯邸に移されたことがあります。その後、昭和3年、松江市内にある菅田庵(かんでんあん)の敷地内にある有澤山荘の向月亭(こうげつてい)に隣接している萩の台に移設されました。
 大戦後、昭和41(1966)年、松平不昧150年祭を機に、現在の赤山に再々移築されました。

 茅葺の厚い入母屋に、不昧直筆の「明々庵」の額を掲げ、茶室の床の間は、五枚半の杉柾の小巾板をそぎ合わせた、奥行きの浅い床です。また二畳台目の席は、中柱もなく、炉も向切りといった軽快なものです。定石に頓着しない松平不昧の好みの一端が表れています。

 園内にある「百草亭」では、お抹茶をいただけます。これは、明々庵が再々移築された昭和41年に作庭・建立されました。庭園は、“出雲流庭園”の枯山水庭園と露地庭で高盛されています。

 

■ アクセス

 

  JR山陰本線 松江駅より約2.5km(徒歩30分・駅周辺にレンタサイクルあり)
  松江駅よりレイクラインバス15分、「塩見縄手」バス停下車 徒歩5分
 

【 コメント 】
 

 私が訪れた時は、紅葉がすでに始まっていましたが、ピークまでには少々早い時期でした。
 松江城から徒歩で10分ほどのところにあるので、北総門からでて左折、宇賀橋を渡り、左折後、3本目の小径を右折して、150m程さきにある入口階段から行きました。
 冬時間では、17時に閉まってしまいますので、時間配分に注意する必要があります。

 


■ 明々庵 1 胸を膨らませて入口へ

 明々庵は、江戸時代中期、茶人としても知られる松江藩七代藩主・松平不昧の好みによって、松江市殿町の有澤家本邸に建てられた茶室です。

 松平不昧も、しばしば来訪しましたが、明々庵は、明治維新後一時、東京の松平伯邸に移されたことがあります。その後、昭和3年、松江市内にある菅田庵の敷地内にある有澤山荘の向月亭に隣接している萩の台に移設されました。
 大戦後、昭和41(1966)年、松平不昧150年祭を機に、現在の赤山に再々移築されました。

 

明々庵入口階段

 

 

入口前広場


 階段を登り切りますと、正面に大きな石灯籠が据えられています。

その奥に蔵も見えます。


明々庵から見た松江城

 石灯籠に左手に広場があり、視界が広がり、松江市内を一望できます。
正面に松江城の天守閣が見えます。
 松江城は、別名「千鳥城」とも呼ばれています。

古くから現存する天守閣は、全国に12か所あり、

松江城は、2015 年 7 月に、国宝に指定されています。
 最上階の望楼まで登りますと、

松江市街や宍道湖が一望できる絶景が待っています。

 

明々庵枯山水庭園入口木戸


 広場から入り口方向に歩いて行きますと、

蔵の横から、明々庵の茶道会館に行けます。

 さらに進みますと左手に、見学者のための受付があります。

受付の横には、明々庵に続く木戸があり、

その右手前に石灯籠が立っています。

これから、どの様な庭園に誘ってくれるのか、期待できます。


 木戸をくぐりますと、踏み石が庭園へと誘ってくれます。

奥には、茶室への木戸があります。

 

 

明々庵 2 枯山水庭園

< 続く >

 

 


 




ユーチューブで視る 【カシャリ!庭園めぐりの旅】

写真集は、下記URLよりご覧いただくことができます。

静止画: http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmeisho.htm
映像:  http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm 

【 注 】 映像集と庭園めぐりは、重複した映像が含まれています


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【話材】 昨日01/2のつぶやき 経営コンサルタントを使いこなせない社長は引退せよ

2023-01-21 07:30:07 | ブログでつぶやき

 

  【話材】 昨日01/2のつぶやき 経営コンサルタントを使いこなせない社長は引退せよ

 

