今回は福岡の中村調理師専門学校の校長先生の紹介を通して、サクラダファミリアに行って、”違いのわかる男”彫刻家、外尾悦郎さんに会って来ました。

外尾さんは僕と同じ福岡県出身で・・・福岡のそして日本の誇りのような方です。

やばかったよな～～～今回はかなりいい影響受けました！！短いバカンスだったけど大満足！！
外尾さんとたくさんいろんなお話をさせていただきました。

素直に僕もガウディに弟子入りしたい！！というか外尾悦郎さんと言う一人の九州男児に男して頭が上がりません。
　　
（ガウディさんが亡くなった時の顔の彫刻を説明してくれました！！
とても優しい顔をしていました・・・）

なんか新しい自分の道が見つかったような、と言うか自分の道が間違ってないなと、後を押しをしてもらったような気分にもなりました！！
（サクラダファミリア工事中の最上階を案内していただきました）

彼のガウディの理解力はこれからの世の中に絶対大事なことだと思い、心の底より、僕自身もっとガウディの事を勉強したいな、外尾悦郎さんと言う人をもっと知りたいなと思いました。

そしていろんなものを再発見して行きたいなと思いました。

外尾さんは、ガウディは創造なんてもうできない、いつも見つかる創造は実は再発見だそうで・・・それを、創造だ！として言うか、もしくは謙虚になにも言わずにやるかどちらかなのだと言う風に言われていました。

そしてガウディは謙虚な人だったそうです。

そうそう、ガウディの創造は実は全て自然の中から来ていることが多いと言ってました。ガウディは自然をものすごく理解していたようです。

その理由はガウディが観察力のある男だったそうで・・・子供の頃はリウマチで歩けない少年だったので、いつも庭の虫、植物などを観察していたようです。
そのお陰で力がついたんのではないでしょうか？

ちなみにご存知のように僕の料理もそうですと言うか考えは同じです！！
なにも新しいものはありません、新しい組み合わせなんてなにもありません、ただちゃんと自然を理解して、その季節の旬のものを旬のものと組み合わせて、素材の味を引き出してあげて、人を驚かしてやろうと言う気持ちで料理を考えています！！

僕はいままであることの組み合わせを重視して、それを旨くなるように組み合わせる事を意識しているだけで、そこにそれを作った生産者の気持ち、土地への気持ちを、旨く引き出そうと意識して料理を創っています。たったそれだけです・・・
　　
でも、たったそれだけなのですが、お客には何か新鮮でに見えるようです。
自分自身思う事なのですが、僕は結構古臭い考えを持った料理人だと思います。

外尾さんからは、他にもサクラダファミリアにあるいろんな秘密について話をして頂き、なんか妙に納得！！
（働くイエス様の彫刻だそうです、こういう彫刻はとても珍しいそうで、良くあるのは誕生後か貼り付けされた彫刻だそすです）

そしてガウディが言うには、”意味のないものなんてない、全てのものに意味がある”
だから彼の設計の全てのものには全てに意味があるそうで、ただおいてある飾りなどはないそうです。

一皿の新しいお皿を考えるときも同じです。意味のないものは皿の上に置かない・・・・

今後の人生の指標なんですが、正直ニースにいるからピカソもいいかなと思っていましたが・・・今回のガウディの話を聞いて心が動きました。

いや～なんか夢が広がったよな～～～！！

そして外尾さんから”九州男児頑張ってよ！”

何故か目頭熱くなって・・・涙が”ぽろり”

そんな事いわれりゃ涙でますよね～～～ついつい男泣きしました！！

サクラダファミリアの頂上で昼間から・・・

外尾悦郎さん！！本当に素晴らしい方です。

人と会話しただけで泣いた事なんてありますか？（こんなに感動したのは僕自身初めてです・・・少し動揺してしまいました）

外尾さんは、その国の価値を見つけるのは常に外国人だと言うことも言っていました！！
そして日本人はもっと世界に出て、そして世界に対して、もっとたくさんの発言をしていくべきだともおっしゃっていました・・・僕自身なんかかなり煽られちゃいました！！（笑）

でも僕はものすごくのせられやすいタイプ！！
今はやる気に溢れています。

もう少しいろんなこと勉強して、僕は料理界のガウディ目指します！

そんな自然に敬意を払える、そして謙虚な姿勢で仕事に取り組める人間になりたいと思います。

松嶋啓介止まってるつもりはさらさらなし・・・走り続けます（笑）←謙虚になれよ！！


ま、もちろん知らない人が多いと思いますが、実はガウディはこのサグラダファミリアに関わった人、関わっている人その家族の人達が、幸せになる事を望んでこの仕事を行っていたそうです。

なんとも素晴らしい話です。

そしてこの教会が創られ続けられると言うことは、戦争がなく平和をもたらすと言うことも考えていたそうです。

あまりきれいごとばっかり言えませんが、僕もやはり自分のお店で働くスタッフ、お店のために働いてくれる人、そしてその家族達がうちのお店のお陰で幸せになってくれればと言う風にも思いました！！

僕なんかおっちょこちょいの人間、まだまだやる事は一杯です！
今回のバカンスでは勇気をもらいました・・・これからもぞ～～～