けい先生のつぼにくる話

はりきゅう漢方の先生が教えてくれる健康に関する話
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抑肝散加陳皮半夏(よっかんさんかちんぴはんげ)イライラ、肩首のコリ、腰痛、不眠。。。。

2011-12-17 07:45:47 | 東洋医学全般
この漢方方剤は、何事も徹底的にやり遂げなければ気がすまない正確の方に会った処方です。以前にご照会した柴胡剤系列の漢方方剤です。

人はしっかり計画を立てても、その計画がしっかりしているほど、やり遂げることができないものです。このタイプの人はそのやり遂げられない自分にいつも腹をたてています。

それが高じて、他人のやっている事や言葉にいちいちイライラするようになっている事もあるでしょう。

そのような時、抑肝散加陳皮半夏(よっかんさんかちんぴはんげ)の出番です。
神経が尖ってしまって、結果的の起きる、腰痛、手足や首の筋肉の引きつり痛み、不眠、夢見が多くてちゃんと眠れていない、肋間神経痛、イライラした後の動悸、半身不随の方で寝られなくなっている方などに奏功します。

先日この方剤をたくさん作りましたので、毒見と称してお茶代わりにこの抑肝散加陳皮半夏を飲んでいます。
よく眠れるし、こどもがバカなことをしても暴れないお父さんでいられます。
円満漢方薬です。
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