ごっとさんのブログ

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認知症予防には土曜日も早起き

2019-11-03 10:20:32 | その他
ここ数年は「人生100年」という言葉をよく耳にするようになりました。

高齢化が進みリタイアした後の人生も多様化したことで、長い人生を健康に過ごすことは多くの人の関心事であり課題にもなっています。2019年10月にそうした「人生100年時代」に関して注目のデータが発表されました。

飲料メーカーが、健康寿命延伸への貢献を目指して飲料やサービスを開発する「100年ライフプロジェクト」の一環で行った健康意識調査では、「将来気を付けたい、もしくは予防したい病気」で認知症が1位になったことが分かりました。

2017年には、将来の不安は「ガン」が1位で「認知症」は2位だったのに対し、19年は始めて認知症がガンを抜いたのです。ちなみに3位は免疫力の低下、4位腰痛、5位目の疲れとなっています(2700人の調査)。

多くの人にとって関心事である認知症ですが、このレポートでは健康対策を取れていない理由についても調査しています。

「継続するのに手間(37.1%)」「時間が取れない(36.0%)」などの回答が続き、対策が十分とれていないことが浮き彫りになりました。さらに若い層ほど予防の意識が高く、75%以上の人が無理なく続けられる健康対策を望んでいるという結果も分かりました。

認知症にならないためには、認知症のリスク因子には生活習慣病があり、生活習慣を整えるには「睡眠」がカギとなるようです。

睡眠不足は身体活動の不足や食生活の乱れを生み、それらが間接的に生活環境につながります。生活環境の改善は一見難しいことに思えますが、実はそれを整えるには「土曜日も平日と同じ時間に起きること」だとされています。

平日に休めなかった分を、休日にゆっくり過ごすことで解消したいと「寝だめ」する人がいますが、実は起きる時間を遅くすることで、体内で時差が生じていると認識する「社会的時差ボケ」を生んでいます。

その結果月曜日も調子が悪く、それは水曜日まで影響するなど数日に及びます。これらを解消するには、食事の時間帯や分量、就寝時間などいわゆる「要の習慣」を知り、変えることで意外にあっさりできるようです。

土曜日の朝、いつもと同じ時間に起きることで生活習慣が整い、規則正しい生活をすることでができます。そうすることで認知症の不安を減らすことができるとしています。

私はこの説には全く反対で、認知症と生活習慣の関連があるのか疑わしいです。また規則正しい生活が良いというのは、都市伝説ではないかと思っています。

酷い生活習慣をしていても健康な人もいるし、規則正しい人でも認知症になったりする多様性が人にはあるような気がします。ただ健康は睡眠(寝だめしても)と食事(不規則でも)が重要という点は、私も同意できるところです。