電気事業連合会は、プルサーマル計画導入の見直しを発表しました。
先行している3電力会社はそのままにして、後発の電力会社は「実施計画すらたたない」といっているのです。
続いて政府は、プルサーマル導入に伴う「交付金」(総額50億円)を中止するとも発表しました。
これらは、国が進める「プルサーマル計画」が破綻したことを自ら認めるものであります。
中部電力の浜岡原発の1、2号機を廃炉にすると発表しました。
廃炉になれば、大量の放射能をおびた廃棄物の処分が課題となります。
今でも、廃棄物処分場建設には、住民同意が艱難を来している時に「放射能汚染物質」の処分受け入れ地は困難を極めるでしょう。
使用済み核燃料の最終処分地さえ決まっていない中で、それよりも危険が大きいプルトニウムの処分はもっと困難になるでしょう。
玄海原発も廃炉が近間ってきています。玄海原発は、そのまま「原発の墓標」となりかねません。
そういった技術的に未確立な原発は中止すべきです。
百歩譲って、今の原発を維持したとしても、増設・プルサーマル計画は中止すべきです。
それに変わるエネルギーを、本気で取り組まなければならない課題です。
唐津地方は、太陽と強い風と絶えない川があります。それらの自然エネルギーに重点を移した発電を目指すべきではないでしょうか。
ウランといっても、所詮、化石燃料でなくなるのですから。
自然エネルギーを活用した農産物の生産を特徴づけた、唐津発の産業振興を目指したいものです。