トレンツ・リャド原画展
スペインが生んだ印象派の画家トレンツ・リャドの原画展が、初めて札幌で開催されているので
コロナ禍ではありますが、こっそり観に行ってきました。
会期は28日~31日の4日間のみで、入場制限のため事前予約し、密を避けての鑑賞でした。
如何にも南欧の陽光と陰影のコントラストが感じられる、素適な作品ばかりでした。
いつも画集で観ている版画やリトグラフも優美で魅力的ですが
絵筆の跡も激しい『ATARDCER EN LA ALHAMBRA アルハンブラの日没』の原画は、只ならぬ美しさで
暫く絵画の前から離れられませんでした。やっぱりホンモノのパワーは違いますねぇ~。
会場には20数点の絵画が展示されており、心ゆくまでトレンツ・リャドの世界に浸ることが出来ました。
スペインの画家と言うと先ずピカソやミロでしょうが、こんな優美な画風の印象派画家が居たことを
忘れてはいけませんよね。リャドが47歳で永眠して今年は25年目
こんな時だからこそ‥のリャド展に感謝した雨上がりの午後でした。
ド素人の私にとりましては、ほんと!漠然とした気分で
絵を観ること好きですが一言に印象派といわれましても画家の視点からみますと違うものなんですね。
言葉に表現できないような独特の美しさを思います。
現物をみましたらさぞやそぞや素晴らしく
印象深かった事でしょうね。
心洗われるお気持ちになりましたでしょうか?
何ごとにも言えるでしょうが、矢張り本物にはパワーがありますよね。
シルクスクリーンやリトグラフには見られない、絵の具のボリューム感、激しい筆致の跡、構図の美しさ、
光と影のコントラストなどに圧倒されました。札幌展の後は広島など幾つかの街で開催されるようです。
ネット検索すると多くの作品が観られますが、機会がありましたら是非是非ナマをご覧くださいね。
モネやルノアールにも似た優美な印象派の画家で、何とも豊かな情感に浸れましたぁ~