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健康診断のチェック方法 続

2016-12-11 10:37:47 | 健康・医療
前回健康診断については、会社に勤務中は定期健診と特殊検診という2種類の健康診断を受けていることを書きました。

退職してからは、住んでいる市が補助している健康診断が、自己負担500円で受けられますので、これを受診しています。

前回はこういった健康診断の値は、正常値というのが決められていますが、本来個々の人で健康な時の値というのは決まっているので、必ずしも正常値にこだわる必要はないとしました。それよりも値が悪い方に動いたときに注意すべきで、そういう点では継続的な検査が必要となるわけです。

私も若干気にしているのが血圧です。若いころからつい最近まで、私は低血圧で上が100程度しかありませんでした。それが最近は120代の血圧値になり、医師に言ってみたのですが、正常値なので問題ないと相手にしてくれません。血圧もかなり変動があるものですので、単に老化によるものかもしれませんが、あまり気持ちの良いものではありません。

問題の血液検査ですが、肝臓のマーカーはあまりあてになるものではないことまで書きました。比較的臓器の機能を表しているのが、腎臓に関するマーカーです。クレアチニンや尿素態窒素(BUN)などがありますが、こういったものは血液中のいわば老廃物に当たります。本来腎臓でろ過されて、血液中にはあまりたまらないはずの物質量を測定しています。

ですからこの値が正常値より高くなった場合は、腎機能が弱っている可能性があり、さらに尿検査でタンパク質が陽性であれば、腎障害を疑う必要があります。

その他正常値が重要なものに尿酸値があります。尿酸は痛風の原因物質であり、尿酸が結晶化することで、鋭い結晶が神経を刺激して痛みが出るものです。血液検査の尿酸の正常値は、尿酸の飽和溶解濃度というものにかなり近い値となっています。これは医学的な数値ではなく、化学的な数値でこれを上回ると結晶化する可能性はかなり高くなります。

このように血液検査の値は見るのが難しいのですが、その検査値の正確さは現在かなり高いと言えます。しかし問題はこういった値を出すのに、グルコースが邪魔をするのです。検査手順では当然グルコースの影響が出ないように設定されていますが、量が多いと不確実になってしまうのです。

ですから血液検査は食事後数時間で行うようになっていますが、血糖値が高いと色々な項目が正確な値とならないようです。健康診断を忘れて食事を摂った後、検査をすると普段とやや違ってしまう可能性もあります。

このように健康診断は、正しい状態で受ければ、かなり多くの情報が得られる貴重なものでもあります。

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