経営コンサルタントとして感じたことを毎日複数のつぶやきをブログでお届けしています。

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本日も、複数のブログで、つぶやき済です。

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晴れb5

■ 昨日は、下記のリストのようなことをつぶやきました。

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【今日は何の日】 1月21日 インドカレー 初大師、初弘法

2023-01-21 00:03:00 | ◇経営特訓教室

【今日は何の日】 1月21日 インドカレー 初大師、初弘法

 

 一年365日、毎日が何かの日です。

  季節を表す日もあります。地方地方の伝統的な行事やお祭りなどもあります。誰かの誕生日かも知れません。歴史上の出来事もあります。セミナーや展示会もあります。

  これらをキーワードとして、私たちは自分の人生に、自分の仕事に、自分自身を磨くために何かを考えてみるのも良いのではないでしょうか。

  独断と偏見で、エッセー風に徒然のままに書いてみました。皆様のご参考にと毎日続けていこうと・・・というよりも、自分自身のために書いてゆきます。 詳細 ←クリック

今日は何の日インデックス】  日付を指定して【今日は何の日】を閲覧できます

 初大師、初弘法

 1月21日は、真言宗の開祖である弘法大師空海の入寂の日です。一年で最初の弘法大師の縁日で、「初大師(はつだいし)」とか「初弘法(はつこうぼう)」と呼ばれます。

 毎月21日に大師参り(たいしまいり)と称して大師堂に参拝します。1月21日は、大師参りの新年最初の日と言うことで、いつものつきより参拝者が多い縁日です。とりわけ有名なところでは、神奈川県の川崎大師や京都の東寺、東京の西新井大師があります。

 因みに、「大師」とは、朝廷から高僧に対してその死後に贈られる諡(おくりな)のことです。真言宗では空海が最初に「弘法大師」と、最初に大師を贈られました。

 弘法大師は、真言宗の開祖で、弘法は「法を弘げた」という意味です。

 

【Wikipedia】

平安時代初期の僧。弘法大師(こうぼうだいし)の諡号(921年、醍醐天皇による)で知られる真言宗の開祖である。俗名は佐伯 眞魚(さえき の まお(まな))。日本天台宗の開祖最澄(伝教大師)と共に、日本仏教の大勢が、今日称される奈良仏教から平安仏教へと、転換していく流れの劈頭に位置し、中国より真言密教をもたらした。能書家としても知られ、嵯峨天皇・橘逸勢と共に三筆のひとりに数えられる。

 

 インドカレー

 ラス・ビハリ・ボース(1886~1945)はインドの独立運動家です。1945年1月21日に彼が亡くなりました。

 インド国籍の彼は、イギリスからの独立運動を続けたために、過激派として指名手配されて、日本に逃亡してきました。

 日本に滞在中、本格的なインドカレーを日本に根付かせた人物として知られています。

 日英同盟の関係にあった日本政府は、新宿中村屋にかくまわれていた彼を、イギリス政府の要求により、来日してわずか4か月で国外退去を命令じました。

 その間、インドカレーの伝授をし、中村屋はインドカレーでも名前を挙げることになりました。

【Wikipedia】

和菓子・洋菓子の他、菓子パン、中華まん、レトルト・缶詰のカレー等を製造販売している他、いわゆるデパ地下やショッピングセンター等に菓子の名店として出店(直営店160店)、レストラン(直営店20店)を営業している。  

 

 その他

 ◇ 袋中上人忌 ◇ 日朗忌  

(ドアノブ)

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【カシャリ!ひとり旅】 山形県山形市 文翔館(県政史緑地)2 大正時代の県庁舎と廻遊式庭園2 貴賓室  0105

2023-01-20 13:25:54 | 【カシャリ!ひとり旅】 宮城・山形・福島

 

  【カシャリ!ひとり旅】 山形県山形市 文翔館(県政史緑地) 大正時代の県庁舎と廻遊式庭園2 貴賓室  0105

 

 

 若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間か、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。

 

