神戸大学医学部の教授が最近面白い本を出したようです。
私は読んではいないのですが、その紹介記事があり私と一部似た意見でもあり、紹介してみます。ただしこの記事には一部意味の分からない表現があるのですが、私の解釈ではなくそのまま記しますので、適当に判読してください。
糖尿病、高コレステロール血症、高血圧などの病気がありますが、いずれも「生活習慣病」と呼ばれる病気です。
糖尿病には1型と2型があり、1型は重症型の病気で膵臓からインスリンが作られなくなってしまいます。血糖値が上がり、糖分を含んだ尿が盛んに出るので脱水を起こし口が渇きます。これが古典的な糖尿病という「現象」です。
従来糖尿病というのはこのような現象として捉えていました。現在糖尿病の大多数の患者は、重症型の1型ではなく比較的軽症の2型の糖尿病を持っています。糖尿病患者の大多数は全く痛くもかゆくもない、無症状の人たちなのです。
当然血液検査をしないと糖尿病とは認識されません。昔と違って糖尿病という病気は、ほとんどの場合初期は無症状ということになり、現象の捉えなおしが起きたわけです。
同じように、ほとんどの高血圧の人や高コレステロール血症(最近は脂質異常という呼び方もします)の患者も、全く症状を持たない人たちです。血圧を測ったり、血液検査を行ったりして初めて病人だと認識されるのです。
ここで筆者は糖尿病そのものが本当に「実在」する病気かと疑問を投げかけています。全く症状がなくて、血液検査などが異常なだけというのが糖尿病の大多数のパターンです。検査の異常があるということが、本当に病気といえるのでしょうか。
これを病気であると医者は「定義」しましたが、それは恣意的に行われたものです。これが恣意的である証拠に、日本と外国では糖尿病の診断基準が異なるということがあります。日本では糖尿病の診断基準にヘモグロビンA1Cという数値を使用しますが、アメリカでは診断に用いていません。
そこで筆者は糖尿病という病気は存在せず、現象として認識されているにすぎないとしています。同様に高血圧、高コレステロール血症なども、皆症状がないのに病気だと恣意的に決めつけられていますが、その扱いや診断基準も各国さまざまです。
この考え方をガンにも広げ、無症状でもガン細胞が確認されることがガンという病気だと認識されているとしています。
この筆者の意図が若干分からないのですが、どうも現在の病気と診断されたら、直ちに治療を行うという医療現場の方針を批判しているようです。私はこのブログにも書いているように、高齢者であれば症状もないのに検査を受けること自体止めた方が良いという意見です。
こういったこの筆者のような意見が、現場の医師から出てきたというのは、歓迎すべき兆候かもしれません。
私は読んではいないのですが、その紹介記事があり私と一部似た意見でもあり、紹介してみます。ただしこの記事には一部意味の分からない表現があるのですが、私の解釈ではなくそのまま記しますので、適当に判読してください。
糖尿病、高コレステロール血症、高血圧などの病気がありますが、いずれも「生活習慣病」と呼ばれる病気です。
糖尿病には1型と2型があり、1型は重症型の病気で膵臓からインスリンが作られなくなってしまいます。血糖値が上がり、糖分を含んだ尿が盛んに出るので脱水を起こし口が渇きます。これが古典的な糖尿病という「現象」です。
従来糖尿病というのはこのような現象として捉えていました。現在糖尿病の大多数の患者は、重症型の1型ではなく比較的軽症の2型の糖尿病を持っています。糖尿病患者の大多数は全く痛くもかゆくもない、無症状の人たちなのです。
当然血液検査をしないと糖尿病とは認識されません。昔と違って糖尿病という病気は、ほとんどの場合初期は無症状ということになり、現象の捉えなおしが起きたわけです。
同じように、ほとんどの高血圧の人や高コレステロール血症(最近は脂質異常という呼び方もします)の患者も、全く症状を持たない人たちです。血圧を測ったり、血液検査を行ったりして初めて病人だと認識されるのです。
ここで筆者は糖尿病そのものが本当に「実在」する病気かと疑問を投げかけています。全く症状がなくて、血液検査などが異常なだけというのが糖尿病の大多数のパターンです。検査の異常があるということが、本当に病気といえるのでしょうか。
これを病気であると医者は「定義」しましたが、それは恣意的に行われたものです。これが恣意的である証拠に、日本と外国では糖尿病の診断基準が異なるということがあります。日本では糖尿病の診断基準にヘモグロビンA1Cという数値を使用しますが、アメリカでは診断に用いていません。
そこで筆者は糖尿病という病気は存在せず、現象として認識されているにすぎないとしています。同様に高血圧、高コレステロール血症なども、皆症状がないのに病気だと恣意的に決めつけられていますが、その扱いや診断基準も各国さまざまです。
この考え方をガンにも広げ、無症状でもガン細胞が確認されることがガンという病気だと認識されているとしています。
この筆者の意図が若干分からないのですが、どうも現在の病気と診断されたら、直ちに治療を行うという医療現場の方針を批判しているようです。私はこのブログにも書いているように、高齢者であれば症状もないのに検査を受けること自体止めた方が良いという意見です。
こういったこの筆者のような意見が、現場の医師から出てきたというのは、歓迎すべき兆候かもしれません。
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