太極といわれる陰陽を併せ呑んだものをボールという「場」と考えて、そこの性質を白と黒の色で表された陰と陽という概念がお互いに影響しあいながらそのシェアする部分(場)をせめぎあっている、あるいはお互いに補足しあっていると考えるのが東洋的な物事のあり方です。
西洋的には例えばAというスイッチとBというスイッチは別のものと考えます。東洋的には、二つのスイッチを固定して考えずに、かぎりなくBに近いAの結果とか、その反対とか、真ん中へんとか、ある理想の状態を追求した場合、「そのよろしきところを得ている状態」を探ることにこだわります。
そこで東洋の古典によくでてくる「中庸」という概念ができます。多くの方が中庸を凡庸とか優柔不断的なイメージで捉えていますが、本当の中庸の意味は、「その宜(よろ)しきところを得ている」という状態です。このいみは、激しく強くあるべきときにはそのように、逆に控えめにやわらかくいるべきときはそのように処すということを伝えています。
世の中の森羅万象は単純化して太極というボールに現れる白と黒の色のバランスで陰陽のバランスとして観ることができます。
今度はこの森羅万象は全て何らかのつながりというか影響のしあいがあると考えるために、易経を創った古の聖人たちは、陰陽に天人地の概念をかけて、乾(けん 天の意味)、兌(だ 澤)、離(り 火)、震(しん 雷)、巽(そん 風)、坎(かん 水)、艮(ごん 山)、坤(こん 地)の八卦(はっかとよみます)を示し、自然界の八つの特性を表しました。これを二乗して8掛ける8で64種類の卦で、世の中の全てのことを現すとしたのです。易経の64卦は一種の曼陀羅と同じです。お互いに影響しあっている3次元の世界の曼陀羅です。
Japanese Acupuncture
西洋的には例えばAというスイッチとBというスイッチは別のものと考えます。東洋的には、二つのスイッチを固定して考えずに、かぎりなくBに近いAの結果とか、その反対とか、真ん中へんとか、ある理想の状態を追求した場合、「そのよろしきところを得ている状態」を探ることにこだわります。
そこで東洋の古典によくでてくる「中庸」という概念ができます。多くの方が中庸を凡庸とか優柔不断的なイメージで捉えていますが、本当の中庸の意味は、「その宜(よろ)しきところを得ている」という状態です。このいみは、激しく強くあるべきときにはそのように、逆に控えめにやわらかくいるべきときはそのように処すということを伝えています。
世の中の森羅万象は単純化して太極というボールに現れる白と黒の色のバランスで陰陽のバランスとして観ることができます。
今度はこの森羅万象は全て何らかのつながりというか影響のしあいがあると考えるために、易経を創った古の聖人たちは、陰陽に天人地の概念をかけて、乾(けん 天の意味)、兌(だ 澤)、離(り 火)、震(しん 雷)、巽(そん 風)、坎(かん 水)、艮(ごん 山)、坤(こん 地)の八卦(はっかとよみます)を示し、自然界の八つの特性を表しました。これを二乗して8掛ける8で64種類の卦で、世の中の全てのことを現すとしたのです。易経の64卦は一種の曼陀羅と同じです。お互いに影響しあっている3次元の世界の曼陀羅です。
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