 旅は、時間に追われる現実からの開放、明日への糧となります。

 

 写真は、自分の記録であるとともに、お節介焼き精神から、他の人に情報提供も兼ねてとり続けてきました。

 

 何を思って撮影したのだろうか? 自分も行ってみたい・・・

 

 他の人に、そう思っていただける写真を撮りたいと思って、ライフワークとして、続けられるだけ続けてまいりたいです。

 

 

名所旧跡  グロマコン 経営コンサルタントへの道

 

 

■■ 文翔館庭園(県政史緑地) 大正時代の県庁舎と廻遊式庭園2 貴賓室 0105

  https://www.gakushubunka.jp/bunsyokan/

 「文翔館」(ぶんしょうかん)は、大正時代に建てられた、かつての山形県庁舎を活用した公共文化施設です。横に並ぶ2棟の洋風建築が「山形県旧県庁舎及び県会議事堂」として国指定重要文化財となっています。1916年(大正5年)に建造されたイギリス・ルネッサンス様式の重厚な石造り・レンガ造りの建築です。

 前庭「県政史緑地」には、回遊式の日本庭園や、県会議事堂前には洋風の庭園もあります。

 昭和後期に山形県庁が新たな建物に移転したのち、旧県庁舎の保存修復工事が10年ほどかけて実施されました。それにあわせて建物周辺も緑地公園としての整備を開始され、現在見られる和風庭園などが作庭されました。

 1995年(平成7年)に「山形県郷土館(文翔館)」としてオープンしました。

 庭園は、秋にはモミジや楓などの紅葉が楽しめ、春にはしだれ桜が咲き乱れます。また旧県庁舎の中庭もレンガに囲まれたヨーロッパのような雰囲気を感じられる空間になっています。

 山形の中心商店街・七日町通りのつきあたりにあるこの洋風建築は今なお山形市のランドマーク的存在で多くの市民にとっての憩いの空間となっています。その一方ドラマや映画のロケ地としても使われています。


 庭園は、ジョサイア・コンドルの弟子である田原新之助による設計で、設計顧問は米沢藩出身の中條精一郎がつとめました。中條精一郎は、出身地・米沢に元藩主の邸宅で国登録有形文化財となっている『上杉伯爵邸』を手掛けているほか、熱海の岩崎家別邸(現『熱海陽和洞』。非公開。)では七代目小川治兵衛(植治)と共に仕事をしています。

 

■ アクセス


 JR山形新幹線 山形駅より徒歩約25分強 

  ※春〜10月まで観光案内所にレンタサイクルあり
 山形駅より路線バス「市役所前」バス停下車すぐ

 

 

文翔館正面

 

国指定重要文化財

1916年(大正5年)に建造されたイギリス・ルネッサンス様式の重厚な石造り建築

 

 

貴賓室

皇族や国の高官が来られたときの控え室

一時は副知事室として使われていた

家具とシャンデリアは当時の資料をもとに復元

 

貴賓室のシャンデリア

 

知事官房

知事の秘書室

 

知事室

ボード張りの天井は漆喰の花飾りに復元

壁紙も現存模様をもとに復元

絨毯は当時のモノをクリーニングして使用

 

復元された壁紙

 

クリーニングされた当時の絨毯をそのまま利用

 

群市長控え室の暖炉

 

警察部長室

 

警察部長室の置物

 

記念碑の回廊

手前から黎明、発展、激動、復興、成長の各時代を

一部屋毎にディスプレイ

 

正面玄関裏側

 

時計塔の構造

 

内務部部長室

 

山形県旧県庁舎及び県会議事堂

前庭は洋風庭園

 

正面玄関上のベランダから見た日本庭園

 

 

 

 

  リスト http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm

 

 

  ■ カシャリ! ひとり旅


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【カシャリ!ひとり旅】 山形県山形市 文翔館(県政史緑地)1 大正時代の県庁舎と廻遊式庭園1 外観と正庁 0105

