足利事件の菅家さんの保釈を喜ぶ

　栃木県の足利市で１７年半前に保育園の女児が殺害された事件で、逮捕され、無期懲役が確定しながらも「無罪を主張」していた菅家さんが、東京高裁の裁判を経ない前に「保釈」されました。

　理由は、女児と菅家の「ＤＮＡ鑑定が不一致」だったということです。

当時の「ＤＮＡ鑑定」は８００人に１人という科学的にも不十分なものでしたが、科学の進歩で覆ったものです。

　物証もなく、ＤＮＡ鑑定と自白だけの証拠で、当時からＤＮＡ鑑定の信用性が争点にされました。

　管家さんは、一度は「自白」されましたが、そのご「無罪」を主張。
当時の警察の取り調べが長時間に及び強引だったことが明らかになりました。

　密室での取り調べは「えん罪」をうみやすく、改善が叫ばれ、取り調べのすべてを「可視化」（録音・録画すること）が外国の多くで実施されています。
しかし、警察は、「取り調べの過程すべてを録音・録画すれば、事件の真相解明を困難にし、捜査活動に支障をきたす」とかたくなに拒否しています。

　警察が、「可視化」をしてこなかったから、自白による多くの「えん罪」をつくり出してきたのではないでしょうか。

　「裁判員制度」がはじまりました、一般市民が「えん罪」に荷担することのないように、取り調べ期間のすべてを、録音・録画することを強く求めます。　

「恋人の聖地」波戸岬

　呼子に用事があったので、波戸岬まで足を伸ばしました。

　穏やかな天気につつまれて、柳川からのお客さんや県少年自然の家に泊まって、波戸岬まで歩いている中学生を見かけました。

　波戸岬は「はーど（ハート）岬」にちなんで、「愛」を「包む」オブジェが海中展望所の近くに置かれています。