ヴァイオリンの駒は、楓の柾目に決まっています。
チェロも同じですね。
三味線は水牛の角を圧縮して作り上げています。
義太夫三味線の駒は、数種類あるようですが(もしかしたら8種類?)それらは材料が違うのではなく、
重さの違いだそうです。
へグムの遠山(駒)は材料も違い大きさもまちまちです。
まだ、ヴァイオリンの駒を楓以外で作ったことはありませんが、
たぶん、種類を変えると音色も変わるはずではあるのです。
これは私の勝手な思い込みかもしれませんが、
18世紀の半ば以後、ヴァイオリンは独奏楽器というより合奏用に作られてきたような気がします。
18世紀以後、楽団はどんどん大きくなり、いまや市民オーケストラでも100人などという大きさのものもあります。
その中で、ヴァイオリンの数はたぶんセカンドを入れて、50人近い人数になるでしょうね。
ヴァイオリンは、比較的には音が小さいです。
ですから、ジャズなど一緒にやるとヴァイオリンだけがマイクを使わないと成り立ちません。
後の管楽器はとても音が大きく、100人の大きさのオーケストラでもトランペットなどは4人ぐらい、
フルートでさえ4人ぐらいでしょう。
まあ、曲によっては少しは違うのでしょうが。
音のボリュームの比率としてそんな感じなのではないでしょうか。
もちろん、ヴァイオリンの協奏曲などもあります。
だからからかもしれません、より大きくなるヴァイオリンが名器の一角を占めてきたのではないでしょうか。
ともあれ、合奏が主力だとすると、できる限り音の感じはそろっていた方が良いのでしょうね。
17世紀にはヴァイオリンもポプラの裏板や、ウォールナットの裏板のものなども作られていましたが、
18世紀にはいるとすっかりメープルだけになったようです。
たぶん駒もそのころに統一されてきたのではないでしょうか。
擦弦楽器は駒が変わるだけで、相当音色は変わりますから。
二胡もそうですね、
何人かの中国人の演奏家とお会いした時、ピルケースに20近い駒を入れていた人たちも多いです。
確かに湿度などで皮の状態が変わってくると鳴りの良い物を求めて、あれこれ駒を付け替える方も多いです。
プロが持っている楽器ですから、可也状態の鋳物であるはずです。
駒によって音色の事やなりのことを考えるくらいで、
まさか雑音をどのように消すかなどという事は無いと思います
が、
一般的に二胡愛好家の所有する楽器はまずは、健全に鳴らすことのほうが先に立つような気がします。
そういった意味でかなり万能なのが、松節の駒でしょう。
とにかく皆さんの楽器が雑音も出にくく良く鳴るようにと私もいろいろ駒を造ってきましたが。
その中でも彪駒は、何人かの演奏家がこれが一番とおっしゃっていただいています。
が、やはりあるのですね。
ある時お客様が持っておられた駒がとても良い鳴りを出すので、彪駒と比べてみたところ、
鳴りという点ではほぼ互角、
後は音色の好みかもしれません。
松節も黄色の硬い部分と白い部分が水平に積み重なった物が良く、なかなかそれに出会う事がなかったのですが。
そのお客様の持っていたのは、黄色の部分(硬く秋材)がとても厚く、良く振動するようでした。
他社の宣伝になるかもしれませんが、ジェイズドリームという会社?のものだそうです。
もちろん光舜堂にも松節の駒はあります。
しかしあの厚みは、とても良かったと思います。
松節と彪駒はもしかしたら、ヴァイオリンの駒の、楓に相当するようになるかもしれません。
もちろん楽器によってはその他の種類の駒も良く鳴るものがあるとは思いますが。
どの楽器にも合う駒というのは、
松節と彪駒ではないかと思えるのです。
面白いのは、中国産の松節よりむしろ彪駒のほうが雑味があって、中国曲にあうという方が多いようです。
洋楽ならむしろ松節ですね。
ただ、松節も広州の脂松(脂松)が少なくなっているでしょうから、先行きは心配ですね。
そうそうそれから駒は少なくとも1週間は同じものを弾き込んでください。