2023-01-20 13:25:06 | 【カシャリ!ひとり旅】 宮城・山形・福島

 

  【カシャリ!ひとり旅】 山形県山形市 文翔館(県政史緑地) 大正時代の県庁舎と廻遊式庭園1 外観と正庁 0105

 

 

 若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間か、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。

 

 旅は、時間に追われる現実からの開放、明日への糧となります。

 

 写真は、自分の記録であるとともに、お節介焼き精神から、他の人に情報提供も兼ねてとり続けてきました。

 

 何を思って撮影したのだろうか? 自分も行ってみたい・・・

 

 他の人に、そう思っていただける写真を撮りたいと思って、ライフワークとして、続けられるだけ続けてまいりたいです。

 

 

名所旧跡  グロマコン 経営コンサルタントへの道

 

 

■■ 文翔館庭園(県政史緑地) 大正時代の県庁舎と廻遊式庭園1 外観と正庁 0105

  https://www.gakushubunka.jp/bunsyokan/

 「文翔館」(ぶんしょうかん)は、大正時代に建てられた、かつての山形県庁舎を活用した公共文化施設です。横に並ぶ2棟の洋風建築が「山形県旧県庁舎及び県会議事堂」として国指定重要文化財となっています。1916年(大正5年)に建造されたイギリス・ルネッサンス様式の重厚な石造り・レンガ造りの建築です。

 前庭「県政史緑地」には、回遊式の日本庭園や、県会議事堂前には洋風の庭園もあります。

 昭和後期に山形県庁が新たな建物に移転したのち、旧県庁舎の保存修復工事が10年ほどかけて実施されました。それにあわせて建物周辺も緑地公園としての整備を開始され、現在見られる和風庭園などが作庭されました。

 1995年(平成7年)に「山形県郷土館(文翔館)」としてオープンしました。

 庭園は、秋にはモミジや楓などの紅葉が楽しめ、春にはしだれ桜が咲き乱れます。また旧県庁舎の中庭もレンガに囲まれたヨーロッパのような雰囲気を感じられる空間になっています。

 山形の中心商店街・七日町通りのつきあたりにあるこの洋風建築は今なお山形市のランドマーク的存在で多くの市民にとっての憩いの空間となっています。その一方ドラマや映画のロケ地としても使われています。


 庭園は、ジョサイア・コンドルの弟子である田原新之助による設計で、設計顧問は米沢藩出身の中條精一郎がつとめました。中條精一郎は、出身地・米沢に元藩主の邸宅で国登録有形文化財となっている『上杉伯爵邸』を手掛けているほか、熱海の岩崎家別邸(現『熱海陽和洞』。非公開。)では七代目小川治兵衛(植治)と共に仕事をしています。

 

■ アクセス


 JR山形新幹線 山形駅より徒歩約25分強 

  ※春〜10月まで観光案内所にレンタサイクルあり
 山形駅より路線バス「市役所前」バス停下車すぐ

 

文翔館

 

大正時代に建てられた、かつての山形県庁舎を活用した公共文化施設

市役所前のバス停で下車すると、目の前にデンと構えています。

思わず「オーッ!」と声をあげる華麗さを持っています。

 

フェンスに囲まれ、大正建築様式らしい門構えです。

 

日本庭園側から望む

 

正面玄関を入ると

ふたたび「オーっ!」と

おそらく、何かのドラマでも見ていると思います。

上野の東京国立博物館の階段を思い出します。

 

 

 

階段上

 

 

正庁

行動に相当します。

訓示や辞令交付、重要会議などが行われます。

 

改修前はボード張りでしたが

調査から折り上げ天井になっていることが判り

改修しました。

 

床は、箱根細工のような幾何学模様

 

正庁から正面玄関上のバルコニーへ

 

バルコニーから時計塔を見上げる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  リスト http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm

 

 

  ■ カシャリ! ひとり旅


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■■【心de経営】 論語に学ぶ経営02 巧言令色には、鮮いなか仁 実践編 15

2023-01-20 13:15:38 | 【心 de 経営】 論語に学ぶ経営

■■【心de経営】 論語に学ぶ経営02 巧言令色には、鮮いなか仁 実践編 15

 【心de経営】は、「経営は心deするもの」という意味になります。それとともにフランス語の前置詞であります「de(英語のof)」を活かしますと、「経営の心」すなわち、経営管理として、あるいは経営コンサルタントとして、企業経営をどの様にすべきか、経営の真髄を、筆者の体験を通じて、毎月第二火曜日12時に発信いたします。

 

【筆者紹介】 特定非営利活動法人日本経営士協会理事長 藤原 久子 氏

 

 北海道札幌市出身、20年間の専業主婦を経て、会計事務所に約4年半勤務。その後平成元年7月に財務の記帳代行業務並びに経理事務員の人材派遣業の会社を設立し、代表取締役として現在に至る。従業員満足・顧客満足・地域貢献企業を目指し、企業の永続的発展を願う。  平成22年には横浜型地域貢献企業の最上位を受賞、続いてグッドバランスの受賞により、新聞、雑誌の掲載をはじめ、ラジオやWebTV(日本の社長100・神奈川県社長t v)に出演したりして、各種メディアで紹介されている。

 

 

 本メルマガで【心で経営】の新シリーズが始まり数か月が経過しました。混濁した世の中を生き抜く術・視点は何処にあるのかを私なりにお伝えする事ができればと願いつつ、企業経営の心髄に論語の精神が重なっている事に気付かされ、渋沢栄一に共鳴し、論語が私の愛読書の一つとなっています。

 中国、戦国時代の思想書「大学」におきましては、治国平天下(ちこくへいてんか:国を治め天下を平和に保つこと)の方が主体でありますが、私の論語への想いは、個人的規範が主体になっています。自らの修養の為に論語を学んでゆくのが最適であると考えたのです。

 何時の時代にあっても、また時代の変化の中でも、いわゆる不倒翁(「おきあがりこぼし」と同意)として行き抜いて、人間の持っていた自らの修養と経験に基づくものが、企業経営をしてゆく上で極めて重要であると確信しています。

 ここでご紹介する渋沢栄一の生涯は『論語』との出会いにあります。「明治維新を作った徳川時代的教養とはどういうものであったでしょうか。徳川時代は、一般的な民においても職字率が非常に高く、当時の世界的水準のトップではなかったかと言われております。『雨夜譚』をみますと、6歳のときに父の市郎右衛門から教育を受けていたとあります。その前の5歳のときから既に文章を読む事を教えられていて、学ぶという基礎を幼児に叩き込まれた渋沢栄一が一番親しんだのは、論語でした。7歳の頃に読み始め亡くなるまで読み続けていた渋沢栄一は、84才から2年余かけて膨大な『論語講義』を遺しました。この点ではまさに不易(ふえき:いつまでも変わらないこと)です。

 

■ 渋沢栄一の論語講義 : 学而第I-III3 ■ 

 

  巧言令色(こうげんれいしょく)には、鮮(すくな)いなか仁

 当メールマガジンにおいては、混濁した世の中を生き抜く術・視点は何処にあるのかを私なりにお伝えする事ができればと願っています。その下で、企業経営の心髄に論語の精神が重なっている事に気付かされ、渋沢栄一に共鳴し、論語が愛読書の一つとなっています。

 中国、戦国時代の思想書「大学」におきましては、治国平天下(治国平天下:国を治め天下を平和に保つ事)の方が主体でありますが、論語は個人的規範が主体になっています。そのことから自らの修養の為に論語を学んでゆくのが最適であると考えたのです。

 何時の時代にあっても、また時代の変化の中でも、いわゆる不倒翁(「起き上がりこぼし」)と同意として行き抜いて、人間の持っていた自らの修養と経験に基づくものが、企業経営をしてゆく上で極めて重要であると確信しています。

