今日のおやつはこれ!
森永のあんこと切り餅です。
これに、缶一杯半の水を足して、塩を一つまみ入れて熱しました。
餅は電子レンジで30秒くらいかな。。
最近、無性に甘いものが食べたくて。。チョコやアイスなどをバクバク食べていました。
今日は、絶対にお汁粉を食べたいと思って作ってみたのです。
甘くてよろしい。大満足でありました。
東洋医学的には、甘みを欲するのは「脾虚証」だといわれます。
いわゆる五臓というのは、肝、心、脾、肺、腎を指します。以前も申し上げておりますが、これらの臓器は西洋医学でいう、肝臓、心臓、脾臓、肺臓、腎臓と同じではありません。そのいみで、あえて臓の字を付けずに、肝心脾肺腎と表現されています。
東洋医学でいう、五臓は、それぞれの臓器に連なっている経絡の流れと、精神作用、そして酸味、苦味、甘味、辛味、鹹味(しょっぱい)などが含まれて成り立っています。
例えば肝と其の経絡肝経(正確には足の厥陰肝経)は精神的には「怒気」と関連があり、経絡を通る気の流れは、足の親指から上昇し、膝の内側、生殖器の一部、腰を通って、肝臓のある右側の位置と胆のうを纏って、其の対象になる左側も通って、胸の中心の両側を上昇し、目の後ろで終ります。その一部は頭頂部で終ります。
肝の経絡に問題が起こると、怒りが多くなったり、この経絡が通っている流れのどこかの組織や臓器に問題が生じます。肝の気が虚して、「肝虚証」になると、イライラして、肝機能が落ちてきたり、経絡の通る箇所の弱りが出たり、目が疲れて赤くなったりします。逆に目を使いすぎると、肝虚証になったりいたします。こういう時にはすっぱいものを欲して、それを食すると治ってきたりすることもあります。
さて、甘味との絡みがあるのは、「脾虚証」です。脾臓は西洋医学的には、120日ほどの寿命の赤血球を破壊して体内に取り込んだりする臓器です。しかし、東洋医学では、研究作業などで頭を使って考えすぎたり、芸術や習い事で常に何かを考えていたりすると起ります。そして脾は消化器系のコントロールタワーでもあり、胃腸と働きとも関係があります。また、損傷した部位の再生の力や、鍛えている体の部位を強靭にしたりする働きなどもあります。
私の「異常に甘いものが欲しい。」という状態は、脾虚証から来ていると判断いたしました。
いつもいろいろなことを考えている。
漢方医学の診断、コロナの死亡率はでっち上げだということのわかりやすい説明の仕方、武術と身体操作と鍼灸臨床の関連などを考え続けている。
武術のひとり稽古を長時間行って、インナーマッスルと骨格を使った合理的な身体操作の研究と実践で頭と体を常に使っている。
これだけでも十分に脾虚証を起こす生活を続けておりました。理詰めで考えすぎていたのですね。
さらに考察すると、最近キンドルで日本の漫画と小説にハマっていて、やたらと眼を使っています。
これは、先に述べた、「肝虚証」やその反対の「肝実」という状態を引き起こしやすくしています。
ここで、東洋医学や東洋哲学でいる五行という考えがでてきます。
五行の木火土金水(もっかどこんすい)に当てはまるのが肝心脾肺腎で、肝と脾は木と土の関係となります。
これは、木克土という関係を起こしやすく、眼を使って木(肝)に変動を起こすと、その行き過ぎた流れが、土(脾)へいって、脾をいじめることになってしまい、結果的に脾虚証を引き起こすと解釈できます。
そうすると私が現在「異常に甘いものを欲している。」という状態が理解できます。
このように東洋医学は、漢方医学も鍼灸医学も、東洋哲学の概念を無視できないものがあります。
「このような観念的なものが本当に臨床に使えるのだろうか?」という疑問を呈する方々も多くいます。
しかし、何千年にもわたって、東洋医学が消失することなく、陰陽と五行の概念を取り入れた脈診、腹診、舌診も今日まで行われているということは、それだけの価値があるからだと確信しております。
もちろん、これだけでは現代の西洋医学の知識の豊富な患者さんや、その担当医師たちとのコミュニケーションが図れないので、特に日本の東洋医学校でも国家試験でも西洋医学の解剖学、生理学、病理学をも徹底的の教わります。
その内容は、米国の鍼灸漢方の東洋医学校(米国では大学院扱い)のそれよりも、深く詳細を学ばされています。(そういう意味では最初に日本で学んでおいてよかったと思います。)
ちなみに、私の現在の状況では「帰脾湯(きひとう)」という漢方薬の症状なので、これを飲み始めました。
これを飲むと、頭の中でごちゃごちゃ考えることがぐっと減りますので、気も落ち着きますし、よく眠れます。
本日水曜日は定休日だったので、帰脾湯を飲む、甘いものを食べる、昼寝する、ガレージにこもって立禅に近い一人稽古をする、昼寝する、甘いものを食べる、帰脾湯を飲む、、の繰り返しでした。
ぐーたら休日は実に愉快だ。。。
新型コロナウィルスでは死にません。
マスクが体を壊します。
どっしりと構えておりましょう。
大丈夫、だいじょうぶ。。
漢方アメリカOnline
http://www.kanpouamerica.com/
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