昨日は、来年度の当初予算の議案審議でした。
午前10時から午後5時までビッシリ質疑に集中しました。
私は、「国保税の値上げ案」が出ていましたので集中的に質疑しました。
年金が下げられ景気が悪化するなかで、国保税だけでなく、介護保険料、後期高齢者医療保険料の値上げでは、「払いたくても払えない事態になり、医療から排除される」と指摘しました。
値上げで年間増収見込みは「2億3,000万円」ですが、実際の増収見込みは「986万円」となっています。
理由は「昨年93%で見込んでいたものを91%へ引き下げた」というものです。
「払いたくても払えない人が増える」という事態を想定してのことです。
値上げを答申した国保協議会でも「苦渋の判断」といわれる様に家計に響くものです。
国保会計は、年金生活者など低所得者と高齢者が多いことから「構造的な困難」を抱えています。
そこで、一般会計からの繰り入れが5億2,000万円されましたが、あと10億円が累積赤字として残って「焼け石に水」の感があります。
それでも、医療費抑制と徴収率の向上は欠かせません。
「健康づくり」「健康診断」に力を入れるのは当然ですが、「後発医薬品」の使用も注目されています。新薬と効能はほぼ変わらないといわれる「後発医薬品」は1%使用で1,000万円の医療費抑制効果がある(唐津市の場合)といわれています。
市民団体から出された「国民健康保険・介護保険料値上げの中止を求める請願」の説明と質疑を受けました。
私は、「医療抑制にオール唐津」で取り組むことを強調しました。
健康づくりや特定検診が「保健課」と「国保年金課」でやられているのを「教育委員会」「企画政策部」「農林水産部」「商工観光部」など市役所の総力を挙げて取り組まなければ国保の赤字脱出は望めません。
今日は、彼岸の中日ということで例年「彼岸ごもり」と「区」の総会が行われます。
生産組合など各種団体の総会も一緒におこなわれます。