 ここでご紹介する渋沢栄一の生涯は『論語』との出会いにあります。「明治維新を作った徳川時代的教養とはどういうものであったか。徳川時代は一般的な民においても職字率が非常に高く、当時の世界的水準ではトップではなかったかと言われております。

 『雨夜譚』をみますと、6歳のときに父の市郎右衛門から教育を受けていたとあります。その前の5歳のときから既に文章を読む教養を教えられていて、学ぶという一番基礎を幼児に叩き込まれた渋沢栄一が一番親しんだのは、論語でした。7歳の頃に読み始め亡くなるまで読み続けていた渋沢栄一は、84才から2年余かけて膨大な『論語講義』を遺しました。この点ではまさに不易(ふえき:いつまでも変わらないこと)です。

 

■学而第I-III3  巧言令色(こうげんれいしょく)には、鮮(すくな)いなか仁

 子曰く、巧言令色(こうげんれいしょく)には、鮮(すくな)いなか仁

【口語訳】

 子曰く、猫撫で声でお世辞笑いする人間に、最高道徳の仁はもとめられない。

 

【解説に出てくるキーワード】

 「仁」は孔子の思想のキーワードになり、孟子の思想のキーワードは「義」になります。この二つを合わせたものが「仁義」であります。それでは「仁」とはどういう状態をいうのでしょう。解説者の山本七平さんによれば、孔子はそのことを具体的に言っていないとしながら、その人の行為が仁にどれだけ近いかということで、西郷隆盛の例を挙げています。

 西郷隆盛が渋沢栄一邸に乗り込んで、制度の見直しを迫ったエピソードを、自署の『青淵回顧録』で次のように述べています。

 「大蔵省では相馬藩「仁」の興国安民法を廃止しようという意見であるそうだが、この法は二宮尊徳以来の藩是で至極適切な制度であると思う。せっかくの良法が廃藩置県の実施によって廃絶せしめられるのは惜しいから、何とか存続できるようにしていただきたい」又、「今日の時勢は相馬一藩における興国安民法の存廃を顧慮するよりもさらに一歩を進めて国家の為に興国安民法を構ずるのが、いっそう急務であると信じます」

 あたかも政府を双肩に担われ國政料理の大任に当たっておられる貴方が、一小局部の相馬藩の為に遺法を存続されようと奔走せられるが、一国の公国安民法をお認めくださらないで一藩の為に心を労せられるのは、本末転倒の甚だしきものでその意を得ぬように考えられます」と無遠慮に申しあげた。

 「成る程、聞いてみると君の意見も尤ものように思うが、ただし儂(わし)は今日は君にものを頼みにきたので、議論を聞きに来たのではない。兎も角よく考えてできるならばなるべく都合よくしてくれるように頼む」と莞爾(かんじ)として笑われ、別に私の無礼を咎(とが)めずに帰られたが、その寛仁大度は実に敬服の至りであって・・・とありました。

 

                参考文献 論語と渋沢栄一 プレジデント社

 上述から、理路整然とした考えの下、寛容の精神で何事にもあたること、人々の間で愛情と尊敬を守るために、他人を愛し、時には憎む場合でも全てのひとに開かれた人となって、いつでも慈しみ深く、まずは、他人の意見を真摯に受け止めることと同時に自らを省みる重要性についても学んだ一項であります。

 経営士・コンサルタントにおいても基本となる人間性のうえに学術的に研鑚を重ね、社会人として必要とされる人間性を磨いてゆきたいと、年頭に当たり心新たに致した次第です。

 

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【話材】 昨日01/19のつぶやき お宅の消火器は期限切れになっていませんか?

2023-01-20 07:22:01 | ブログでつぶやき

 

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【話材】 昨日01/18のつぶやき 渋沢論語に学ぶ経営 子曰く、 君子不器 実践編

2023-01-19 04:49:31 | ブログでつぶやき

 

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