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我が家のヤブに萩の花が咲いているのを見つけました。暦の上では昨日が立秋だったのですね。
まだまだ暑い日が続きますが、自然は秋近しを告げているようで何がなしホッとひと息つきました。
立秋とは夏至と秋分の中間で、季節が夏から秋へ移り変わり始める日という意味で使われます。
その積りで空を見上げてみると、今までの夏空と違って雲が薄く水平方向に広がる秋の空に変わって
きたような…。
かくのみに ありけるものを 萩の花 咲きてありやと 問いし君はも -万葉集よりー
天平3年(731年)7月25日、大伴旅人が亡くなった時に旅人に仕えていた余明軍が、その死を悼んで
詠んだ万葉和歌。≪このように今年の萩を見ることなく亡くなる運命にありましたのに、もう萩の花は
咲いているだろうかとお尋ねになった貴方でした≫の意。
8月は慰霊の月。広島に長崎に、そして戦争終結の日に、犠牲になられた数多の人々に想いを寄せ
心より哀悼の祈りを捧げたいと思います。
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