けい先生のつぼにくる話

はりきゅう漢方の先生が教えてくれる健康に関する話
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腹圧について  鼻をかむことと排便

2008-07-06 00:31:16 | 東洋医学全般
腹圧(ふくあつ)は人体のバランスをとるのに欠かせない圧力です。
ここで言う腹圧は、日常生活の中で意識的に使える物をさしています。

今日は排便を助ける腹圧の使い方です。

排便の際に、鼻をかんでみましょう。ちょうどいい腹圧がかかって排便を助けます。
このとき、洋式便器の方が、和式のそれよりも腹圧のかかる効率がよいようです。

やってみてください。。。スルッとでますから。。。

日本伝統鍼灸漢方

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再び 頭寒足熱(ずかんそくねつ) について

2008-07-05 03:33:41 | 東洋医学全般
先週、ある企業に招かれて、「東洋医学と自分でできる健康法」についてお話をさせていただく機会がありました。そこは大きくてきれいなオフィスビルディングで、まさに大企業という感じが致しました。しかし、オフィスの内部が寒すぎるのです。
もちろんこの会社だけではないのですが、特にアメリカのオフィスは日本人にとっては寒すぎる傾向があります。これはたぶん皮下脂肪の質がちがう米人に合わせた温度調整が関係するのかもしれません。

日本人社会で「頭寒足熱(ずかんそくねつ)」という言葉を聞いたことがありますか?とききますと、40代以上は知っていて、30代以下は「知らない」とお答えになる方が多いようです。
「頭寒足熱」は読んで字のごとくですが、要は下半身が温かくしっかりしていて、上半身はそんなに熱くなくてすっきりしている感じ。という意味合いです。

しかし、冷房設備で足腰が冷えて、ストレスで頭や目を使いすぎていると、この状態が逆になります。業界では「上実下虚(じょうじつかきょ)」と表現します。

足腰が冷えてしっかりしなくなって、首や肩がしっかりとこってしまった状態です。

東洋医学的に物を考える場合、基本になるのは東洋哲学である易経の考え方です。
易経を易占という占いとしてだけ考えていると、全く見えてこないのですが、易経の基本である「易(えき)」刻々と変化する事象を読む。「不易(ふえき)」常に変化しているものの中に見出す不変の道理、法則を読む。そして「簡易(かんえき、易簡とかかれている書物もあります)」物事をシンプルに観ることによって全体を読み取る。これらが三大基本原則です。また、気をつけてみると、診る、見る、観るのそれぞれが別のニュアンスを持っています。

人体も簡易の考え方で診ると、上下もしくは上中下とシンプルに診ることによって、簡単で効果的な治療法、予防法が見つかることが多いものです。

頭寒足熱(ずかんそくねつ)イコール健康体であります。ときどき足湯などをして、構えてご自分のからだを可愛がってあげましょう。

日本伝統鍼灸漢方


この写真もシャスタの町外れ、Gayserの源泉の近くに咲いていた花です。

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ふたたび 足湯   とにかくやってみてくださいね!

2008-07-04 16:04:47 | 東洋医学全般
また、足湯のお話を致しましょう。
大きめのバケツ、アメリカなら洗濯用の洗剤が入っているバケツが大きくて適当です。これと椅子をバスタブに運び込みます。

バケツをシャワーの下の大きな蛇口の下に置き、お湯を入れます。ご自分は椅子に腰掛けて、両足をバケツのお湯に浸けこんで温めます。これだけです。

ちょうどよい温度のお湯に両足を浸けていると、とても気持ちのよいものです。
その日によって、5分でからだが温まってしまう日もありますし、15分経ってもまだ足りない日があります。臨機応変にお湯をたして、雑誌でも読みながら、快適な足湯タイムをすごしましょう。寝る前に行うと大変よく眠れます。

これは、頭寒足熱を足を温めることによって作り出す方法です。この方法は長時間の腰湯や、全身浴よりも威力があります。
多くの方、特に慢性の膝痛や腰痛が治らない型の中に、知らずに毎日長時間のお風呂に入っていた方がいらっしゃいます。

これは、もちろんたまに温泉療法などをするのはよいことなのですが、常に長風呂をしていると、からだを温めすぎることとなり、結果的にからだの中に「温めすぎたから冷やせ」という命令が出て、逆に冷やすことになってしまうのです。

足湯ですと、からだの一部分の温めのために、この「冷やせ」指令が出ないようで、いつまでもからだの芯が温かです。
足湯をしますと、ふくらはぎから足にかけてがきれいな桜色に染まって、気持ちよくなります。是非試してみてください。

大きなオフィスで働いている方は、冷房のために床から冷えが上って、夏の冷え症を起こしている方が多いものです。しっかりと温めましょう。

日本伝統鍼灸漢方

写真はシャスタの町外れ、Gayserの源泉の近くに咲いていた花です。




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