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一膳の毒入りカツカレー
昨日は、Tanforanショッピングモールに映画を見に行きました。
私は時々、Early Bird Show を狙って観に行きます。ご存知の方も多いと思いますが、こちらはどれでも朝一番に上映される映画はスペシャルプライスになります。
一般的に$12.50 する映画が朝一ですと$7.75となります。
朝一といっても10時から11時ごろに始まるのです。
本日はマットデイモンのThe Martianを観に行きました。2時間の大作でしたが、大変楽しむことができました。
https://www.youtube.com/watch?v=ej3ioOneTy8
大変よい映画であったのですが、一部チャイナマネーによる策略と思われる強引な場面がありました。
それは、火星で遭難しているマットデイモンを救助するための宇宙ステーションに救援物資を最短時間で送るための技術がアメリカでは遅れており、そこを宇宙開発のリーダーである?共産中国が友好的に助けるという場面がありました。その場面自体の挿入も、かなり無理がありました。
いってみれば、バレエのコンクールで、バカな親ができの悪い娘を金にモノを言わせて無理やり出演させているような違和感です。
映画では、結果的にNASAはこの援助を受け入れて暗に米中友好をアピールしているようなのですが、映画作成者が資本を投下した中国側には一見満足させているようで、意味の分かる人、ある一定年代以上の鑑賞者には、実はハリウッドのスタッフは中国の強引な場面挿入を決してよく思っていないことが微妙にうまく表現されておりました。
はじめ、私の共産中国アレルギーからきている思い過ごしかなと思いましたが、この友好計画のプロジェクト名を聞いて確信にいたりました。
場面の中で、中国宇宙局の職員が、よく見るともっさりした局長(これは香港の俳優さんEddy Ko)と妙にキレイに見えるが必要以上に気が強そうで、どこか垢ぬけない化粧の中国女性が、「我々偉大な中国が開発した「Taiyangsheng project」で米国に恩を売っておきましょう。」という会話があり、その後何度かこの「Taiyangsheng project」という表現がNASAでも使われます。
現在では、独裁者、人民の大量虐殺者、婦女子に大変な無礼を働いてきたことが証明されている毛沢東は、特に1950-1970年頃は神とあがめられていました。
このころに人民は、毎日毛沢東崇拝踊りが義務付けられておりました。
とくに、祖国建設のために間違って帰国をしてしまった華僑たちは、スパイの汚名を着せられ、共産中国に忠誠を誓うために、毎日数百回もこの踊りを強いられました。
このお話は、田中角栄が日中国交を回復した時期に、命からがら日本に戻ってきた、帰国華僑たちから直に何度も聞かされてきた実話です。
さて、なぜ「Taiyangsheng project」で意味が分かったのか。それではこの動画を観てみましょう。
https://www.youtube.com/watch?v=RslJ249O_bA
このスカッとした感じの人民服の兄さんが、歌う一行目で、東方紅 太阳昇(太陽昇)と出てきますね。この太陽昇がTai Yang Shengなのです。特に文化大革命で毛沢東の策略でひどい目に合った方々や、独裁偽善中国の裏を知る世代の人がこのくだりを観ると、意味合いが全く違ってきます。太陽昇イコール毛沢東ということなのです。
しかし、すごいですね、共産国の個人崇拝の踊り。
https://www.youtube.com/watch?v=QtG3bN04WUc
そしてこの動画です。当時の共産主義者たちはこれらの絵を、素晴らしい、中国は楽土だ、共産国には悪はない!と大真面目に信じていたのです。
「Taiyangsheng」という言葉で、大量虐殺指導者毛沢東を崇拝する、無学劣等感狭量郷下貧農人民の洗脳時代を揶揄しているわけです。
日本にもこんな洗脳された輩が本当にいたわけで、私も日本の大学時代に遭遇したことがあります。
大学時代は、貿易会社でのアルバイトの関係で、中国を何度か訪れて、泥棒もみましたし、都市部にもハエがたくさん飛んでおりました。(当時は中国には泥棒もハエもいないとまことしやかに言われていたのです!?)
たまたま、群馬県から来たこれから中国貿易を始めたいという社長さんと同席したことがあるのですが、そのときにハエと泥棒の話をしたら、烈火のごとく怒りだして、「君!そんなことはあり得ないんだ!なんて失礼なんだ!」と怒られました。「いや、でも私実際に見たし。。」というと「バカモノ!」とつかみかかられてしまったことがあります。
ああいう発狂日中友好共産主義者が日本をだめにしてきたんだと思います。
というわけで「Taiyangsheng project」ときいて、大笑いをしてしまいました。
太陽昇、、Rising sun、一見よいことのように思えますし、若い世代の共産中国人や投資者にはその含意がわからないことを知ったうえでの、場面挿入だということがわかります。
内情を知ってこの映画の場面を見ると、これは驕れる勘違い成金中国に対する、ハリウッドのせめてもの逆襲だと感じました。
同時に、人のふんどしで相撲を取って成金になった中国の経済の破たんは近いと感じ取ったのはわたくしだけでしょうか。。。
主人公が救出されて世界中が喜びに沸く場面では、中国が映るところでは一瞬で切られておりました。ここにも、逆襲のにおいを感じました。