早朝NHKラジオに『今日は何の日』という時間がありますが
今日2月19日が、楼蘭砂漠で美女ミイラが発掘された日と初めて知りました。
1980年に放送された『シルクロード』および井上靖の小説『楼蘭』に憧れて
是非ともホンモノの楼蘭美女を観たいと
シルクロード奥地のウルムチまで旅をしたのは、2004年4月末のことでした。
上海からウルムチまでは新疆航空機で
赤い岩山や広大な砂漠を眼下に観ながら5時間の飛行でした。
新疆ウルムチ博物館に眠る楼蘭美女に対面したのは
旅行3日目の4月27日
発掘当時は白かった肌は外気に触れた為、茶褐色に変色していましたが
3.800年前に生きた美女の面差しは残っており
麻を編んだ布を着て駱駝革の沓を履き、頭に鳥の羽飾りをつけた
推定年齢40歳、身長155cmの高貴な女性という説明文を読みながら
はるばるウルムチまで訪ねて来て、20年越しの願望を叶えた感激に胸が震えました。
楼蘭砂漠からは数多くの老若男女ミイラが発掘されており
それらが並ぶ異様な光景に圧倒された思い出があります。
ポルトガルの教会で観た修道士たちの頭蓋骨と
双璧を成す異文化体験でした。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます