ごっとさんのブログ

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モンテカルロオープン決着

2016-04-18 10:39:45 | テニス
先週からモナコで開催されている、マスターズ(ATP-1000)のモンテカルロオープンがナダルの優勝で決着しました。クレーキングの完全復活といえます。

この大会は錦織が出ていませんので、どこも中継をしないためPC動画をテレビにつないでみていました。この大会の良いところは、早い時間が日本の午後6時で、一番遅くても0時ですので、比較的ゆっくり見られる大会でした。やはりPC動画ですとやや画面が荒く、特にクレーコートですので、ややボールが見にくいという欠点がありましたが、それなりに楽しめました。

それでも昨日の決勝戦だけは、NHKBSが9時半からライブ中継しましたので、きれいな画面でゆっくり見ることができました。

この大会は錦織が出ていないとはいえ、トップ選手がほぼ全員出場していますので、見どころの多い大会でした。ひとつは王者ジョコビッチが昨年も優勝しており、だれか止めることができるのかと、もう一つがクレーキングといわれたナダルが完全に復調したのかという点です。

ところが序盤に大波乱が起きました。ジョコビッチは1回戦免除ですので、2回戦が初戦でしたがなんとチェコの若手にフルセットの末負けてしまったのです。この試合は他の注目選手と重なっており、途中から見ましたが1セットを取られていました。それでも負けるわけはないとみていたのですが、ファイナルセットに入りどうも調子が良くなく、珍しいミスが続きました。そのうち挽回すると思っていたのですが、このままずるずると負けてしまいました。

一方ナダルは好調さを見せつけ、準々決勝ではワウリンカを、準決勝では強敵マレーを破り決勝進出を決めました。このジョコビッチが破れ、漁夫の利を得たのがモンフィスでした。本来準々決勝でジョコビッチのはずが下位選手になり、準決勝もフェデラーのはずが、ツォンガに準々決勝で敗れ、このツォンガを破っての決勝進出となりました。

このナダル-モンフィスの戦いは決勝戦らしい素晴らしい試合となりました。共にいいサーブはあるのですが、ほとんどがストローク戦となりました。長いラリーをどちらが制するのか、1ポイントが重要な展開となりましたが、モンフィスの攻めが決まるかミスになるかで、どうなるのか予想できませんでした。

1セットはぎりぎりでナダルがブレークし7-5で取りました。このままナダルが押していくのかと思いましたが、2セットは逆にモンフィスが踏ん張りやはり7-5で取りタイになりました。ここまで2時間半もかかっており、ややモンフィスに疲れが見えてきました。ファイナルセットはこのモンフィスの鈍った動きにつけ込み、ナダルが一方的に攻め6-0で優勝しました。

この好調ナダルは今日から始まるバルセロナオープン(ATP-500)に出場しますので、2連覇中の錦織の強敵になりそうです。