駒も弾き込みが大切です。
チェロも同じですね。
三味線は水牛の角を圧縮して作り上げています。
義太夫三味線の駒は、数種類あるようですが(もしかしたら8種類?)それらは材料が違うのではなく、
重さの違いだそうです。
へグムの遠山(駒)は材料も違い大きさもまちまちです。
まだ、ヴァイオリンの駒を楓以外で作ったことはありませんが、
たぶん、種類を変えると音色も変わるはずではあるのです。
これは私の勝手な思い込みかもしれませんが、
18世紀の半ば以後、ヴァイオリンは独奏楽器というより合奏用に作られてきたような気がします。
18世紀以後、楽団はどんどん大きくなり、いまや市民オーケストラでも100人などという大きさのものもあります。
その中で、ヴァイオリンの数はたぶんセカンドを入れて、50人近い人数になるでしょうね。
ヴァイオリンは、比較的には音が小さいです。
ですから、ジャズなど一緒にやるとヴァイオリンだけがマイクを使わないと成り立ちません。
後の管楽器はとても音が大きく、100人の大きさのオーケストラでもトランペットなどは4人ぐらい、
フルートでさえ4人ぐらいでしょう。
まあ、曲によっては少しは違うのでしょうが。
音のボリュームの比率としてそんな感じなのではないでしょうか。
もちろん、ヴァイオリンの協奏曲などもあります。
だからからかもしれません、より大きくなるヴァイオリンが名器の一角を占めてきたのではないでしょうか。
ともあれ、合奏が主力だとすると、できる限り音の感じはそろっていた方が良いのでしょうね。
17世紀にはヴァイオリンもポプラの裏板や、ウォールナットの裏板のものなども作られていましたが、
18世紀にはいるとすっかりメープルだけになったようです。
たぶん駒もそのころに統一されてきたのではないでしょうか。
擦弦楽器は駒が変わるだけで、相当音色は変わりますから。
二胡もそうですね、
何人かの中国人の演奏家とお会いした時、ピルケースに20近い駒を入れていた人たちも多いです。
確かに湿度などで皮の状態が変わってくると鳴りの良い物を求めて、あれこれ駒を付け替える方も多いです。
プロが持っている楽器ですから、可也状態の鋳物であるはずです。
駒によって音色の事やなりのことを考えるくらいで、
まさか雑音をどのように消すかなどという事は無いと思います
が、
一般的に二胡愛好家の所有する楽器はまずは、健全に鳴らすことのほうが先に立つような気がします。
そういった意味でかなり万能なのが、松節の駒でしょう。
とにかく皆さんの楽器が雑音も出にくく良く鳴るようにと私もいろいろ駒を造ってきましたが。
その中でも彪駒は、何人かの演奏家がこれが一番とおっしゃっていただいています。
が、やはりあるのですね。
ある時お客様が持っておられた駒がとても良い鳴りを出すので、彪駒と比べてみたところ、
鳴りという点ではほぼ互角、
後は音色の好みかもしれません。
松節も黄色の硬い部分と白い部分が水平に積み重なった物が良く、なかなかそれに出会う事がなかったのですが。
そのお客様の持っていたのは、黄色の部分(硬く秋材)がとても厚く、良く振動するようでした。
他社の宣伝になるかもしれませんが、ジェイズドリームという会社?のものだそうです。
もちろん光舜堂にも松節の駒はあります。
しかしあの厚みは、とても良かったと思います。
松節と彪駒はもしかしたら、ヴァイオリンの駒の、楓に相当するようになるかもしれません。
もちろん楽器によってはその他の種類の駒も良く鳴るものがあるとは思いますが。
どの楽器にも合う駒というのは、
松節と彪駒ではないかと思えるのです。
面白いのは、中国産の松節よりむしろ彪駒のほうが雑味があって、中国曲にあうという方が多いようです。
洋楽ならむしろ松節ですね。
ただ、松節も広州の脂松(脂松)が少なくなっているでしょうから、先行きは心配ですね。
そうそうそれから駒は少なくとも1週間は同じものを弾き込んでください。
駒も弾き込みが大切です。